検索結果

  • 楽園にとらわれて
    完結
    4.0
    リンジーは行方不明の妹ルビーの消息を知るために、妹が秘書として働くアレッシオ・カペーリのオフィスを訪ねる。彼は、やり手の離婚専門弁護士。一方、リンジーは結婚生活の修復を手がけるカウンセラーで、ふたりはメディアで特集されるほど天敵の関係。大富豪のイメージとかけはなれた彼の鍛えぬかれた身体にとまどうリンジーに、アレッシオは冷たくルビーの解雇を言いわたす。それがいやなら秘書の代わりとして、今からカリブ海への出張に同行しろですって…!?
  • 買われた結婚
    完結
    3.5
    有能なキャリアウーマンのサニーは、本社会議に出席するためラスベガスを訪れた。婚約者のデリクも一緒だったが、ギャンブルにのめりこむ彼に失望し、サニーは思わず指輪をつき返してしまう。その時だった、本社の最高経営責任者ブライス・テンプラーが声をかけてきたのは。大富豪でプレイボーイ、マスコミをも騒がす彼に、ディナーに誘われるなんて!?夢のようなもてなしとキスを受け、サニーはブライスに心を許してしまうが、そのすべては仕組まれた罠だった…!
  • 若すぎた一夜
    完結
    -
    令嬢シルビーは過去に犯した過ちを忘れようと、ニューヨークで仕事に打ち込んできた。だが今度の仕事先は故郷イギリス。そこで待っていた男ランこそ、シルビーの「過ち」だった。親族の爵位を継ぎ、年月を経て一層魅力を増したラン。彼女を打ちのめした「あの夜の出来事」を忘れて、一緒に仕事などできるのだろうか?
  • 運命のリフレイン
    完結
    1.0
    セリーナはひと月前、逃げるようにシドニーを離れ、姉のもとへ転がり込んだ。美容師の仕事も、誰もが羨む相手との婚約もすべて断ち切った。「僕と結婚できてありがたがるべき」そんな言葉を友人の建築家ニックに話しているのを耳にしてしまったのだ。やっと平穏な日々を過ごす彼女の前にそのニックが現れて…!?
  • 情熱のマスカレード
    完結
    2.0
    有名な大物実業家の愛人の娘として生まれ、自立心が強く、なにより「本物の愛」の存在を信じないバーナデット。けれど24歳の誕生日を迎えた夜、若き大富豪との予期せぬ再会が、その揺るぎない思いを変えることになる!誰の力も必要としないバーナデットの心を溶かし愛を奪おうと巧みな言葉を仕掛けるダントン。毎年断り続けてきた、父の家で行われる創業記念パーティー。彼の挑発をうけて参加した仮面舞踏会で誘惑的なゲームに挑むバーナデットだったが…。仕事も恋もゲームのように楽しむダントン。彼の所有する島のリゾート開発をめぐって、南の楽園で1ヶ月間ともに過ごすことになったバーナデットの愛と運命の行方は!?
  • 暴君はおことわり
    完結
    -
    無実の罪で告発をされた教師・エリザベスは、一流弁護士・プライスに希望を託した。-プライス・ドメニコ…私の教え子の父親だけれど、常に黒い噂がつきまとう人物だわ…-不安を感じながらも、プライスを訪ねたエリザベス。「お目にかかれて光栄です、ケント先生!」意外にも握手で迎えてくれたプライスに、心ざわめくエリザベスだが…。事情を話したとたん、なぜか彼はエリザベスを冷たく拒絶する!-冷たい瞳…!どうして!?あのほほえみは、あたたかい手は、演技だったの…?-
  • 黒髪の誘惑
    完結
    -
    「彼は危険すぎるわ…」。ケイティは、仮面舞踏会で海賊に扮した男性にダンスを誘われた。彼とステップを刻むたび、彼女の体に官能的な感覚が広がる。それは忘れられないかつての恋人、カーヴァーに抱かれているかのようだった。数日後、偶然にも仕事でカヴァーに再会すると、彼からは海賊と同じ香りがして!?
  • 愛の残照
    3.0
    長く病を患ったせいで、養育資格を問われたキャリーは、最愛の一人息子を福祉事務所に取られてしまう。途方に暮れるキャリーの脳裏に浮かんだのは、ドミニク・サベジ。8年前、当時19歳だったキャリーが心から愛した人だ。とはいえ、ドミニクにとっては二人の関係は遊びでしかなく、泣きながら彼のもとを去って以来、一度も会っていない。富と権力を持つあの人なら、この窮地を救ってくれるかも……。藁にもすがる思いで、キャリーはドミニクのもとへ向かった。彼には絶対に知られたくない、ある秘密を抱えながら。
  • あなたと過ごす夜
    完結
    -
    ニコールは母親と共同で経営するダンススクールの講師。巨額の債務を背負い、金策も尽きた夜、クインと再会した。彼はかつて恋人のニコールを捨ててお金を選び、いまや巨万の富を手にしていた。もう1度君が欲しい…という彼の誘いに「今度は私が利用する番よ」ニコールは借金のすべてをクインに肩代わりをさせ、その代わり26回一緒に夜を過ごす約束をした。だけど心は渡さない。だが、ニコールには絶対クインに知られてはならない秘密があって…!?
  • 復讐は甘美すぎて
    完結
    3.0
    「無理よ!この仕事は受けられないわ!」出張パフォーマンス会社経営者兼シンガーのバービーのもとへ舞い込んできた依頼…。それは9年前、バービーを傷つけた初恋の人、ニックの誕生パーティーで歌うというものだった!-もう、あんな思いだけはしたくない!-ところが、そんなバービーに、親友スーがとんでもないアドバイス!「別人のふりをして彼を誘惑してから、こっぴどく捨ててやるのよ!」-そんなこと、うまくいくのかしら…!?-バービーの「甘美な復讐」が幕を開けた……!
  • 愛される計画
    完結
    -
    「リズ、あなたは結婚に向けた装いをすべきよ」。数年つきあった恋人にふられたリズを慰めようと、3人の姉妹たちが次々とおせっかいを始めた!姉たちは、リズが個人秘書をしている裕福な上司のコールに狙いを定め、彼をふりむかせる計画でいつもは地味なリズを大変身させたのだ。その狙いどおり、出社した彼女をみつめるコールの視線はこれまで見たことがないほど熱いものだった。どうしよう、心乱される。職場で個人秘書と上司の一線を越えるべきではないのに…!?
  • 花嫁と呼ばれる日
    完結
    2.0
    ウエイトレスのスカイは、恋人の邸宅で開かれたパーティの豪華さに圧倒された。彼は、イタリア名家の美しき御曹子ルチアーノ。身分違いの恋に周囲の視線は厳しかったけれど、彼の愛さえあれば、その試練も越えられるとスカイは信じていた。ある事件がきっかけで引き裂かれてしまった二人だが、五年後、突然現れたルチアーノにスカイの心は乱されて…!?
  • 黒髪の誘惑
    -
    ケイティは友達に誘われて仮面舞踏会に出席した。海賊に扮したワイルドな男性にダンスを申し込まれ、カルメンの仮装で大胆になっていたせいか、バルコニーで彼と燃えるような情事を経験してしまう。なぜかケイティはそのとき、忘れられないかつての恋人、カーヴァー・デインに抱かれているような幻想にとらわれた。数日後、仕事で訪れたある会社で、ケイティは偶然にも十年ぶりにカーヴァーと再会した。そして彼の香りが、舞踏会で出会った男性と同じことに驚いた。まさか……カーヴァーがあの海賊だったの?ケイティの胸に疑問と不安が渦巻いた。
  • 無垢な公爵夫人
    完結
    4.0
    銀行の支店長を務めていた父が、金を着服してしまった!グレースは、なんとか父を救おうと、銀行トップのエレーラ公爵に直談判しに行く。だが、公爵の住む獅子城の使用人は冷たく、公爵に取りついでももらえない。なんとか公爵に会いたいとグレースは庭園に忍びこむが、すると何者かが獰猛な番犬をグレースにけしかけてきた!その危険きわまりない人物こそ公爵本人だった。彼は、なんでもすると懇願するグレースに、とんでもない条件をつきつけてきて…。
  • 誘惑のハネムーン〈キング三兄弟の結婚III〉
    完結
    3.0
    歴史研究家ニコールが受けた依頼。それは、偉大なる挑戦に彩られたキング一族の歴史を本にまとめること。威厳あふれる依頼主イザベラ・キングの勧めで、果樹農園に向かった彼女を待っていたのは、恐ろしいほどの魅力に満ちた男性マット・キング。彼は疑いを込めたまなざしで言った。「君はお祖母様が選んだ、僕の花嫁候補だ。僕はその企みに乗るつもりはない」と…!?
  • 花嫁に真珠を〈キング三兄弟の結婚II〉
    完結
    -
    「今日の面接、決めてみせるわ!」目指すは、豪華客船のシェフ。気合を入れて面接に訪れたハンナを待っていたのは、名家の気品を感じさせるオーナー、トニー・キング。力強く純粋な彼に一目で心を奪われてしまったハンナ。過去の辛い経験から、恋はしないと決めていた彼女だけど、採用されて彼とともに働くうちに淡い恋心は募っていって…!?
  • 仕組まれたウエディング〈キング三兄弟の結婚I〉
    完結
    5.0
    名門キング一族の屋敷で、結婚式の専属歌手オーディションを受けたジーナ。あがり症で緊張してしまった彼女を、御曹司アレックスは穏やかに励ましてくれて…。彼のおかげで、実力を発揮できたジーナは、海の色をした瞳を持つアレックスの包み込むような優しさに、身分違いとわかりつつ、惹かれてしまう…。しかし、彼には美貌の恋人がいて…!?
  • 身代わりのシンデレラ
    完結
    3.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】「君を迎えに来たんだ、イザベラ。祖父が会いたがっている。」突然目の前に現れたゴージャスなイタリア人ダンテの言葉に、ジェニーはパニックに陥った。どうしよう!? 本当は私、イザベラじゃなくてジェニーなのに――!! 実は、ジェニーは仕事を得るため罪と知りながら、交通事故で亡くなった親友イザベラの名前を借りていたのだ。真実を知ったダンテは冷たく言い放った。「刑務所へ入りたくなければ、イザベラとしてイタリアに来たまえ!」彼は強引にジェニーを連れ出して…!?
  • 異国のドクター
    完結
    4.5
    ダニエルが魅力的なイタリア人医師カルロと出会ったのは、父の事故がきっかけだった。父の看病に疲れた自分にもやさしく接してくれるカルロに、想いを募らせていくダニエル。「でも、彼の心には私の入る隙間なんてない、彼は今でも亡くなった奥様だけを一途に愛し続けているのだから…」ところがある日、ダニエルはカルロの愛娘を助けたために怪我をしてしまう。傷ついた彼女は、看病のためにとカルロの湖畔の屋敷に招待され、期限つきの奇妙な同居生活を始めることになるのだが…!?
  • 奪われた祝福の夜
    完結
    -
    シャーロットは実家へと車を走らせていた。結婚式を間近に控えているのに、家族はいまだシャーロットの婚約者を認めようとしない。彼が財産目当てだというのだ。今日こそ両親と兄を説得しなければならない。ところが家に着くと、兄の友人ダミアンを紹介される。ダミアンは億万長者の代表とも言えるようなゴージャスで自信にあふれた男性だった。婚約者とはまさに正反対。そしてなぜか謎めいた熱いまなざしで見つめるダミアンに、反発を覚えると同時に不安に襲われた。
  • 再会のクリスマスから
    完結
    4.0
    ロウィーナは夫フィルの勤務先を訪れていた。フィルの浮気相手エイドリアーナと対決するために。エイドリアーナは夫の同僚だった。とにかく彼女と話をしてみよう。悲愴な決意のもと、会社に足を踏み入れるなり、もっとも会いたくない人物に出会ってしまった。キア--夫の会社の社長であり、過去に彼女を捨てた男。11年前、キアは彼女の兄とともに事故にあい、兄は亡くなり、キアは生き残った。それだけでなく、なんと彼はフィルが浮気していることを知っていた!
  • ブラインド・デート
    完結
    -
    仕切り越しの質疑応答によって、人気歌手ジョンとのデート権が得られるTV企画、“ブラインド・デート”が始まろうとしていた。熱狂するライバルの出場者をよそに、女子大生ペギーが欲しいのは残念賞の豪華景品!悪印象を与えるべく鋭く切り返す彼女だったが、なぜか興味を持った彼に選ばれてしまい--!?
  • 愛を拒むひと
    完結
    -
    結婚を間近に控えたマギー。けれど婚約者ダンの愛を信じきれずにいた。そんなときマギーの勤める広告会社の新社長イアン・ドレイクと出会い、彼こそ自分を理解してくれる男性であることに気づかされる。イアンへの愛に身を任せようとするマギー。しかしイアンはなぜか彼女をかたくなに拒むのだった……。
  • デイジー・メイ
    完結
    -
    ジューディは一人前の造園コンサルタントになるのが夢。しかし愛くるしい容姿のせいで仕事がこない。今回も有名なマルコム・スチュアートが設計した屋敷に芝を届けるだけ。いつかこんな庭の造園をしてみたい。夢想する彼女の前に魅力的な男が現れる。名前すら知らない彼に口説かれてプールへの誘いをOKするが!?
  • 妻になる代償
    完結
    4.7
    ベビーシッターの面接のため、イタリアへきたアリス。だが、一緒にいた姪のルイーズが、停めてあったスポーツカーを無断で乗り回し、事故を起こしてしまう。車のもち主はなんと、アリスの雇い主になるはずの伯爵で…。軽蔑のまなざしで伯爵は告げた。「窃盗罪で訴えられたくなければ、黙って僕の家に来てもらおう。」
  • 愛のゲーム
    完結
    -
    尊大な父、気位の高い母、美しく残酷な姉をもつリネット。家族の中で孤立している彼女は、叔母の遺産のフラットを手に入れ、家を出ることを決意する。自分で描く未来に心躍るリネット。ところが、フラットの隣人ピーターとの思いがけない出会いが待っていた。”変わり者”と噂される彼は一体どんな人なのだろう?
  • ダーリンと呼ばないで
    完結
    -
    5年同棲していた彼に捨てられたエイミーは、会社に行くのがつらかった。やり手社長のジェイクは最強のプレイボーイ。個人秘書になって以来、彼との間に特別な何かを感じていた。防御壁が崩れた今、注意しなければ…!もし彼の手にかかって捨てられたら、職場までも失ってしまう。でも、彼の魅力の前になすすべはなく…。
  • 公園のベンチで
    完結
    3.5
    未婚の母スーザンは3歳の娘を連れ、シドニーに来た。よく行く公園でできた友人デイブ。格好はボロでも、彼と彼の犬は母子にとって心安らぐ存在だ。就職したスーザンは勤め先の弁護士から求愛される。魅かれつつも戸惑う彼女にデイブは言った。「今夜君を上流社会のパーティに連れて行く」彼は何を考えているの…?
  • ひとときだけの恋人
    完結
    -
    イーサン・カートライト--自身も巨万の富を手に入れた有名投資アドバイザー。甘い美貌に恵まれ数多の美女に囲まれる彼の名は連日マスコミを賑わせている…。広告代理店で働くデイジーは、各界のセレブが集うパーティーでイーサンの姿を目にした。世間的には憧れの対象なんだろうけれど、借金に苦しむ私にはむしろ腹立たしい存在でしかないわ。だが彼女の視線を誤解したイーサンは、デイジーの上司をわざと怒らせ職を失わせた上、期間限定の愛人になるよう迫ってきて!?
  • 愛したのは私?
    完結
    4.0
    奔放な双子の姉に頼まれ、南米グァテマラを訪れたルーシー。そこで待っていたのはグリーンの瞳を持つ、謎めいた男性ホアキン。しかし彼はルーシーを詐欺師呼ばわりし、借金の全額返済を要求した。自らの正体を明かせば、再婚を控えた姉の身が心配だ。そうして彼女は誤解を解けぬまま、ホアキンの囚われの身になり…。
  • 華麗なる変身
    完結
    4.3
    11年前、パーティで出会ったアラブの首長タレク。彼は、セーラの父が調教する馬の持ち主でもある。彼との思い出を胸に、家族の世話をするセーラだったが、父が突然解雇されてしまう。父を救いたいセーラに、タレクの出した条件は「1年間タレクの旅に同行する」。それは彼の人質となることを意味しており…。
  • 誰でもない人
    完結
    -
    「僕はもう君を幸せにはできない…。」そう手紙を残して去っていった恋人ルークを4年たった今でも深く愛しつづけるジュネヴラ。ある日、ジュネヴラは新しい仕事相手のクリスチャン・ネモという男性と会った。だがジュネヴラの前に現れた彼はなぜかルークそっくりなひと!!名前も姿も違うけど、クリスチャン・ネモはルークだわ!そう信じて疑わないジュネヴラは、彼の正体を確かめようと一夜を共にするのだが…。最愛の人によく似た魅力的な男性。揺れ動くジュネヴラの運命の人はルーク?クリスチャン・ネモ?それとも…?熱い思いを呼び覚ますあなたはいったい誰なの!?
  • 緋色のシンデレラ
    完結
    -
    ツアーガイド中、クーデターに巻き込まれたショーンテールは、地元の有力者マルティネス一族のルイスに助けを求めた。彼はかつて、彼女の愛を踏みにじり、もてあそんだ男。けれど今、ツアー客の安全を確保するには、彼の助けを借りるよりほか道はない。プライドをなげうちルイスに面会を求めたショーンテール。 けれど非情にも、彼が口にしたのは信じられない取引きの言葉だった! 『助ける代わりに君を買おう。2年前と同じように、その手で僕を楽しませてくれ』―。
  • 三人のメリークリスマス
    完結
    4.3
    「君が大人になるまで待つよ。 4年後にまた会おう」そう言い残したまま、メリーの恋人・ニックは事故で記憶を失くしてしまった。 二人の間にできた娘を抱え、彼の実家を訪ねたメリー。しかし、ニックの姉から彼に会うことを拒絶された上、娘を養子として引き取らせてほしいと諭される。ニックと娘のためにメリーは泣く泣く身を引くが、13年後、「実の母親に会いたい」という娘が、何も知らないニックと共にメリーの元を訪ねて来る・・・! メリーが夢にまで見た"家族三人のクリスマス"。実現する日が、ようやく訪れたというのだろうか・・・?
  • 幸せの蜜の味
    完結
    -
    父に憎まれ、追放されるように故郷を飛び出したリー。彼女は6年後、父の葬儀のために屋敷に戻った。父が亡くなった今であれば、母や姉たちとわかりあえるかもしれない。だが、期待は見事に裏切られた。一族の冷たい態度は変わらないどころか、むしろ悪化していた。いたたまれない雰囲気の中、唯一、父の築いた企業帝国の若き後継者、リチャードだけが声をかけてきた。6年経ってもまぶしいほどの美しさは変わらない。その彼が、突然言った。「君と結婚したい」と。
  • 奥様、お手を
    -
    会社を経営しながら、息子を育てているシングルマザーのアシュリー。ある日、彼女のもとに美しい英国紳士が現れる。「奥様とご子息をお迎えにあがりました」ハリーと名乗るその男性は、イギリスの名門一族の執事。その一族唯一の後継者が、アシュリーの息子だというのだ!さらにアシュリーを説得できるまで、彼は執事として彼女に仕えると言い出して!?
  • ミラー・イメージ
    -
    双子の姉カースティーの私生児を引き取って暮らすカレン。その姉が、取材先の中東で事故死したという。しかも、同行していたジャーナリストで恋人のハルに子供の存在を打ち明けて…。結婚も子供も望まず、姉を傷つけたハル。だが、彼は子供を引き取りたいという。しかも拒絶するカレンに、結婚しようと詰め寄り…!?
  • マグノリアの木の下で
    -
    共に施設で育った親友マーリーの結婚式の朝。恋人からの別離を告げる電話がエデンを打ちのめした。祝福の席を汚すまいと必死にこらえたエデンだが、付き添い人を務めるうちとうとう涙が頬を伝った。そっとハンカチを手渡してくれたのは、新郎の付き添い人ルーク。危険な匂いを漂わせる彼は一夜の慰めとなり…!?
  • 週末は夢のように
    5.0
    仕事へ向かう途中で、アンジーは目の前の看板広告を見て唖然とした。そこに写る巨大な顔写真は紛れもなく自分なのだ!しかも“恋人募集!セクシーエンジェル”と書いてある。いったいなぜ?動揺しつつもそのまま商談の場へと向かったが、相手の不動産王ヒューゴ・ブライトは「ところでアンジーというのは“エンジェル”の短縮形かな?」と聞いた。広告を見たのね!頬を染めた彼女にさらに彼は追い討ちをかけた。「この週末を東京で一緒に過ごさないか?僕のエンジェル」
  • 愛の使者のために
    4.0
    友人の出産祝いで産婦人科医院を訪れたジャックは、そこで思いがけず、かつての恋人ニーナと鉢合わせした。8カ月前、ジャックの子供嫌いが原因で二人は諍いになり、口論の末、ニーナは彼のもとを去っていったのだ。忘れられずにいた最愛の人を前にしてジャックは呆然とするが、一方のニーナは何も言わず、怯えた様子で彼の脇を過ぎていく。なぜニーナがこんな場所に? しかも、入院患者の服を着て。まさか……ある可能性が頭をよぎり、彼はニーナを追いかけた。一度は失ってしまった大切なものを、その手に取り戻すため。

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  • 結婚は誰のために〈情熱の国の人II〉
    3.8
    伯爵と結婚した姉に会うため、ブエノスアイレスを訪れたゾーイ。迎えに来てくれた義兄の友人ラサロのヘリに乗るが、とたんに彼の態度は豹変した。「静かにしろ。言うとおりにしていれば何も心配することはない」。これは誘拐だわ…!!街から隔絶された豪邸でとらわれの身となってしまう。彼の目的は伯爵家への復讐。そして、それには複雑に入り組んだ彼の出生の謎がからんでいて--。卑劣な誘拐犯のはずなのに、彼の銀色の瞳に浮かぶ孤独にゾーイは心ひかれてしまい…!?
  • ファンタジー
    -
    イブ・チャイルドはオーストラリアの人気モデル。売り出してくれた写真家との婚約も決まり、順風満帆に見えたはずの人生は、婚約者の思わぬ裏切りで、儚くくずれさる。――私はまるで彼の操り人形のよう……。イブは悲しみを胸に抱えたまま、高波にさらわれて海の中へと沈んでしまう!だが、波に流された彼女を、たくましい腕がつかむ。「死にたいなら、よそでやってくれ!」。救ってくれたのは荒々しく野性的な魅力あふれる男性だった。孤島で過ごす彼と二人きりのファンタジーのような日々が、イブの心に劇的な変化を生みだしていく!
  • 幸せの蜜の味
    -
    父の葬儀に出席するため、リーは六年ぶりにシドニーに帰ってきた。一大企業帝国を支配していた父は、家の中でも権力をふるっていた。五人姉妹の末っ子で、しかも異父妹のリーは父の一番の犠牲者だった。その父が亡くなった今、残った家族と新しい関係を築けるかもしれない。だが、リーの期待は、家族の冷ややかな態度に裏切られた。そんな中、ただ一人、意外な人物がやさしく声をかけてきた。父の企業帝国の後継者、リチャードだ。彼は唐突に言った。「君と結婚したいんだ」リチャードの説明によれば、彼が完全な後継者となるためには、五人姉妹の一人と結婚し、男子をもうけなければならないという。でも、四人の美しい姉を差しおいて、なぜ私と?いいえ、理由なんてどうでもいい。リーは思いきって心を決めた。彼と結婚しよう。それが冷たい家族への何よりの復讐になるはずよ!
  • シークに囚われて
    -
    アラブの王国カタマ。リアは、兄の紹介を受けて王国の王女サミーラの養育係をしていた。だが、その王女と隣国のシーク・シャリフの婚礼前夜、突然リアは国王の前に呼び出される。なんと、リアの兄が王女を略奪したというのだ。兄の共犯とみなされたリアは国外に追放。それどころか、シーク・シャリフに“屈辱の代償”として、捕らえられてしまい――!!
  • 愛をなくした夜
    4.0
    キャリアウーマンとして充実した日々をおくるマディの周囲にはろくな男がいない。そんな男のうちの誰かと結婚するなんてあり得ないけど、自分の子供は欲しい――だから人工授精を受ける決心をしたマディ。ところが妊娠した彼女のもとへ、たった1度、無理矢理キスしてきた男性が訪ねてきた。彼はドゥバーク王国の皇太子で、マディのお腹にいるのは自分の子だと言いだした! その上、マディを国に連れていって結婚するという。いったいなんの冗談なの!?
  • 過去への扉
    -
    母親の過去を探すレブルは、意を決して館の呼び鈴を鳴らした。だが現れたのは長身のハンサムな男性ヒュー。しかもレブルを新しい乳母と誤解していた。一旦、誤解を解いたものの、孤児セレストの意固地な姿に自分を重ね、彼女のために館へ留まることにしたレブル。義父娘を関係修復しようと彼と親しく接するうちに!?
  • 赤い旋風
    -
    半年前にシドニーに戻ってから、何度も求人広告に応募しているのに、ソフィは未だに面接までこぎつけられない。 やけになってヘアー・コンテストに出場し、燃えるよな赤毛になった処へ、弁護士事務所から面接の知らせが!? チャンスに喜ぶソフィを待っていたのは、切れ者とうわさの若手弁護士ジェイソンだった!!
  • 異国から来たナイト〈情熱の国の人I〉
    4.0
    「借金50万ドルを今月中に支払えですって!?」デイジーの牧場に取り立てにやって来たのは圧倒するオーラと金色の炎が燃えるような情熱的な瞳をもつダンテ・ガルバン伯爵。世間には秘密にしているが、デイジーの父はアルツハイマーを患っている。そこをつけいられ、伯爵家と不当な契約を結んでしまったのだ。なんて卑怯な掠奪者なの…! デイジーの愛馬を要求する彼の無慈悲な申し出を受けるが、またしても父のせいで二重契約となってしまったことに気がつき…!?
  • 情熱のゲーム
    3.8
    倒産の危機にある兄の会社を救えるのは、スペインから来たやり手実業家マット・デ・カピストラーノだけ。だがジョージーにとって、彼は思い出の土地を買い上げようとする、セクシーだが傲慢で礼儀知らずな男だった。ある日、視察に同行したジョージーに、マットは車の中でいきなりキスを!これは彼が仕掛けたゲームなの?
  • ルール破りの恋
    4.5
    「あのスキャンダラスな歌姫、シャンテルの娘なら君も相当だろ?」上司から侮辱に満ちたセクハラを経験したアンは、新しい職場ではスタイルのいい身体を地味なスーツに包み、仕事に集中していた。なのになぜ? 新しい上司マシューも母のことを知った途端、露骨に熱く私を見つめてくる。セクシーでハンサムで頭のいいマシュー。あなたのこと好きだったけど、やっぱりあなたもただの男なの?「君を渇望しない男はいない」そう言うけれど求めているのはカラダだけ!?
  • 噂の花嫁 スキャンダル! I
    -
    ★前の夫を殺したうえにボスと不倫を・・・・・・。私はなんてひどい中傷の的になっているの!★オリビアとネイサンは、お互いの過去をほとんど知らないまま、劇的な出会いから三週間後に結婚した。ところがある夜、ナイトクラブで二人はとんでもない中傷を耳にする。オリビアは最初の夫を殺し、そのあとすぐボスの愛人になったのだと。悪辣な噂を振りまいているのは、オリビアの雇い主の弟ヒューだった。ヒューは、かつてオリビアに言い寄って拒絶されたことを恨み、また、兄が仕事で成功を収めたことにお嫉妬していた。ネイサンはヒューを告訴しようというが、オリビアは反対する。彼女は前夫の死に対してある罪悪感にとらわれていた。絶対人に言えない罪の意識に・・・・・・。そんなオリビアに不信をいだいたネイサンは、不倫の噂は本当ではないのか、仕事もすぐに辞めろと迫ってきた。
  • 愛に満たされたら
    4.0
    霊能力なんて、いらない。持って生まれたその能力のため、心を閉ざして生きてきたセブン。 ある時、6年前から行方不明だという女のコのイメージを、つい口にしてしまう。「このコは生きてるわ」。すると女のコの父親だというセクシーな男性が、セブンを詐欺師と決め付けて怒鳴り込んできて・・・。
  • 初恋のゆくえ
    3.0
    5年前の事件がもとで人目を避け、海辺の町で暮らすステファニー。 誠実な恋人ユーアンとの結婚を望む彼女の前に、 当時の恋人で事件をしる人物ジェラードが現れた!! 過去が知れ渡ることを恐れるステファニーにジェラードは、 危険な取引を持ちかける。 それは秘密を守る代わりに彼の所有物になるというもので・・・・・・。
  • 野性の女
    完結
    -
    愛する祖母の土地を救うため単身、マンハッタンの大企業に乗り込んだ牧場主レベッカ。刺激のない毎日に退屈していた社長スレイドはレベッカの燃えるような瞳に新鮮な美しさを見いだす。彼女の訴えを聞き入れた上、「好きになった」と口説くが牧場に情熱のすべてを捧げるレベッカに、彼の言葉は響かない。しかし、「欲しいものは必ず手に入れる」という彼は当主として跡継ぎを産む必要のある彼女にある魅惑的な提案を持ちかけるが―!?
  • 夢がかなう日
    完結
    -
    Xmasには毎年家族が集まり、私をけなす。シェフのダニーは憂鬱な気分でいた。だが友人の代理で家政婦としてキャメロンと出会い、ダニーは閃く。顔立ち・名声・富・・・全てが完璧な彼に恋人のフリをしてもらえれば!パーティの無料シェフを条件に取引を持ちかけたダニーだったが、 一方で急速に彼に惹かれ始めて・・・・・・。
  • 最後のおおいなる情熱
    完結
    -
    7年前、突然姿を消したサディがアンの前に戻ってきた。この7年の間、他の男性とつきあったが、彼の事が忘れられなかったのだ。サディは劇作家として成功をおさめ、様々な美女たちとの関係が噂になっていた。再び出会った二人は、狂おしい程の愛で結ばれる。しかしサディの悲しい過去が二人の関係を脅かして。
  • ブラックジャックの誘惑
    3.0
    サリーの養父レオナルド・マグワイヤが亡くなり、悲しみにくれるサリーの前に、レオナルドの実子ジャックが現れた。レオナルドに捨てられた彼は実業家として成功し、他人の夢を壊す冷酷で残忍な男――通称ブラックジャックとして、恐れられる存在となっていたのだ。ジャックは父の負債を肩代わりし、サリーの愛する家族と屋敷を救済する契約を提案してきた。彼の目的はいったい何? 不安に震えるサリーに、彼は代償としてサリー自身を要求してきて――!?
  • シャンペン・マジック
    完結
    -
    最初の出会いから、レオとテリーは強く惹かれ合っていた。レストランを経営するテリーは、レオが店に来て3度目の夜彼と結ばれた。ハンサムでセクシーな彼。何の約束もできないと言うが構わない。彼といると最高の喜びを味わえる。・・・バツイチ同士の気ままな関係の筈だった。ところがテリーの妊娠で事態は急転し・・・!?
  • 君なくて
    2.5
    声楽家志望のキャスリーンは、事故で脚を負傷し、なかば夢を諦めていた。ところがある日、彼女の音楽の師シスター・シシリーはオーディションを受けに彼女を連れだした。キャスリーンの専門はクラシックなのに、オーディションの審査には、あろうことか、いまをときめくミュージカル作曲家モーガン・ルエリン本人が現れた。キャスリーンは精一杯歌った。だが、恐ろしいほど男性的で威圧的なモーガンは冷たく言い放ったのだ。――君がスターになるのは無理だ、と。
  • 鏡の中の迷宮
    完結
    -
    ――まるで別の世界に入り込んでしまったみたい――養父母を偲んで訪れたフランスの高級ホテルでクリスティは従業員の不可解な態度にとまどう。何よりも、初めて会った美しい男性・アルマンの刺すような視線は何!?まるで、強い憎しみをぶつけるような…。「きみは僕を裏切ったんだ!」愛の終わりを刻もうとする突然の激しいキス。――この唇を…私…知ってる!初めて会った男性なのになぜ――!?
  • 遠距離結婚
    4.2
    ロンドンの広告会社で働くアレッサンドラの夫は、誰もが知る大企業社長・キャメロン・コールダー。初めて会ったとき、圧倒的なカリスマ性で、誰もが自分にひれ伏して当然とばかりふるまう彼を、アレッサンドラは冷たくあしらった。するとキャメロンは、思いどおりにならない「クールな女」に結婚を申し込んできたのだ! でも、アレッサンドラは知らなかった。この結婚が果てしない苦しみの日々になろうとは…。
  • 彼が結婚する理由 ラミレス家の花嫁 I
    4.0
    「木曜のプレミア試写会には、ぼくがエスコートしよう」突然のニックからの申し出に、テスは動揺した。彼とは仕事上の関係に徹するようにしてきたのに、なぜ?しかもニックは、公然とテスと腕を組んで赤絨毯を歩くために、いまの女性関係まで整理すると言うのだ。戸惑うテスの脳裏にある考えがよぎり、彼女は凍りついた。まさかニックは、知ってしまったの?わたしが子どもを産んだことを。たった一夜の情事でできた、彼の子どもを……。
  • 花嫁と呼ばれる日
    -
    五歳の息子マットを幼稚園に迎えに行った帰り道、停車中の赤いフェラーリから降り立った男性を見て、スカイは凍りついた。歳月を経ても、魅力的な姿は見間違いようがない。ルチアーノだ。六年前、スカイはイタリア名家の長男である彼と愛し合っていた。だが彼の弟が、自分もスカイと関係を持っていると言いだし、彼女には身に覚えのない証拠写真まで持ち出してきた。弟を信じたルチアーノは、罵声とともにスカイを捨てたのだ。その彼が、いったいなぜここにいるの?スカイはパニックに襲われ、隣にいるマットの手を握り締めた。ルチアーノに生き写しの、息子の手を。
  • 週末は夢のように
    -
    愛車を運転していたアンジーは、目の前の看板広告を見て、急ブレーキを踏んだ。そこに写る巨大な顔写真は、紛れもなく彼女だったのだ。しかも、~恋人募集!セクシーエンジェル~と書いてある。訳がわからず動揺しつつも、アンジーは商談の場へと急いだ。相手は不動産王のヒューゴ・フルブライトだ。アンジーが自己紹介をすませるなり、彼はきいた。「アンジーというのは、~エンジェル~の短縮形かな?」広告を見たのね!頬を染めた彼女に、ヒューゴは追い討ちをかけた。「この週末を東京で一緒に過ごさないか、僕のエンジェル?」
  • 再会のクリスマスから
    3.0
    闘いもせずにあきらめたりしない。七年間の結婚生活と子供たちを守らなければ。夫からの突然の離別宣言をそのまま受け入れるわけにはいかないと、ロウィーナは夫の浮気相手に会いに、勤務先に出かけた。ところが会社に着くなり、最も会いたくない人物に出会ってしまった。夫の会社の社長、そして十一年前にロウィーナを捨てた男、キアだ。キアとロウィーナの兄は一緒に車に乗っていて事故にあい、兄は亡くなり、キアは重傷を負って、手術のためにアメリカに渡った。それきり連絡はとだえ、去年のクリスマスに再会したときには、世界がひっくりかえるのではないかというほどショックを受けた。それ以来、できるだけ彼から離れて暮らしてきたというのに……。近づいたらうっかり秘密を口にしてしまうかもしれない。三人の子供のうち一人は夫の子ではなく、実はキアの子だということを。
  • 運命のリフレイン 億万長者に恋して
    -
    セリーナが逃げるようにしてシドニーを離れ、姉のもとへ転がりこんできたのは、ちょうど一カ月前のことだ。売れっ子の美容師としての実績も、誰もがうらやむ相手との婚約も、すべてきっぱりと断ち切った。生活を変えたいと心底思ったからだ。今は姉が経営するペット美容サロンで、ペットの送り迎えをしながら、ようやく心の平穏を取り戻しつつある。ある日、顧客の邸宅を訪れた彼女は、いつになくそわそわしていた。著名な建築家ニックが出迎えてくれる予定になっている。だが現れた男性を見るなり、危うくその場に倒れ込みそうになった。なぜ彼がここにいるの! 私を屈辱的な言葉でおとしめた張本人が!◆“億万長者との恋物語”――リッチで傲慢なヒーローの華やかな輝きと、隠れた素顔の魅力を描いた、ゴージャスな恋物語です。現在発売中のR~2401「幸せという名の契約」では、シシリアの億万長者へ嫁ぐヒロインをキャサリン・スペンサーが描きます。◆
  • 三人のメリークリスマス
    3.0
    メレディスはある小包を待ちわびて、不安を募らせていた。13年前に手放さざるを得なかった娘の成長を知るすべは、養母が送ってくれる写真しかないが、それが今年は届かないのだ。最悪の事態を考え始めたころ、突然玄関のチャイムが鳴り響いた。扉の前には、片時も忘れなかったニック──娘の父親の姿がある。もしかして、ようやく私に会いに来てくれたのだろうか……?たちまち封印したはずの愛がよみがえり、期待に胸が高鳴る。だが彼の瞳を見つめたとたん、メレディスは気づいた。二人が愛し合った記憶を、彼が失っていることに。
  • 鏡の中の迷宮
    3.5
    天涯孤独のクリスティは亡き養父母の思い出をたどるため、二人がハネムーンを過ごしたパリの高級ホテルを訪れた。自分が他の客に比べて見劣りする服装をしているのは確かだが、それにしても従業員たちが彼女を見てうろたえる様子は不可解だ。ふとロビーを見回すと、気品と男らしさが漂う男性に目が留まる。気づけば、まるで彼を知っているかのように強烈に惹きつけられ、そばの女性に嫉妬すら覚える不思議な感覚にとらわれていた。すると突然、彼が振り返って怒りも露わにクリスティを凝視した。初めて会う人なのに、いったいなぜ私をそんな目で見るの?
  • キャンセルにご用心
    3.0
    ある日、重役秘書のテッサが出社すると上司から急を告げられた。社長の大事な出張に随行するはずだった秘書が入院したため、代わりとしてテッサを推薦しておいたというのだ。敏腕社長のブレイズは全女性の夢の化身と言われる人物。そんな世界の違う男性につき従うのは荷が重いと感じる一方、彼への憧れの気持ちも否めず、テッサは引き受けることにした。宿泊先で仕事をしていると、突然ブレイズが髪に触れてきた。驚きのあまり頭が真っ白になりながらも、テッサは心に思った。たとえ一夜で終わっても、夢のような思い出が残せるなら……。
  • 愛される計画 ボスに恋愛中
    -
    「リズ、あなたは結婚に向いた男性とおつきあいするべきよ」数年つきあった恋人にふられたリズに、ある日、母親が言った。三人の姉妹も、幸せな結婚生活を送っているので、ただ一人未婚のリズを思ってさまざまなアドバイスを口にしはじめる。三人はリズの上司で富裕な投資アドバイザーのコールに狙いを定め、いつも地味な彼女を説得して華やかに変身させた。出社したリズを待っていたのは、コールのとまどった顔だった。「いったいどうしたんだ?」なじるような口調で言う。だが有能な個人秘書としてしかリズを見てこなかったコールは、あまりに魅力的になったリズから目が離せなかった。■“オフィスでの恋物語”――ただの秘書だけど、ひとりの女性としても見てほしい……。オフィスを舞台に燃える熱い愛の物語です。
  • 運命の相手
    -
    たぐいまれな美貌に恵まれたロザリーは、カリスマ・モデルとして活躍する一方、熱心に慈善事業を行っている。その私生活は謎に満ちていて、男性をいっさい寄せつけず浮いた噂ひとつない。ところがある日、義兄である伯爵の館で、彼女はアダムと名乗るきわめて魅力的な男性と出会った。この人に近づいてはいけない――そう思いながらも彼の誘惑から逃れられなくなるロザリー。いいえ、だめ。私には恋をする資格などない。あの忌まわしい過去を背負ったままでは。
  • 幸せを演じて
    完結
    -
    女優クロエは幼い頃からステージママの言いなりだった。結婚した夫は、自分を利用してのしあがろうとしか考えてない。それどころか新作発表会で、秘書との浮気が発覚。もういや。何もかも捨てて逃げたい。絶望するクロエに手をさしのべたのは敏腕プロデューサーのマックス。白騎士のような手腕で問題を解決させると、クロエを屋敷にかくまってくれた。私をビジネスの道具と考えているだけよ。プレイボーイの彼が見せる優しさに心を開いてはいけない。わかっているのに…。
  • ボスにだまされて
    完結
    -
    ルーシーは疲れきっていた。愛しあっていたはずの夫に裏切られ離婚して1年…退職も許されないまま元夫とは会社で毎日顔を合わせている。私はいつまで傷つけばいいの? そんな時、会社が買収され本社からリック・コナーズという社員が視察に来た。その洗練された魅力にルーシーは圧倒され…彼と握手をしたとたん、震えるほど胸が高鳴った。二度と愛に傷つきたくないのに…。戸惑いながらもリックに惹かれてしまうルーシー。彼が会社の新しいオーナーだと知らずに…。
  • 灼熱の恋
    -
    捨てられた私に残されたのは、苦しみと小さな愛だけ なぜギャレスがここに? 豪州最優秀デザイナー賞の授賞式で、アリーダは凍りついた。彼は5年前、アリーダが愛し、すべてを捧げた男性。 でも彼にとってアリーダは、一度きりの行きずりの情事の相手にすぎない。あれからひとりで産み育ててきた息子の存在すら彼は知らないのだ。苦い思いに唇を噛みしめるアリーダのもとに、ギャレスがやって来てダンスを申し込んだ。 私の苦しみを今こそ思い知らせてあげる。アリーダはゆっくりと彼の手をとった──。
  • 身代わりのシンデレラ【ハーレクイン文庫版】
    -
    「愛していると言ってくれ。きみの生い立ちなんかどうでもいい」 病院のベッドで昏睡状態から目覚めたジェニーは、医師や看護師に“イザベラ”と呼ばれて困惑する。車に同乗して事故に遭い亡くなった友人イザベラと取り違えられたらしい。そこへイザベラの従兄を名乗る、イタリア大財閥の後継者ダンテ・ロッシーニが現れた。余命わずかな祖父に会ってほしいと彼は言い、人違いだと告白した彼女に、カリスマ性漂う美貌で冷淡に言った。「刑務所に入りたくなければ、イザベラとして一緒に来るんだ」脅されて従った彼女が、やがて蝶のように美しく変身すると……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 月夜の魔法【ハーレクイン文庫版】
    -
    つらい過去のせいで恋愛を遠ざけていたキャサリンは、お節介やきの妹に連れだされ、セクシーな男性と引き合わされた。 ザック・フリーマン──長身で黒髪の裕福な実業家だ。 彼にたちまち心奪われ、月の光に導かれるように、ひとけのない海岸で一夜限りという約束をかわして結ばれた。 9カ月後、妹の結婚式でザックと再会したキャサリンは、ふたたび情熱の炎に身を任せてしまう。今夜だけ―― もう彼には二度と会わない。しかし予想外の妊娠に驚愕する。 キャサリンは一人で産み育てようと心を決めるが……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛を拒むひと【ハーレクイン文庫版】
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    イアンとは、マギーが勤める会社の新社長として出会った。 若く才覚に溢れる彼は、有能なマギーを一瞬にして認め、 ふたりはすぐさま意気投合。互いに婚約者がいる身なのに、 イアンと出会ったその日から、マギーの心はざわめきだす。 そしてイアンに、「彼は本当に君にふさわしい男なのか?」と 君は美しいと言うだけの婚約者のことをきかれたとき気づいた。 イアンこそ私が生涯愛する男性だわ。マギーは婚約を解消した。 だがイアンは違った。彼女への愛を認めながら、 「僕は決して君を選ばない」と冷たく突き放したのだ。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 非情な結婚【ハーレクイン文庫版】
    -
    ティナは姉の結婚式のため、幼い息子とギリシアへ向かった。旅の途中で、宿命の人、大富豪アリと再会するとは思わず。6年前、ティナはアリに激しく惹かれ、すべてを捧げたが、ほどなく彼は別れを告げ、彼女は身重の体で残されたのだった。不意の再会に動揺するティナとは違って、屈託のないアリに怒りを覚え、彼女は思わず秘密を告げた――わたしの息子は、あなたの息子でもあるわ、と。ティナはもう二度と会わないつもりで颯爽とその場を去った。ところが、結婚式でふたたびアリに会い、結婚を迫られるとは! *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 虹色のシンデレラ【ハーレクイン文庫版】
    -
    つらい別れのあと、気づいた妊娠。夢の時は、絶望に変わって…。 売れっ子童話作家のエリンは大のマスコミ嫌い。ある日、公園で子供たちにおとぎばなしを聞かせていると、輝くブルーの瞳の、凜々しい男性が目に飛びこんできた。エリンには彼が王子様に見えた――世間に疎い彼女は、彼が大富豪ピーター・ラムジーとは知らなかったのだ。二人は互いの素性を知らぬまま強烈に惹かれ合う。だがやがて、彼女が自分に劣らぬ有名人だと知ったピーターは、なぜ素性を隠していたのかと彼女をなじり、別れを告げた。その直後、エリンは妊娠に気づくが……。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 密会は午後の七時に【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    ローラは母の日を祝うため、昼食会で得意の料理をふるまったが、家族だけが集まるはずの場に、父の右腕ジェイクが突如現れて驚いた。暴君そのものの父と同じく、この人も冷血非道な男性じゃないかしら。そう疑ったものの、実際の彼は俳優クラスの美貌に機知と朗らかさを兼ねそなえており、惹かれたローラは庭で思わず唇を許してしまう。その後、ジェイクに誘われるまま、毎週土曜の午後7時に、父には秘密でディナーデートを重ねた。やがて数カ月が過ぎたある日、彼が翌週の約束もせずに言った。「今まで楽しかったよ」まるでこれきりみたい……。胸騒ぎを覚えた彼女を、ほどなく衝撃が襲う。ジェイクが彼女の父を訴えたのだ! まさか私、彼に利用されていたの? ■これまで横暴な父に困らされてきたローラでしたが、その父に紹介されたジェイクを一途に愛してしまいます。裏切られたと主張する父を尻目に、ローラはジェイクの本当の気持ちを確かめたくて彼の家を訪れますが……。彼女のひたむきな想いは届くのでしょうか? *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 三人のメリークリスマス【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    NEW
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    ファンに選ばれた傑作をふたたび!記憶喪失&シークレットベビー物語。 メレディスはある小包を待ちわびながら、不安を募らせていた。13年前に手放さざるをえなかった娘の成長を知るすべは、養母が送ってくれる写真しかないのに、それが今年は届かないのだ。まさか、何かあったんじゃ……。病気、あるいは事故とか……?最悪の事態を考え始めたころ、突然玄関のチャイムが鳴り響いた。扉の前には、片時も忘れなかったニック──娘の父親の姿があった。ああ、ニック! もしかして、やっと私に会いに来てくれたの?たちまち封印したはずの愛がよみがえり、期待に胸が高鳴る。だが彼の瞳を見つめたとたん、メレディスは気づいた。二人が愛し合った記憶を、彼がいまだに取り戻していないことに。 ■読者投票で選ばれる“ベスト作品コンテスト”の受賞作をお届けしている企画《不朽のファン・セレクション》。本作は大御所エマ・ダーシーが1999年下半期にベスト作品賞部門でみごと第1位を獲得した、記憶喪失&シークレットベビーがテーマの名作ロマンスです! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛の使者のために【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    エマ・ダーシー自身が最もお気に入りの、不朽のシークレットベビー物語! 8カ月前、ニーナは恋人ジャックに別れを告げた。ジャックの子供嫌いが原因でいさかいになった末の決断だった――そのときすでにおなかには小さな命が宿っていたけれど、彼女はそれを隠したまま、独りで産み育てるつもりでいた。ニーナ自身、幼い頃に両親に疎まれてつらい思いをしたので、我が子には絶対に同じ気持ちを味わわせたくなかったのだ。いよいよ出産の時を迎え、無事にかわいらしい女の子を産んだ彼女に、衝撃の再会が待っていた。なぜ産婦人科医院にジャックがいるの?!たまたま友人の出産祝いで訪れていた彼も驚いた様子だったが、事情を察した彼から驚愕の一言が。「できるだけ早く結婚式を挙げたい」 ■愛するジャックが子供嫌いでさえなければ……。8カ月間、彼を忘れようとしてきた努力が、再会の瞬間、水の泡になったことで思わずトイレで涙するニーナ。彼がにわかに良き父親になれるとは信じがたく……。名作家エマ・ダーシーが最もお気に入りだった作品です! *本書は、ハーレクインSP文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ダーリンと呼ばないで【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    エイミーが社長ジェイクの個人秘書になって2年、女性を大勢泣かせてきた彼の犠牲者にならぬよう慎重にふるまってきた。そんなわけで、エイミーは不実な恋人に捨てられてどん底にあっても、ボスの前では弱った姿を見せるわけにいかなかった。なのに、秘書が失恋したと知ったジェイクはすかさず、 甘く優しい誘いをかけてきた。警戒を怠らないエイミーだったが、元恋人が不意に現れ、あてつけのためジェイクとの親密さを見せつけた。そしてとうとう、長年避けてきた事態を迎えてしまう――甘美な一夜を。でも、職場で気まずくなりたくない。この関係は続けられない。そうボスに告げたエイミーはやがて、彼の子を妊娠したことに気づく……。 ■世界中のロマンス作家やファンに惜しまれつつこの世を去った名作家、エマ・ダーシーとミランダ・リー。天才姉妹を偲んで、珠玉作を選りすぐってお届けいたします。本作は姉エマ・ダーシーが描いた、悩める秘書の物語です。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ふたりで作る明日【ハーレクイン・イマージュ版】
    -
    仕事しか愛せない男性を、なぜ、愛してしまったの? 出張に行った恋人のケインから、3週間なんの音沙汰もない。従順な恋人を演じてきたリサだが、もはや我慢の限界だった。ケインはとてもハンサムで女心をそそる危険な男性だ。けれど会社経営者の彼にとって大切なのはあくまで仕事。まるで添え物のように扱われるリサは、深く傷ついていた。彼が私に求めているのは、ベッドでの慰めだけなの?意を決してついにリサが別れを告げると、ケインは言った。「僕が君を愛していると言ったら、どうする?」嘘に決まっているわ――私が何より求めているものを知っていて、そんなことを言うなんて。ケインのずるさが、リサは苦しかった。 ■エマ・ダーシーは、ハーレクイン・ロマンスとイマージュで長く人気を誇ってきた偉大な作家です。男と女の愛情表現のすれ違いが巧みな筆致で描かれます。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 薔薇のキューピッド【ハーレクイン・イマージュ版】
    -
    初めて会う彼との愛も、薔薇のように、自然のままに育めると人は言うけれど……。 花売り娘だったマギーが優しい老富豪に拾われ、屋敷で働き始めて2年。その雇主が突然帰らぬ人となり、マギーは悲しみに暮れた。遺言状には、広大な屋敷は孫息子のボウが相続すること、家族同然の使用人たちを1年間は雇い続けることが記されていた。つねに海外にいる実業家のボウはやがて屋敷を売り払うのでは――そう危惧した使用人たちは、マギーがボウの子を産めばいいとけしかける。会ったこともない人と結婚して跡継ぎをもうけるだなんて、私には無理。一方ボウは、祖父が“乳母”なる名目で雇い入れたマギーに眉をひそめた。子供のいない家に乳母とは! 祖父との関係は? 財産目当てか?疑ったボウは彼女を前に思わず口走った。「君は妊娠しているのか?」 ■大スター作家エマ・ダーシーの90年代の秀作をお届けします。生前、跡継ぎが途絶えることを憂えていた祖父をはじめ、古参の執事や家政婦、庭師たちは皆、ボウとマギーが結ばれることを心から願っていました。それなのに、ボウときたら、疑心暗鬼に陥っていて……。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛を望まない恋人【ハーレクイン・ロマンス版】
    -
    きっと彼も冷たく去ってしまうから、 おなかの子と、二人で生きていく……。失読症を抱えるルーシーは定職につくこともままならず、 これまで恋愛もうまくいったためしがなかった。 愛する人は誰もが私から去っていく―― 母の眠る霊園の管理人をしながら、そんな思いに囚われていた。 だがある日、ルーシーは姉の職場で社長のマイケルと出会い、 ひと目で激しく惹かれた彼女は、誘われるまま夜をともにした。 ハンサムでセクシーな彼の情熱はルーシーをとりこにしたが、 永遠の愛や約束を、彼に求めるつもりはなかった。 思いがけず、マイケルの子を宿したと知ったあとでさえ……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品と同内容となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ダイアモンドの花嫁【ハーレクイン・イマージュ版】
    -
    もう引き返せない。たとえこの結婚が、愚かだったと思い知ることになっても。 かつて、ローラはみじめな思春期を過ごした。当時、顔の吹き出物のせいで、誰も友達になってくれなかったのだ。だから、遥か昔に母が“落伍者”と決めつけて離婚した実の父に同情し、画家だった父が遺した一枚の絵に、深い感慨をそそられた――落日を背に、苦悩に満ちた表情を浮かべる美しい女が描かれている。ある日、その絵を途方もない高値で買いたいという男が現れた。ダイアモンド鉱山を所有する若き億万長者、ジャレッド・イースタン。長身でたくましく、周囲を圧倒するようなその存在感に、心が乱される。だが父の形見は売れないと断るローラに、彼は驚くべき申し出をした!“この絵といつも一緒にいたいなら、ぼくの妻になればいい”と。 ■ハーレクイン・イマージュ~至福の名作選~に、名筆エマ・ダーシーが登場。“第一級の面白さ”と翻訳者がメモを残したほどの珠玉作をお贈りします。結婚式当日、ローラはジャレッドの母ナオミが、絵の中の美女であることに気づき……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 運命の潮
    3.0
    10歳で孤児になったカイラは、伯父一家に引き取られて育った。ここ数年海外で暮らし、5年ぶりに帰国して従兄に連絡すると、思いもよらない頼みごとをされてしまった。家出した妻を取り戻すために、ある男を誘惑してほしいというのだ。わたしは異性を惹きつける手管なんて、まるで知らないけれど……。言われるままに出席したパーティーで、ニックと名乗る大富豪と出会い、カイラは誘惑すべき男のことも忘れ、生まれて初めて恋におちた。そして会場を抜け出し、めくるめく一夜を過ごした翌朝、カイラは衝撃の事実を知る――従兄の妻とニックの電話を漏れ聞いて。「君の言うとおりにした。昨夜彼女は、僕のベッドにいた」 ■エマ・ダーシーをきっかけにハーレクインの世界にはまったファンは数知れず。ヘレン・ビアンチン、ミランダ・リーに並び称される豪州出身のロマンスの大家による、シンデレラ・ストーリーをお贈りします。カイラは運命の人と“幸運の潮”に乗れるのでしょうか?
  • 情熱のマスカレード【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    有名実業家の愛人の娘として生まれたバーナデッドは、後ろ指をさされて育ちながらも長年の夢を叶え、医師となった。その年の誕生日、彼女のもとに贈り主の名前のない花束が届いた。誰から? 疑問を抱いたまま出掛け、一人の男と鉢合わせした。ダントン──6年前、思わせぶりな言葉で惑わせておきながら、私が懸命に語る理想を嘲り、翌日にはほかの女と去っていった男。彼は変わらぬ不敵な笑みを浮かべ、仮面舞踏会へと誘ってきた。“君が僕を見つける前に、君を見つけてみせる”と言って。私が本当は彼を忘れられずにいたと、見透かされているの?二度とあの人に振り回されたくないのに。彼女は不安に脅えた。■〈強引なあなた〉と銘打ちお贈りする企画第3弾は、ドラマチックかつ刺激的な作風で読者を魅了し、長年ファンに愛され続けているベテラン作家エマ・ダーシーが描く、情熱の再会劇をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 虹色のシンデレラ【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊】
    -
    売れっ子童話作家のエリンは大のマスコミ嫌いで、その素顔を知る者は少ない。ある日、公園で子供たちにおとぎばなしを聞かせていると、輝くブルーの瞳の、凛々しい男性が目に飛びこんできた。エリンには彼が王子様に見えた――世間に疎い彼女は、彼が大富豪ピーター・ラムジーとは知らなかったのだ。二人は互いの素性を知らぬまま強烈に惹かれ合う。だがやがて、エリンが自分に劣らぬ有名人だと知ったピーターは、なぜ素性を隠していたのかと彼女をなじり、一方的に別れを告げた。その直後、エリンは妊娠に気づくが……。■〈ガラスの靴をさがして〉――ヒロインたちに訪れる夢のようなシンデレラ・ストーリー。ハッピーエンドまでの波瀾万丈な展開をお楽しみください。今月は、印象的なヒロイン像で人気の大御所作家エマ・ダーシーがペンをとります。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 君なくて
    4.0
    キャスリーンは事故で脚に大怪我をし、声楽家になる夢を諦めた。ところがある日、訪ねてきた音楽の師である修道院のシスターに強引に連れだされ、とあるオーディション会場へ向かうことに。後遺症のせいで長時間立つこともままならない私を、いったい誰が採用してくれるというの?ウエストエンドの劇場に着くなり、キャスリーンは驚いた。そこで待っていたのは、新進気鋭の人気作曲家モーガンだった。促されるままなんとか1曲歌い終えた彼女に、結果が告げられた。「僕といる限り、君には最高のレッスンを受けさせよう」翌日、キャスリーンは胸騒ぎを覚えつつ、彼の屋敷へ向かうが……。 ■人気作家エマ・ダーシーによる、静かな感動を呼ぶ珠玉の初期作。
  • ファルコンの恋人
    4.5
    ベサニーは人類学者の父が異国で死亡したという知らせを受けた。生存を信じる彼女は、研究先である砂漠の国ベイラルに向かう。現地に降り立ち、猛禽をうやうやしく運ぶ行列に出合ったとき、そばにつき添う黒マントの美しい男が鋭い視線で彼女を捕らえた。徹底的に獲物を追う★はやぶさ/フアルコン/に似た彼こそがこの国の首長らしい。女一人で父親を捜すのは危険だと彼にさとされるが、それでもなお、ベサニーは自分で見つけだす意志を崩さなかった。すると首長はいきなり顔色を変え、支配欲もあらわに言い放った。「わたしが法律だ。わたしに背くことは許さない!」
  • シャンペン・マジック
    3.0
    レオは、信じられないほどハンサムでセクシーな男性だった。経営するレストランにレオが客として初めてやってきたときから、テリーは彼に強く引きつけられていた。そして、たぶん、彼も……。三度目にレオが店に来たとき、今日が運命の日だとテリーは悟った。その夜、二人は自然に結ばれた。それは想像を絶する喜びだった。こんな関係があってもいい。相手のことは深く知らないけれど、つかのまの至福が味わえれば、それでいい。問題はないはずだった。そう、テリーの身になにも起きなければ……。
  • 最後の選択
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    ケリーと祖父は、羊牧場メアリアンパークの敷地内に住んでいる。持ち主のヘンリー・ロイドと祖父は親友で、何十年も前に土地の一部を譲り受けたのだ。だが、法的手続きはとっていなかった。そのためヘンリーが急死すると、メアリアンパークを買った男が立ち退きを迫ってきた。そんな折も折、ケリーは物理療法士としてその男ジャスティンの治療に出向くことになった。この機会を利用して、祖父の土地を守らなくては!彼と対面したとたん、ケリーは野性的な魅力に一瞬ひるんだ。前にどこかで会ったような気がする……そんなはずないのに。★心温まる作風が魅力の人気作家エマ・ダーシーの作品をお届けします。今月はイタリア人ヒーローが登場する新作R-2111「花嫁と 呼ばれる日」も刊行されますので、併せてお楽しみいただけます。★
  • 薔薇のキューピッド
    3.0
    両親の死後、ずっと面倒をみてくれた祖父が亡くなり、外国にいたボウは急遽帰国した。最愛の祖父の死もさることながら、遺言の内容が彼の心を乱していた。一年間は代々受け継がれてきた広大な屋敷に住むこと、そして、その間は家族同然の屋敷の使用人たちを雇い続けること。が、中に一人、家族同然とは言えない者がいた。乳母のマギーだ。子供のいない家に乳母とは! いったいどんな仕事をしていたんだ?屋敷にたどり着いたボウは、ようやくその謎めいた乳母と会った。炎を思わせる赤い髪、真珠のように白い肌、抜群のスタイル――ボウはたちまち熱くなった。いや、待てよ、もしかすると……。祖母は僕が結婚しないことを嘆き、子孫が絶えることを心配していた。ボウは思わず口走っていた。「君は妊娠しているのかい、マギー?」もしそうだとすると、これは厄介なことになるぞ!
  • ばらよりも赤く
    2.0
    視力を失いつつある幼い娘の手術費用を貯めるため、ジーナは3つの仕事を掛け持ちし、過酷な日々を送っていた。そんなある日、昼の事務仕事のオフィスに現れた男性――それは忘れたくても忘れられない、リアム・シャノンだった。夫ジムの親友でありながら、結婚式の日に私を誘惑した彼。その後6年のあいだ音信不通だったのに、なぜ今になって……?ジーナがジムの事故死を伝えると、リアムは一瞬ひるんだのち、昔と変わらぬ傲慢さで残酷にも言い放った。「彼が亡くなったのなら、僕を止めるものは何もない」
  • デイジー・メイ
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    ジュディの夢は、造園コンサルタントとして成功すること。だが、淡い金髪に大きな青い目、女性らしすぎる体つきのせいで、能力を正当に評価してくれる顧客にはなかなか巡りあえずにいた。今日もまた、訪問先の大邸宅で庭師らしき男性にからかわれ、ジュディはその庭について率直な意見を述べて応戦する。真剣に耳を傾ける彼に、思いがけず好感を持つジュディだったが、そのときの彼女には知るよしもなかった。目の前の男性が決して手の届くはずのないセレブリティ、高名な建築家であるマルコム・スチュアートだということを。
  • 情熱のマスカレード
    4.0
    有名実業家の愛人の娘として生まれたバーナデッドは、後ろ指をさされて育ちながらも長年の夢を叶え、医師となった。その年の誕生日、彼女のもとに贈り主の名前のない花束が届いた。誰から?疑問を抱いたまま出掛け、一人の男と鉢合わせした。ダントン──6年前、思わせぶりな言葉で惑わせておきながら、私が懸命に語る理想を嘲り、翌日にはほかの女と去っていった男。彼は変わらぬ不敵な笑みを浮かべ、仮面舞踏会へと誘ってきた。“君が僕を見つける前に、君を見つけてみせる”と言って。彼をひざまずかせてやるわ!彼女は挑戦を受けて立った。
  • 最後のおおいなる情熱
    4.0
    「君に会いたいんだよ、アン」7年ぶりのサディからの電話に、アンの鼓動が一瞬止まった。理由も告げずに突然姿をくらましておいて、今さらどういうつもり?いまや彼はイギリスを代表する一流の劇作家としてもてはやされ、彼と美女のスクープが紙上を賑わすこともめずらしくない。サディの真意を知りたくなったアンは彼を訪ねるが、本心を聞き出せないまま、サディの誘惑の罠に再び落ちてしまう。やがて妊娠に気づいたアンは、彼と一緒に喜びを分かち合った。だがなぜか彼はまたしても一方的に彼女を置いて姿を消したのだった!そのときアンは初めて知る──彼が隠し続けてきた重大な秘密を。■ヒーローが長年隠し続けてきた重大な“秘密”がファンの間で物議をかもした、人気作家エマ・ダーシーの1993年刊行の衝撃作!
  • 冷たいボス
    -
    秘書のフルールはひどく不安な気持ちだった。勤め先の出版社の経営が、業界の巨匠――キット・マローンによって引き継がれたのだ。新しいボスとなるキットは、プレイボーイで自分の思うがままにふるまう人物らしい。案の定、初めて顔を合わせた日、フルールは信じられない言葉を彼の口から聞かされる。「これから一緒に僕の家へ行って愛し合おう」

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