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4.7竜の恩恵を受けるパルセミス王国。その国の悪の宰相アンドリムは、娘が王太子に婚約破棄されたことで前世を思い出す。同時に、ここが前世で流行していた乙女ゲームの世界であること、娘は最後に王太子に処刑される悪役令嬢で、自分は彼女と共に身を滅ぼされる運命にあることに気が付いた。そんなことは許せないと、アンドリムは姦計をめぐらせ王太子側の人間であるゲームの攻略対象達を陥れていく。ついには、ライバルでもあった清廉な騎士団長を自身の魅力で籠絡し――
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-緑に抱かれた穏やかな国ルトラーン。街外れの小さな薬屋で祖父と暮らすリシャールは、城の菜園に咲く希少な薬草ライカを摘むことを唯一許された特別な存在だ。だが彼には決して知られてはならない秘密がある。それは自分がオメガであるということ。アルファが多いこの城の中、オメガだと悟られぬよう発情抑制剤を飲み慎ましく日々を過ごしていた。 そんなある日、リシャールの前に現れたのは病に伏す国王の代わりに若くして王座に就いた第一王子ラディオールだ。菜園に出入りする美しい青年の噂を耳にして会いに来たという。凛々しくも静かな瞳に見つめられた瞬間、リシャールの身体は熱に包まれ発情期のような状態に陥り、慌ててその場を逃げ出した。抑えきれぬ衝動――まるで運命に呼ばれたかのように。それからまもなくリシャールのもとに届いたのは「ラディオール様に関する極秘の相談」という緊急の手紙だった。再び城へと呼び戻されたリシャールだったが――。
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4.2「ショウ。こっちにおいで」 甘く優しいけれど、有無を言わせない声。この男が愛でているのは所有物である自分の姿形であって、自分が何を思っているかなど気にもしていないだろう。 俺はこれからこの優しい顔をした男に貪り喰われることになる――。 学校からの帰り道、見知らぬ外国人に拉致された少年・彰吾(しょうご)は、自分が日本から遠く離れた異国の地へ売られたことを知る。 そして、そこで彰吾を待ち受けていたのは、愛玩用の奴隷として生きる生活だった……。 残酷でありながらも切なく、無常さの中に光を見出す、衝撃の物語が遂に書籍化! ※本作品は「銀の鳥籠」(分冊版)を合本収録したものです。重複購入にご注意ください。
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-【あらすじ】 保護猫しまきちと一緒に暮らす碧斗は、ペッティというペットショップに勤めている。営業でショップを訪れる、大人で魅力的な嵯峨に碧斗は惹かれていた。 ある日、嵯峨から食事に誘われた碧斗。連れて行かれたのはなんと嵯峨の実家であるイタリアンレストランだった。そこで嵯峨の父と会い、息子の結婚を楽しみにしていることを知った。 なぜかもやもやする気持ちのまま帰宅すると、家にいるはずのしまきちが窓の隙間から脱走していた。 嵯峨と二人で懸命にしまきちを探す。そして公園の茂みで倒れているしまきちを発見して……!? ★SSペーパーの番外編も収録! ※本作は柚槙ゆみの個人誌作品の電子書籍版となります。【238ページ】
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-子供を抱えたオメガの前に現れたのは、運命を覆す最強のアルファだった! 家族に捨てられ、ひとりで子供を抱えて生きるオメガの雪。 貧しさと抑制剤の副作用に苦しみながらも、幼い息子を守るため必死に働く日々だ。 そんな雪の前に現れたのは、強く優しく、そして特別な存在――“ハイアルファ”の医師の栄貴だった。 冷たく裏切った元番との記憶に怯える雪に、栄貴は揺るぎない愛と庇護を差し伸べる。 「君と君の子供を、俺が守る」 孤独な親子に訪れる運命の出会いと、溺れるほどに甘い愛の物語――。 ※本作は柚槙ゆみの個人誌作品の電子書籍版となります。【278ページ】
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4.8竜の恩恵を受けるパルセミス王国。その国の悪の宰相アンドリムは、娘が王太子に婚約破棄されたことで前世を思い出す。同時に、ここが前世で流行していた乙女ゲームの世界であること、娘は最後に王太子に処刑される悪役令嬢で、自分は彼女と共に身を滅ぼされる運命にあることに気が付いた。そんなことは許せないと、アンドリムは姦計をめぐらせ王太子側の人間であるゲームの攻略対象達を陥れていく。ついには、ライバルでもあった清廉な騎士団長を自身の魅力で籠絡し―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。 ※電子版には1周年記念版ショートストーリー付き
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-【あらすじ】 大学生の佐光由衣は、母の再婚で血の繋がらない年の離れた兄が出来た。国内外で有名な画家である壱也は、男の由衣から見ても惚れ惚れするくらい美しい男性だった。 そんな兄と広い家で二人暮らしをすることになり、上手くやっていけるか不安を感じていた。そのうえ壱也からの予想外な激しいスキンシップに翻弄されてしまい……。 「気持ちいいでしょ? ここ、硬いもんね」 マッサージをしてあげると言われて、その手は淫らに由衣を攻めてきて――。 ※本作は柚槙ゆみの個人誌作品の電子書籍版となります。【192ページ】
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4.0『恋と気づいたときから』に登場したBAR.MISERYのバーテン・鈴と常連客・塚本のその後を描いたスピンオフ作品! BAR.MISERYでバーテンとして働く桐島鈴には、しつこく言い寄ってくる常連客がいた。弁護士の塚本玲次。彼はBAR.MISERYオーナーである千尋の旧友であり、鈴にとっても恩のある相手。塚本のことは嫌いではないが、彼の恋人になった自分を想像することができない鈴と、鈴の気持ちを理解しながらめげることなく何度も告白してくる塚本。そんな曖昧な二人の関係が一歩前進した初デートの最中、鈴に思いも寄らない知らせが届く。それは鈴の住むマンションの部屋にトラックが突っ込んだ、という信じられないもので、成り行き上、鈴はしばらくの間塚本のマンションで同居させてもらうことに。日常を共有することで二人の距離は縮まっていく……どころか、BAR.MISERYでは見ることのなかった塚本の新たな一面を知るにつれ、鈴の中ではモヤモヤとした感情が積もっていき……。
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3.8元カレとのいざこざから人間不信気味の佐倉は、人と深く関わることを避け、ペットシッターの仕事をしている。ある日、新規依頼を受けた佐倉は、歌舞伎役者のように涼しげで品のある佇まいと顔立ちをした男・樋置の家へ訪れる。樋置の美しさに一瞬、見とれそうになるものの、愛犬・ヴィムに対するぞんざいな態度に腹を立てた佐倉は、彼を怒鳴りつけてしまう。自身の失態に青ざめ、契約解除も覚悟した佐倉だったが、予想に関して樋置は佐倉の言葉を真摯に受け止めヴィムへの態度を改めてくれた。どうやらヴィムは突然預かることになったようで、樋置は慣れない犬との生活をどうして良いものか戸惑っていたらしい。そんなことがあったせいか、樋置は佐倉を信頼してくれるようになる。それは佐倉も同じことで、ヴィムの世話を介して交流していくうちに、二人の距離は少しずつ近づいて行き……。
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4.1「もう、お前とは会わない」 卒業式の日にそれだけを告げ、寿鷹は千尋の前から姿を消した。極道の息子でありながらクラスの人気者だった寿鷹とは、友人とも恋人とも呼べないセックスフレンドのような関係だった。それでも、複雑な家庭環境で育ち、幼い頃から他人への興味が希薄だった千尋にとって、寿鷹は初めて情を傾けることができた特別な相手だった。あれから7年……。千尋は自身のバーを構え、バーテンダーとしてカウンターに立ちつつ、人との深い付き合いを避けるようにして生きている。そんなある日、千尋の店は嫌がらせを受けるようになる。犯人はバックにヤクザが付いているという噂のある、向かいに新しくできたライバル店。嫌がらせはエスカレートし、とうとうチンピラのような男が店に乗り込んでくる事態に。偶然店に居合わせた客との小競り合いが始まり、一触即発という空気になったその時、店に現れたのは7年前に姿を消した寿鷹だった……。
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2.8片田舎の街酒場でダンサーをしているアルヴィは、色白痩身で中性的な美貌が色気を醸し出している人気ナンバーワンのオメガだ。発情期間近のある日、抑制剤を飲んで店に出ていたのだが、そこへアルファと思しき獣人二人がやってくる。 一気にフェロモンがあふれ発情してしまうアルヴィ。急いで森の中の小屋に逃げこんだが、追ってきた一人の獣人と体を繋げてしまう。アルヴィは首筋を噛まれ強引に番にされてしまい…目覚めると一人取り残されていた。それから半年、尻尾と耳のある赤子・イザークを密かに産み落とした。そんなアルヴィのもとへ隣国クサンドラの王室から使者が現れ、城へと連れ去られてしまう。驚いたことに、アルヴィが一夜の関係を持った相手はクサンドラ王・ブルーノだったのだ。ブルーノはアルヴィこそが長年探していた『運命の番』であり、いずれは己の妃にすると言うのだが…。異種間の上に身分違い――アルヴィは懊悩して…。
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3.8スポーツジムからの帰り、亘は公園で行き倒れている青年・史春を保護する。一宿一飯を提供したが朝には姿がなく、代わりに保護猫カフェのスタンプカードと亘の寝顔を描いた一枚のラフ画が残されていた。ラフ画の端には署名が入っていて、それは亘の好きな画家「HARU」のものだった。史春が「HARU」だと知った亘はその日から、彼ともう一度会うため猫カフェに通い、「HARU」の絵を取り扱っている画廊を巡り始める。そうして数日が過ぎたある日、亘はようやく史春との再会を果たす。人懐こく甘え上手な史春は亘との再会を喜んでくれ、二人は気の合う友人のような付き合いを始める。はじめのうちこそ憧れの画家「HARU」との交流に心躍らせた亘だったが、交流が深まるに連れ亘の興味は「HARU」ではなく一人の男・史春へと向いていき……。
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4.0ノンケの幼なじみ・善吉に失恋した蛍は、手当り次第に男をナンパする日々を送っていた。そんなある日、蛍はナンパした男に襲われ夜道で気を失ってしまう。気がつくと、見知らぬ部屋のベッドに寝かされていた。健太と名乗る家主は、蛍を助けてくれ、介抱してくれたらしい。少し善吉に似た容姿をした健太に胸のときめきを覚えた蛍だったが、相手は10歳も年下の大学生で、しかもノンケ。これ以上深く関わっては駄目だ。健太に惹かれ始めている自分にブレーキを掛け、健太との接触を避けようとする蛍だったが、健太はなぜか蛍に興味を持ってしまったようで、その日以降、執拗に連絡を取ろうとしてきて……。
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4.0「深山古書店には気をつけろ」 宅配ドライバーとして働き出した一本木に、先輩ドライバーから与えられた忠告だ。その古書店は西荻窪の住宅街にぽつんと建っていた。店主は深山凛太郎という、室内でも帽子をかぶり、和洋折衷で奇妙な服装に身を包んだ年齢不詳の怪しい男。一本木に対し、初対面から「凛太郎お兄さんって呼んでくださいねえ!」と人懐こく笑いかけてきたのだが、彼はその見た目よりもさらに怪しい趣味を持っていた。この世界とは異なる別の世界――“異世界”に繋がる扉となる本「奇書」のコレクターだったのだ。凛太郎に巻き込まれる形で、奇書の世界へ入ることになってしまった一本木の運命は……!?
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3.7パン屋「リデット」の店主である朝倉は、女性と話すことが苦手。接客以外で付き合いのある女性といえば、幼なじみの真菜くらいのもの。ある日、真菜から「彼氏を紹介したい」と呼び出された朝倉は、そこで大学時代に憧れていた同級生・七夜と再会する。しかし、七夜は朝倉に向かい「はじめまして」と口にする。大学時代、七夜と言葉をかわしたのは一度だけ。朝倉にとっては忘れられない出来事だったが、七夜は忘れてしまったのだろう。朝倉は七夜に倣い、初対面を装うことに。偶然の再会により、大学時代には得られなかった七夜との友情を手にした朝倉だったが、今や一流企業に務めるエリートとなった七夜は大学時代よりさらに眩しさを増していて、七夜に対する憧れは再び熱を帯びてくる。しかも七夜は、真菜とのデートの下見と称して、週末の度に朝倉を誘うようになり……。
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3.7忙しい仕事に追われ不眠症気味になっていた直人はある日、帰路の途中で気を失ってしまう。目を覚ますと、見知らぬ部屋のベッドに寝かされていた。どうやら偶然通りかかった男性・恭宏に助けられ、そのまま彼のベッドで眠り続けていたらしい。整った顔立ちをした恭宏は人懐こい性格なのか、恥ずかしさから早々に退散しようとする直人を引き留め、サンドイッチまで作ってくれた。恭宏にすこし心を開いた直人は、不眠症気味であること、なぜか恭宏のベッドではぐっすりと眠れたことを話す。すると恭宏は「眠れないのは寝具のせいでは?」と指摘してくる。彼は寝具メーカーの営業社員だったのだ。しかも疲労困憊な直人を心配し、直人の寝具を直接見たい、とまで言ってくる。「もしかして、高額な寝具を売りつけられるのでは……」 すこしの不安を覚えた直人だったが、すでに恭宏に対し好意のような感情を抱きつつある直人には断ることができなくて……。
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3.8六青なおは極度の童顔。大学に通う20歳の成人男子だというのに、黙っていると中学生、ひどい時には小学生に間違われることもある。なおは幼馴染みの水穂真のことが大好きだった。真はなおより12歳年上で、真が社会人となって一人暮らしを始めてからも、2人は本当の兄弟のように仲睦まじく過ごしていた。しかし、ある日を境に真は、理由も告げずに「もう来ないでほしい」と一方的になおを突き放してくる。しかもそれから数日後、なおは真が男性と連れだってホテルに入っていく姿を目撃してしまい、さらなるショックに襲われる。真のことがどうしても気になるなおは、拒絶されることを覚悟しつつ真のマンションへ向かうが、そこで見たのはホテルに入っていった彼とは違う男性と半裸の真。どう見てもただの友人関係ではない様子の二人を目の当たりにしたなおは、そこで初めて「自分は真に恋をしているのだ」と自覚してしまい……。
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3.8肉食狼上司×天然子うさぎのイケナイオフィスラブーー。 これはただの憧れ?それとも恋かはたまた欲望か。 玩具メーカーの企画部に所属する天草(あまくさ)は部署のお荷物。自分の強い希望で部署移動したにも関わらず、結果を出せずに焦っていた。 憧れの上司黒崎(くろさき)に認められたい一心で一人残業していたある日、ふと魔が差して黒崎のデスクで自慰をしてしまい、しかもそれを本人に見られてしまう。 怒られるかと思いきや、黒崎にキスされた上になんと動画を撮られていてーー!? 【登場人物】 黒崎英一:プライズ部門の若き部長。端正なルックスと仕事の敏腕ぶりに部署内外の人気が高い。 天草祥:総務部から移動してきた3年目社員。純粋で素直。一人で思い込み暴走してしまう傾向あり。時々我慢を押さえられない所が短所。
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4.6大手の電気通信会社でカスタマーサービスを担当する浅田智紀は、かつて自身の性的嗜好が原因で失態を犯した経験があり、以来、人間関係や恋愛に関してはひどく臆病になっていた。体だけの関係ならたくさん相手はいたが、本気の恋愛は怖い――。だが、同じ部署の上司・芹澤には密かに恋心を抱き始めてもいた。スーツの似合う逞しい体躯に加え、心を落ち着かせてくれるソフトな口調。しかし彼がノンケであることは間違いなく、見ているだけでいいと心に決め、芽生えた想いに蓋をして日々過ごしていた。そんな浅田のスマホには毎日何通も何通もひっきりなしにメッセージが届く。脅迫にも近いそれは、浅田の昔の同僚からの嫌がらせだった。周囲に動揺を気づかれまいと取り繕う浅田だったが、会社の創業祭でその男が目の前に現れて…。解けない縛めに翻弄される浅田とそんな部下への思いがけない感情に戸惑う芹澤――絡み合う感情の行方は…。
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5.0ベストセラー作家の那花壮一郎、バーTOMARIGIのマスター横澤宗、そして学生の頃からの友人で同僚の飯山美博――雨宮和幸には三人の恋人がいる。過去の父との歪んだ絆に苦しんできた和幸だったが、彼らとの関係が和幸を変え、今では甘い日々を享受していた。そんなある日、TOMARIGIで開かれたパーティーで、那花も横澤も飯山も近くにいるのに一人で放っておかれた和幸は、客の男から言い寄られ…。また別のある日のこと、那花の出版記念パーティーに招かれた和幸は、とある女性と那花との婚約話を耳にしてしまい…。そしてまたある日は、飯山の家に本を借りに行った和幸は、そこで思いがけない本を見つけて――と、三人の恋人たちとのそれぞれの絆の深さや思い、覚悟を試されることになる。人気作『歪な絆と満ちた情慾』の続編!
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4.8「ショウ。こっちにおいで」 甘く優しいけれど、有無を言わせない声。この男が愛でているのは所有物である自分の姿形であって、自分が何を思っているかなど気にもしていないだろう。 俺はこれからこの優しい顔をした男に貪り喰われることになる――。 学校からの帰り道、見知らぬ外国人に拉致された少年・彰吾(しょうご)は、自分が日本から遠く離れた異国の地へ売られたことを知る。 そして、そこで彰吾を待ち受けていたのは、愛玩用の奴隷として生きる生活だった……。 残酷でありながらも切なく、無常さの中に光を見出す、衝撃の物語が遂に書籍化! ※書下ろし番外編2本+同人誌掲載番外編1本を収録!
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4.8輸入雑貨の会社で商品管理の仕事に就く、ちょっぴり天然な二十五歳・安積。そして、安積の世話焼き女房のような同僚・広瀬。二人は高校時代からの付き合いで大学も同じ、就職先も一緒、デスクも隣り同士という腐れ縁だ。安積にとっては頼りになる同僚で友人でしかなかった広瀬だったが、残業続きのある晩、会社のトイレで自慰の手伝いをされてしまい安積の中で動揺が広がる。――あいつ、どういうつもりなんだ? これも寝ぐせ直しと同じ? 世話焼きの一環? さらに二人で飲みに行った帰り、今まで見せたことのない顔で「俺と付き合えよ」と言って、突然キスの真似ごとをしてきた。――まさか本気じゃないよな? 安積の疑問は日に日に膨らんでいく。そんな折、二人の部署に曰くつきの男が異動してきて――。ゲイで世話焼きな広瀬×ノンケで天然な安積。王道リーマン・ラブアフェア。
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3.7
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-「ランベルト,僕の騎士,お前は僕の聖域だ」――豊かな自然に恵まれ,昔から魔術がごく自然に根づいているエンデル王国。第一王子のユージアは,精霊と交信できる力を持っているがゆえに十歳から城の中に幽閉され,自国の未来などを精霊たちから聞く役割を担わされてきた。国王は精霊の言葉に頼り切り,己で政治を行うことすら放棄している始末だ。だが精霊との交信儀式では特殊なお香が使用され,その副作用は心身共に疲弊するものだった。そんなある日のこと,ユージアの食事に毒が盛られるという事件が起こった。ユージアを失うことを恐れた国王は,国一番の騎士団の団長ランベルトを専属護衛として息子につけた。精霊王子となる前の幼い頃から憧れの存在であった,凜々しく逞しい騎士ランベルトがつきっきりで護衛をしてくれる。長い間,孤独に苛まれていたユージアの胸に初めて甘い思いが芽生えていき――。
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-その知識は、本来彼が持つべきものではない」――父親代わりのヘレーに教えられた知識を使い、地図製作を得意とする少女・ウネン。彼女は、領主からの依頼で敵対する隣領との境界を測量する旅に出ることになった。ところが測量中の護衛を探すために訪れた酒場で、「その測量技術を誰から教わった?」と旅の剣士・オーリが詰め寄ってくる。しかし、彼女にさまざまな知識を授けたヘレーは、三年前に町を出たまま行方知れず。さらにヘレーの行方を捜す魔術師・モウルも現れ……ウネンは予期せぬ運命の渦に巻き込まれていく。ヘレーの持つ知識とは? 彼は何処へ行ったのか? ヘレーを追うオーリとモウルの正体は? 魔術、神、友情、家族愛、禁じられた知識を巡る謎、いくつものピースが重なり、最後に明かされる驚きの真実とは? WEB連載時から話題を呼び、海外で英語版の電子書籍として配信された本格長編ファンタジーを加筆改稿した完全版がついに登場!
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4.1帝都で職業婦人をしている朱莉は、ある日、巷を騒がせている怪異に襲われ、住んでいたアパートが全焼してしまう。 途方に暮れている朱莉を助けたのは、眉目秀麗な青年・智人。 だが彼は本に奉られた神様・言神(ことがみ)で、ある洋館の住み込み管理人の仕事を朱莉に紹介する。 寝食が保証されることで住み込みを了承した朱莉だったが、案内された洋館は一癖も二癖もある言神たちの住まう、問題山積みの物件だった!? ワケあり洋館ではじまる、個性的な言神たちとの同居生活。 今、緩やかに動き出す、人ならざるものが本に綴られ奉られる時代を生きる恋(?)と物語の奮闘記!?
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4.0
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3.6
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3.0幽霊が見える大学院生・橋野は、この世に未練をのこしている彼らのために何かできないかと模索する日々を送っている。 ある日、さまよっている女性の霊を追いかけて入った能楽堂で比良坂紅苑と出会う。 そこで比良坂の舞によって幽霊が成仏する瞬間を目の当たりにしたのだった…。 恋人に自死したと伝えてほしいと頼む男の霊、別の人物の腕をもつ異形の霊、同じ松が生えている対岸の家を見つめる老人の霊……彼らが抱え込んでいる想いとは? 魂を浄化する力をもつ能楽師とおせっかいな大学院生が幽霊がかかえる謎を解く美しき幽霊譚
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4.0姉の忘れ形見、五歳児の勇佑と二人で暮らす秋人――その正体は人狼だ。秋人は由緒正しい獣人族の家系・時信家の次男だが、姉が人間との間に産んだ勇佑を一族として認めない父や兄に反発し、大学生の時に家を飛び出して勇佑を一人で育ててきた。 獣人であることを隠しながらずっと不自由な生活をしてきた二人だが、ある日、商店街にある小さな本屋の店主・蓮見と知り合いになった。蓮見はエリート商社マンだったが会社を辞め、祖父の営んでいた店を継いだのだという。そのやさしい笑顔に秋人と勇佑はすっかり心を掴まれてしまう。いつしか蓮見の家でご馳走になるくらい親しくなり、つい気を許してしまったばかりに人狼であることがバレてしまった。しかし彼は動じることなく接してくれたばかりか、半獣に変身した秋人を愛でてかわいがってくれて……。 そんな折、秋人のもとに冷徹な兄が突然やってきて……。
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5.0獣人族の家系、時信家の孫息子・勇佑は、人狼の母が人間との間にもうけたハーフだ。母亡きあと叔父の秋人とそのパートナーの古書店主・蓮見に愛情いっぱいに育てられてきた。そんな勇佑も十三歳になり、北海道の大自然の中に建つ全寮制のフィリス学園に入学した。ここは人狼のみが入れる六年生の学園で英国のパブリックスクールをモデルとし、公用語は英語、外国からの人狼も多かった。入学式で勇佑は懐かしい相手と再会する。小学校の途中で転校し以来、音信不通となっていた親友の劉生だ。すっかり大人びた雰囲気の劉生に、まだ幼さの残る勇佑はドギマギするばかり。二人は偶然にも寄宿舎で同室だった。入学して間もなく、学園では「ウルフ&ラビット」という新入生歓迎の催しが開かれることに。それは広大な森の中、ウルフ役の上級生がラビット役の新入生を探して追いかけ、捕まった生徒は七日間、相手の世話係をするというもの。劉生とともに逃げ惑う勇佑を、なにかと噂のある上級生が狙っていて…。
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4.0
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-符術師とその助手。怪異を追う二人の距離は、揺らぎながら近づいていく――。 人ではないものが引き起こす怪異な事件を扱う、祓い屋を生業とする有島快柊(ありしまかいしゅう)と、その助手にして相棒の芦屋夏彦(あしやなつひこ)。 正反対のようでいて息の合う二人のもとに、新たな依頼が舞い込む。 神隠しにあった息子を探してほしい――依頼主から得た唯一の目撃情報は、少年が二本足で立つ猫と共にいたということだった。 妖怪の仕業だと考え捜査を開始した二人だったが……。 中世と近代が入り混じる大正を舞台に、師弟関係ながらも惹かれ合うバディが奔走する祓い屋稼業譚!
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-IT系企業の経理部に勤める拓実の趣味は小説を書くこと。得意なジャンルはファンタジー、弥刀あやのペンネームで学生時代から作品を書いては賞に応募してきたが落選続きだ。25歳になった今でもプロになる夢は諦めておらず、ウェブサイトで作品を公開したり創作仲間と同人誌即売会に参加したりしている。そんなある日、SNSで弥刀あやに対する中傷コメントが相次ぎ、拓実はすっかり落ち込んで創作意欲さえも失ってしまう。すると憧れのカリスマ的同人漫画家『夜光ともか』から励ましのDMがきた。その後も作品の感想を送ってくれる夜光先生のおかげでなんとか元気を取り戻すことのできた拓実は、性別すら不明のこの漫画家をさらに好きになっていく。一方、社内では普段接点のないデザイン部のイケメン陽キャ、茅本煌から突然声をかけられ、陰キャを自認する拓実は戸惑ってしまう。かつて会社の飲み会で酔った茅本を、拓実が介抱したと言われ……!?