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  • 暴君の結婚宣言
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    もう一度愛されると、私は信じてきた。彼は生涯一緒と言った……友人として。 仕事中に呼ばれたケイラは、人生最大のショックを受けた。社長のアンドレアスが結婚して家族をつくるというのだ。なぜその相手が、知り合って8年、彼を愛してきた私じゃないの?それはきっと私が、里親育ちの“雑種”だからだ。悲しみと屈辱のあまり、ケイラは無断で休暇をとって旅に出た。するとアンドレアスは会社を放り出し、彼女を追いかけてきた。「君は僕の人生の一部だ。結婚してもその事実は変わらない!」アンドレアスにとって、妻の横に私がいるのは当然なのだ。別の女性を選んだ彼を見るなんて、私には拷問でしかないのに。 ■傲慢なヒーローに6年前、突然別れを告げられたヒロイン。傷心旅行中、当時の彼の真意を聞いたヒロインは昔に戻ったように、熱い誘惑に身を任せてしまいます。生涯の伴侶にはなれないと知りながら……。HQロマンスを代表する作家L・モンローの傑作をどうぞ!
  • ダイヤモンドの政略結婚
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    父と国のために、政略結婚を受け入れ、夫に所有される。そこに愛は、ない。 パリのセーヌ川にかかる橋の上で、アナは震えていた。昨日会ったばかりの異国の王に嫁いで、困窮する国と父王を救う。でも前の婚約で、私は女として役立たずだと言われた。ベッドをともにできず、ののしられた心の傷はまだ残っている。同じ恥はかけないと逃げだしたのは、本当は結婚したくないから?そこへ一人の男性が追いかけてきて、アナを捕らえた。スキャンダルにはなるけれど、もうほかに方法はない。アナはどきどきしながら、精悍でハンサムな彼に唇を押しつけた。その男性が結婚するはずだった王の弟、ザヒールとも知らず……。 ■『鷹王と純潔の踊り子』でデビューを飾り、1作ごとに着実に人気を獲得しているアンディ・ブロック。愛を求める純粋無垢なヒロインと、大切にしたいあまり彼女を遠ざけてしまう“野獣”と呼ばれる異国のプリンスの、切ないすれ違いをお楽しみください!
  • 残り香の誘惑【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    代々続く家業の香水メーカーで調香師をしているサディは、生産量は少なくとも丁寧に作った香水に誇りを持っていた。だが祖母が亡くなり、筆頭株主となったいとこのラウールが、世界的な有名企業に身売りをしようと動き出す。何事も合理的な大企業のもとでは、大切な伝統がすたれてしまう……。サディは話し合いをするために、ラウールのオフィスへ向かった。ところが足を踏み入れたとたん、その場に凍りついた。目の前にいたのは、以前、香水の見本市で会った傲慢な男性――サディのことを“売り物か”と蔑んだ実業家、レオニアディスだった! ■その年のベスト・ブックを丹念に選りすぐってお届けする企画から、稀代のカリスマ作家ペニー・ジョーダンが2005年に書いた、匂い立つような情熱がほとばしる珠玉作をお楽しみください! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 囚われの乙女の祈り
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    叡智あふれる絶対君主に、窮地の乙女は囚われて……。 「欠点はあるが、君は留置場の外にいるほうが役に立つ」詐欺容疑で拘束された父親に会うため砂漠の国を訪れたエズミは、あまりにもハンサムで傲慢な国王ザイードの言葉に耳を疑った。父親を助けたければザイードの王宮にとどまり、ソーシャルワーカーの経験を活かして彼の下で働けというのだ。反発するエズミだったが、目の前で父親が病に倒れた瞬間、なんでもするから助けてほしいと思わず懇願していた。ザイードの強烈な魅力を前になすすべもなく純潔を捧げ、異国の世継ぎを身ごもることになるとは夢にも思わずに。■オアシスでの情熱的な一夜の果てに妊娠が判明すると、妻子を必要としていたザイードは即座に求婚します。しかし、ある秘密を抱えた彼女にはイエスと言えない事情があって……。悲惨な境遇にありながらも健気で純真なヒロインを思わず応援したくなる一冊です。
  • 脅迫結婚【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    3.0
    イモジェンは18歳の時、ドラッコと婚約した。10歳年上で、亡き父の右腕だったドラッコは、子供の頃からの憧れの人。すばらしい男性、そしてやっと実った初恋。彼女は幸せを感じていた。だが結婚式の日、ドラッコとのただならぬ関係をほのめかす義母の言葉を否定しようともしない彼に失望して、イモジェンは教会から走って逃げた。4年後、一度は放棄した父の遺産が必要になり、弁護士に連絡をとってイモジェンは帰郷することに。だが、待ち合わせ場所に現れたのは――ドラッコだった。とまどうイモジェンにドラッコは言い放つ。「君と僕はまだ婚姻関係にある。妻として僕の子供を産んでもらう」 ■ベスト・ブック・オブ2003と題して、この年に最も話題を呼んだ傑作をお贈りします。2011年に亡くなったロマンスの女王、ペニー・ジョーダン。彼女が得意とする、傲慢な年上男性に憧れるピュアなヒロインの初恋物語をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 君主との冷たい蜜月 三姉妹はシンデレラ
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    王家の指輪が持つ伝説どおりのプロポーズ。だが祝福の中、花嫁は絶望していた。 ポリーは実の父をさがして、ダーリアを訪れていた。しかし突然、空港で身柄を拘束され、王宮へ連行される。そこに現れた、民から英雄とあがめられる国王ラシャドは、おごそかな声でポリーに妻になるよう命じた。その言葉を受け入れたのはラシャドの鷹のような目と威厳に、恐怖とは違う胸の高鳴りを覚えたからだ……愛の芽生えを。ポリーは気づいてもいなかった。非情なラシャドは国に平和をもたらすため、彼女を利用するつもりでいたのだ。亡き王妃の代わりに、子供を産んでもらうことで。 ■作品数が100冊を超えてもなお、第一線で活躍しつづけるリン・グレアムの3部作〈三姉妹はシンデレラ〉をお届けします。母が形見として娘それぞれに遺した指輪に導かれ、三姉妹が生死もわからない父の行方と真実の愛を知る、波乱に満ちた物語です!
  • 情熱の聖夜と別れの朝 クリスマス・ロマンス I
    4.0
    偽名の大富豪は、お楽しみのつもりだった。おなかの子は愛の証と信じていたのに。 吹雪のクリスマスイブの夜、ホリーは車が故障して困っていた。けれど、近くの別荘に滞在するヴィトという男性のおかげで、一晩だけ泊めてもらえることになった。イタリア人のヴィトは大変なお金持ちらしく、貧しい自分とはなんの共通点もないのに、彼女は最初から彼に惹かれた。だから、ずっと守ってきたバージンも捧げたのかもしれない。家に帰って妊娠がわかっても、ホリーは運命の恋を疑わなかった。だが知らせたいヴィトは見つからず、遊ばれたと思い知る。悲しみの涙にくれながら、ホリーは孤独の中で出産するのだった。■リン・グレアムが描く、クリスマスを舞台にしたミニシリーズ〈クリスマス・ロマンス〉の第1作をお届けいたします。イブに出会った理想の男性に身を捧げ、赤ん坊を授かったヒロイン。その後、ヒーローとはドラマチックな再会を果たしますが……。
  • 二人の年月
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    心臓発作で入院した父の手術費用を工面するあてがなく、ヘザーはもう一人の家族、カイルに頼る決意をした。カイル――ヘザーが7歳の時、両親は13歳の彼を里子に迎えた。自分でももてあますほど激しい感情の持ち主だったヘザーは何かにつけてカイルに反発し、両親の愛を独り占めしようとした。そして17歳の誕生日の夜、愚かにも両親を試そうと、アスピリン一瓶をからにしてしまった。死ぬつもりはなかったが。あの一件で家を出たあと実業家として成功したカイルとの6年ぶりの再会。彼のまなざしに射すくめられた瞬間、ヘザーは急に頬が熱くなり困惑した。彼がどれほど魅力的であるかを忘れていたのだ……。■〈忘れえぬ愛の記憶〉と銘打ちお贈りする企画第2弾は、ロマンスの女王、ペニー・ジョーダン。血のつながらない兄への形容しがたい感情に振り回されてきたヒロイン。時が流れ、それが恋心と気づいたとき、突然二人の関係は変化して……。
  • 暴君の甘い罰
    4.0
    罰と知りつつ、彼女は結婚を受け入れた。ただ、彼に愛されたい一心で。 両親を亡くし、住む家を失ったサラにとって、自分を受け入れてくれた祖母は、なによりも大切な存在だった。だから、心臓が悪い祖母のためと言われると、大富豪ルークとの結婚を断る理由が見つからなかった。彼は、亡き妻の肉親である私の祖母を安心させたいだけ。しかも継妹の嘘を信じ、私を財産めあての女と思っている。つまりルークは私に、妻という罰を与えるつもりなのだ。けれど前に彼からされた、熱く強引なキスの記憶がよみがえると、無垢なサラの胸は、おびえつつも小さくときめくのだった……。 ■どういう運命のいたずらか、真実の愛にあこがれる純真なヒロインが初めて恋い焦がれたのは、彼女を誰よりも嫌うヒーローでした。夫となってからも、彼は妻をベッドでは求めながらも、しいたげるのをやめません。ロマンスの女王の実力が冴えわたる作品です!
  • 孤独な城主と囚われの娘
    3.0
    一夜だけでいい、あなたの愛が欲しい。切なる願いは、非情な城主に届くのか? 土曜日、ローズマリーは朝から不安だった。兄夫婦の死後、彼女が育てている3歳の甥を引き取りたいと、義理の姉の兄ニコラスが突然、連絡してきたのだ。葬儀にも顔を見せなかった人がどうして?石油王として知られる億万長者の彼は、結婚の意思はないが、血のつながった後継者が欲しいという。お金のことしか考えない冷たい男性に、あの子は渡せない。でも、ニコラスの条件に従って甥とともに城に移り住めば、私は人生を諦めることになる。彼への思いも封印して……。■〈ベレア家の愛の呪縛〉も好評だったペニー・ジョーダンの、未邦訳作品をさらにお届けします! ヒーローの強引な要求により、人生が一変したヒロイン。そんなヒロインを魅力に欠けるとあざわらいつつも、深夜になると誘惑を仕掛けるヒーローの真意とは?
  • イタリア富豪の高慢と贖罪
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    夜ごと密かに愛を囁く――誰にも見せない心の内で。 ついさっき出会ったばかりの男性とイタリアへ?妹の付き添いを住み込みでやらないかというダニーロの申し出に、テスは耳を疑った。ロンドンで小学校教師をしているテスは、顔見知りの男からの度重なるストーカー行為に悩まされていた。今日は夜道でその男に拉致されそうになっていたところを、偶然通りかかったダニーロが危機一髪で助けてくれたのだった。夏休みに外国へ避難するのは、最良の方法には思えるけれど……。迷った末、テスはトスカーナ地方にあるダニーロの屋敷を訪れた。愛を拒む大富豪に身も心も捧げることになるとは夢にも思わずに。■愛に臆病な乙女と堕天使のように美しいイタリア富豪の、期限つきの熱い秘め事――消せない傷を抱えたふたりの秘密の愛が描かれます。人気作家キム・ローレンスの情熱的なシンデレラストーリー。
  • イブの変身
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    タマラは15歳で両親を亡くしたあと、厳格な伯母に育てられた。そのせいで禁欲的な考え方が染みつき、恋とは無縁の人生を送る彼女が堅物の婚約者を選んだのも自然のなりゆきだった。そんなある日、タマラは休暇でひとりカリブの島を訪れた。「彼ってとってもセクシーだと思わない?」とささやく同じ観光客の婦人の声に顔を上げると、南国に似合わない黒ずくめの服装をした野性的な男性の姿が目にはいった。思わず、謎めいたその男性ザッカリーをむさぼるように見つめてしまい、タマラは激しい自己嫌悪をおぼえた。まさかその数日後、彼に身を捧げることになるとは夢にも思わず……。■〈この愛は秘密〉と銘打ちお贈りする企画第3弾は、2011年に惜しまれつつ亡くなったロマンスの女王ペニー・ジョーダンの、恋を知らずに生きてきたヒロインの情熱の初恋物語をお贈りします。
  • 大富豪の情熱の流儀
    4.0
    情事の相手にしかならない女──どんな男性も私の愛は求めない。 会社を立ちあげたばかりのアレクサンドラは、巨大企業デカンポ社から新商品の仕事を打診されて喜んだものの、一方で不安も隠しきれなかった。じつはこの企画の責任者である副社長ゲイブは、アレクサンドラの実姉の夫の弟で、すでに面識があった。彼はなぜか初めから私に手厳しい。一緒に仕事をする気はあるの?案の定、ゲイブから挑発的に扱われたアレクサンドラは傷つき、溢れる感情のまま彼に詰め寄るが、それは大きなミスだった。次の瞬間、彼女は力強い腕に抱かれ、問答無用で唇を奪われて……。■R-3196『仕組まれた復縁』に続く、期待の新作家が描く愛憎渦巻くデカンポ家のロマンスをお楽しみください。互いの過去を知るうちに、ぶつかってばかりいたふたりの関係に変化が……。
  • 鳥かごのシンデレラ ベレア家の愛の呪縛 I
    3.7
    醜いあひるの子は知らなかった。彼女を求める、白鳥の情熱的な瞳を。 6年前に両親が亡くなってから、ベアトリスは夢をあきらめ、美しいがわがままなきょうだいを必死に育ててきた。そして彼らからの、使用人のような扱いに耐えていた。しかしある夜、妹にディナーの給仕をしているところを、富豪のエリオットにからかわれ、彼女はついに耐えられなくなる。きょうだいの中で一人だけ美しくないのが、そんなに悪いこと?屈辱と恥ずかしさから、ベアトリスがキッチンに逃げこんでも、追いかけてきたエリオットは“泣き顔まで醜い”とあざけった。ところが彼女が怒ると“かわいい君”と呼び、唇を奪って……。■2011年に惜しまれつつ亡くなった、ロマンスの女王ペニー・ジョーダン。彼女の幻の未邦訳4部作を刊行します。第1作のヒロインはベレア家でいちばん奥手なベアトリス。そんな彼女にエリオットはしびれを切らし、強引な方法で迫りますが……。
  • エスタンシアの雄牛
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    3年前、スペイン人伯爵の夫ルイの愛が偽りと知ったダヴィーナは、生まれたばかりの息子ジャミーを連れてイギリスに帰ってきた。私は、ルイが本当に愛する女性の身代わりにすぎない……。その思いがダヴィーナをさいなみ、みずから身を引くほかなかった。ところが最近になってルイが手紙をよこし、ジャミーを跡継ぎとして自分のてもとで育てたいという。いまさら、なぜ?悩んだ末、ダヴィーナはジャミーのためを思い屈辱を覚悟のうえで、スペインのルイの城へ戻ることにした。 ■尊大なスペイン人伯爵と名ばかりの妻の愛憎劇――ハーレクイン・ロマンス創刊1979年から順次、その年の選りすぐりの1冊をお届けする〈ロマンス・タイムマシン〉。1986年に話題をさらったペニー・ジョーダンのエキゾチックな1作をお楽しみください。
  • 心まで奪われて【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】 華麗なる日々 I
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    社交界の人々のためにパーティを企画するカーリーは、有望な顧客候補リカルド・サルヴァトーレに引き合わされた。ナポリのスラム街から億万長者にのし上がった彼は、カーリーにパーティを任せられるか視察したいのだという。リカルドに会った瞬間、カーリーはその男性的魅力に衝撃を受けた。一方、リカルドはまったく違った目で彼女を見ていた。金のためなら簡単に体を許す、パーティ好きの貪欲な女に違いないと。そういう女なら迷わず誘惑し、ひとときの情事を楽しもうと。そんなこととはつゆ知らず、カーリーは彼との視察旅行へと旅立った。男性に対して初めて感じた、甘く疼く何かに怯えながら……。 ■ペニー・ジョーダン〈華麗なる日々〉は、華やかなイギリス社交界を舞台に描かれた、2006年の作品です。同じ寄宿学校出身の3人のヒロインがともにパーティ企画会社を運営し、ゴージャスな男性と出会います。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 眠れぬ夜の情熱 大富豪の結婚の条件 I
    4.0
    500万ドルで彼女を買う。それが、大企業の帝王の誘惑だった。 母のせいで破産した日、オリヴィアは家を飛び出した。以来、1年間ミラノで息をひそめて暮らしていた。ある日、彼女はトニーという男性と出会い、久しぶりに楽しい時間を過ごした。ところが家まで送ってくれた彼は、部屋に入ったとたん豹変した。彼の本名はロッコといい、ミラノの富豪一族の出身だった。オリヴィアを、自分の祖父をたぶらかした魔性の女と決めつけ、本性を暴こうとしたのだ。ひどい誤解だ。オリヴィアは必死で身の潔白を訴えた。初めて覚えた胸のときめきを、屈辱にぬりつぶされながら。 ■コロンビア大学で出会い、無二の親友となった現代の貴公子たち4人の恋愛事情を、4人の新人作家たちが華麗に描く4部作のスタートです。第1作目はミラノの大企業グループの帝王、ロッコの物語。お楽しみください!
  • 満たされない大富豪 7つの愛の罪 I
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    すべてを手にした大富豪のボス。でもなぜか彼は幸せには見えない。 アリスは人材派遣会社から社長秘書の仕事を紹介された。プレイボーイとして有名なガブリエルは、そのセクシーな容姿と明晰な頭脳で、秘書をも瞬時に虜にしてしまうらしく、長く仕事を続けられる女性はこれまでいなかったのだという。生真面目で野暮ったいアリスは、初日から有能な秘書に徹した。男性不信の彼女にとっては、むしろうってつけの仕事だったのだ。一方、ガブリエルは新しい秘書に別の興味をかき立てられていた。地味なグレーのスーツの下に、彼女は何を隠しているんだ?折しもパリでの長期出張の仕事が持ちあがり、アリスは否応なく、ガブリエルに同行するよう命じられたが……。 ■キャシー・ウィリアムズが“怠惰”の罪をテーマに描いたロマンスです。
  • 愛されたくて【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    平凡な容姿の内気な娘に数学の才能があると知り、教師だった父はキャシーに英才教育を施した。13歳で母を、19歳で父を亡くして天涯孤独となったとき、彼女を救ったのは、ほかでもないこの才能だった。キャシーの開発したコンピューターゲームのソフトは次々と成功、評判を聞いた企業から買収を持ちかけられるまでになっていた。そんなある日、キャシーは突然、ひとりの男に誘拐されてしまう。ジョエル・ハワード! 大企業を率いる富豪がなぜこんな真似を?彼は強引にキャシーに買収を承諾させると、結婚までも強要した。「結婚は書類上のものだ。だが、君さえ望むなら……」 *本書は、ハーレクイン・クラシックスプレミアムから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ドーセットの恋物語
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    リンゼイに義理の兄ができたのは10歳のときだった。父の再婚相手の連れ子であるルーカスは17歳の美しい少年で、実母を亡くしたばかりのリンゼイを優しく気遣い、周囲から守ってくれた。彼女はすぐにルーカスを大好きになり、いつしかその憧れは熱い想いへと変わっていった。そんなとき、突然の悲報がリンゼイを襲う。事故で父と継母が帰らぬ人となり、兄妹二人きりになってしまったのだ。あれほど愛情深かったルーカスはなぜか別人のように冷淡になって、スイスの花嫁学校へ入学するようリンゼイに厳しく迫ってきた。なぜ私を遠ざけようとするの? ただあなたと一緒にいたいだけなのに。 ■巨匠ペニー・ジョーダンが描く、義兄妹ロマンスの決定版!
  • 消せない一夜の宝物
    3.0
    偶然の再会が、愛の記憶を呼び覚ました。 これでやっと息子とふたり、快適で安全な暮らしができる。シングルマザーのマジェンタは、ほぼ採用が内定した面接会場で、明るい希望に胸を躍らせていた。妊娠中に見舞われた脳出血のせいで、今も記憶喪失に悩まされながら、ようやくつかんだ高級ホテルチェーンの仕事だった。だがその喜びも瞬時に消え失せた。突然、入室してきたCEOが、一方的にマジェンタの採用を覆してしまったのだ。アンドレアス・ヴィスコンティ! 先週、彼と再会したときには、こんなことになるとは思わなかった。まさか息子の父親から、こんな仕打ちを受けるなんて。 ■マジェンタは息子の父親が誰なのか、その相手と自分に何があったのか、どうしても思い出せずにいました。アンドレアスとの再会をきっかけに、断片的な記憶が次々とよみがえり……。
  • 涙色のほほえみ
    3.5
    報われなくても、傷ついてもかまわない。この想いで彼の心が癒せるなら―― 母を亡くしたばかりのアビゲイルには、早急にお金が必要だった。看護師として働いていた病院は母の看病のために辞めていたし、少しずつ切り崩していた貯金も、葬儀代で底をついてしまったからだ。そしてオランダでの仕事で会ったのが、ファン・ワイケレン教授だった。外科医の彼は容姿端麗で、聞きほれるほどすてきな声の持ち主だ。ただし、目にも口調にも温かみはなく、彼女を嫌っているようだった。でもどんなにうとまれても、彼に会うと胸はどきどきしてしまう!教授は昔、誰かに傷つけられて、冷たく気難しい人になったという。彼がまた人を愛せるよう、私が役に立てればいいのに。だから今日も、アビゲイルは涙を隠してほほえみつづけた……。 ■恋を知らないヒロインは、クールな外科医のヒーローの態度にとまどいながらも、惹かれる気持ちを止められません。実は彼が次から次へと患者を紹介して、彼女をそばに引き留めようとしているとは思いもせず……! 『咲かない薔薇』『指輪のゆくえ』の関連作。
  • まわり舞台
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    演劇評論家ドルー・チャーマーズに酷評されたせいで初舞台の役を途中でおろされたカースティー。今はうらぶれた劇場の舞台に立ちながら、悔しさをばねに女優としての経験を着実に重ねていた。そんな折、偶然にもホテルで女性を待つドルーを見かけ、カースティーは彼を見返すために一計を思いつく。
  • 青きフィヨルド
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    島から食料の買い出しに来たカトリオーナは、海が荒れて帰れず、しかたなくラーウィックの町で一晩泊まることにした。ホテルはいっぱいだったが、厚意でやっと一部屋あけてもらう。ところが夜半、カトリオーナの部屋へ一人の男が入ってきた。長身の男は、ここは自分の部屋だと言って譲らず、出ていかないならいっしょにベッドを使うと言い出した。
  • 半年だけの結婚
    4.0
    アンバーはひとり、失意の底にいた。交通事故で右脚を悪くして以来不運がつづき、目下失業中。たった今も面接を受けてきたが、あっさり断られてしまった。頼れる家族も恋人もいないし……これからどうしたらいいの?涙をこらえながら物思いに沈んでいたアンバーは、近づいてくる車に気づかず、危うく轢かれそうになる。車を運転していたのは、コンピュータ会社社長のジョエル。ジョエルはアンバーの不注意を責めたあと、その境遇を聞くと、意味ありげに彼女を眺めまわしてから、ある仕事を提供した。報酬ははずむから、半年間だけ僕の妻になってくれないか、と。
  • 思い出の罠
    3.0
    建築士のフェイスは、屋敷を改築する仕事を任され、思い出のハットンハウスでしばらく働くことになった。十五歳の夏に過ごした館――ナッシュに出会った場所で。家庭の事情で児童養護施設に預けられていた彼女は、見学に行ったハットンハウスで館の持ち主フィリップに気に入られ、夏のあいだ屋敷で過ごさないかと招待を受けた。そして、フィリップの名づけ子のナッシュに出会い、彼に恋をした。すべてがばら色に見えたのもつかの間、とんでもない事件が起こる。施設の非行グループがお金を盗みに屋敷に押し入り、止めようとしたフェイスが、少女たちの陰謀で首謀者として糾弾されたのだ。ナッシュにも信じてもらえず、彼女の心はずたずたに引き裂かれた。その後フェイスは、館で十年ぶりに彼と再会を果たすことになるが……。
  • 愛されたくて
    -
    キャシーは小さいころから、器量が悪いとあざけられてきた。今、自分でも女性的な魅力はまったくないと思っている。だが頭脳の優秀さは抜群で、コンピュータの分野で才能を発揮し、二十代初めには自分のコンピュータ・ゲーム会社を設立した。最近、彼女の会社のすごさに目をつけた大会社の買収から逃れるため、キャシーはピーターという青年と婚約し、心底ほっとした。ピーターの父親が主宰するグループの傘下に入るから、社は安泰だ。ところが、優しいピーターとの結婚を間近に控えたある日、突然、彼女を誘拐し、遠い田舎の教会で無理やり自分と結婚式を挙げさせた男がいる。会社買収を企てていた大会社の社長、ジョエル・ハワードだ。
  • 恋愛キャンペーン
    3.0
    ジェイムは結婚生活に絶望していた。まだ年若く、世慣れていない彼女にとって、裕福でハンサムで優しい夫ブレークは世界のすべてだった。ところが彼は妻よりも仕事に夢中で、ジェイムはいつも取り残され、寂しさを持てあましていた。そんなときだった、夫のよからぬ女性関係の噂を耳にしたのは。耐えきれなくなったジェイムはついに家を出るが、直後に妊娠が発覚。だが、ブレークに知らせても返事はなかった。それから3年。一人で娘を産み育てていたジェイムは、近隣の僧院に引っ越してきた男性がブレークだと知り、愕然とする。■巨匠ペニー・ジョーダンの瑞々しい才覚が光る、本国では1984年刊行の初期作。夫婦の切ないすれ違いと再生をドラマチックに描きます。
  • 忘れえぬ日々
    1.0
    幼なじみの結婚式に出席するため、故郷のリトル・コンプトン村に戻ってきたジェニスは、そこでいちばん会いたくない男、ルーク・ラスビーと再会した。八年前、ルークはジェニスと婚約していたが、突然一方的に婚約を解消してほかの女性と結婚してしまったのだ。それでもジェニスは今も彼を忘れられない。 ルークと別れて八年もたつのに、いまだに恋人がいないのはそのためだ。そんなジェニスの心におかまいなく、ルークは何事もなかったように彼女に近づいてきた。
  • 恋のルール
    2.5
    バネッサは兄とともに、苦労して写真スタジオを維持してきた。おかげで最近は、腕のいい兄妹として認められるまでになった。ところがある日、バネッサは大変な失敗をしてしまう。スタジオを訪ねてきた実業家のジェイを男性モデルと勘違いして、あろうことかヌード写真のポーズをとらせてしまったのだ!誤りに気づいて途方に暮れたバネッサは、彼に謝罪しようとした。だがジェイは耳も貸さず、嘲笑とともにこう言った。「始まっているゲームを途中で終わらせることはできない」同時にいきなり唇を奪われ、バネッサの頭は真っ白になった。
  • 恋の罪、愛の罰 ファム・ファタールの息子たち I
    -
    息子の存在を隠していたのはあなたのせい。 なのにこれほどの責めを負わされるなんて! 「サマンサ?」電話の向こうで、けっして忘れられない声が言った。 サムをそう呼ぶのはラファエレしかいない。二人は4年前、ミラノで 恋に落ち、激しく愛しあった。その結果が予想外の妊娠。 ラファエレのあからさまな拒絶に、サムは流産したと嘘をついて彼のもとを去った。しかし息子の存在を知ったラファエレは激怒し、 親子の絆を取り戻すために3人で暮らすことを強要してきた。 サムの神経は限界まで追いつめられているのに、 ラファエレは容赦なく彼女を罰しつづける―― 昼も夜もともに過ごし、彼への思いを燃え上がらせることで。 かつて二人がどれほど情熱的に求め合ったか、思い出させることで。 でもいくら望んでも、二度とラファエレに愛される日は来ない……。■奔放で贅沢好きな母を持ったために、愛を信じられなくなってしまった御曹司たち。彼らの心を開いてくれるのは……? 今月から3カ月連続で、3大ラテンヒーローの激しい愛のドラマを、要注目の作家アビー・グリーンがミニシリーズでお贈りします。
  • 十代のころ
    3.0
    親族の苦境を聞きつけてマギーは10年振りに故郷に帰った。懐かしい我が家を前に、封印したはずの苦い記憶が甦ってくる。両親を早くに亡くして内にこもりがちだった少女時代、やさしく見守ってくれた義理のいとこのマーカス……。マギーは彼に夢中になり、愚かにも愛されていると信じた。だが、彼の突然の婚約発表によって淡い恋心は打ち砕かれ、彼女は傷心のあまり、取り返しのつかない過ちを犯したのだ。「出ていけ!」そう叫んだマーカスの怒声は今も耳に残っている。いまだに疼く傷跡を胸に、マギーは勇気を出して家の扉を開けた
  • ベビー・ウォーズ
    4.0
    孤児院育ちのケイトはその不幸な生い立ちから、人を愛することを恐れていた。彼女にとっては、恋愛より何より、仕事で自立することが最優先だった。そんな彼女のもとに、ある日悲しい知らせが届く。孤児院で姉妹同然に育った親友が事故で亡くなり、小さな赤ちゃんが残されたというのだ。ケイトは何の迷いもなくその子を引き取ったが、仕事との両立は困難で、見かねた知人がシッターを薦めてきた。リック・エヴァンス? まさか男性のシッターだなんて!ケイトは知る由もなかった。驚くべき彼の正体と、本当の目的を。
  • 氷の富豪の愛人教育
    -
    生涯に一度、女は悪い狼を愛してもいいのかもしれない。アリシアは慈善団体の職員にふさわしく、聖女と呼ばれるほどのまじめ人間。つまらない女と言われても気にしたことはない。それが友人に連れていかれた店で偶然ニコライにぶつかったとたん、今まで誇りに思っていたまじめで品行方正な生き方を忘れた。危険で美しい人。まるで狼みたい。彼にかかわったら、私は取り返しのつかない間違いを犯す気がする。なのに、逃げ出そうとしても体はニコライの腕の中から動こうとせず、ただ息もできないほどの興奮に理性が遠くなるばかりだった。荒れ狂う激しい欲求に従い、アリシアはニコライと唇を重ねた。キスは夜と破滅の味がした。■大好評を博している若手作家ケイトリン・クルーズが贈る、燃えるような恋の物語です。悪魔のように美しい実業家との激しい一夜を過ごしたアリシア。けれど喜びもつかの間、その情熱は一瞬にして絶望と後悔に取って代わられ……。
  • ボスと秘書の誘惑ゲーム
    3.5
    身代わりを演じた私が 彼への愛を口にすることは許されない。 ベスは双子の妹の頼みに驚愕した。妹は実業家マーコスの秘書として 高給を得ているが、社内不倫のあげく妊娠したうえ、 出産が終わるまでベスに身代わりを務めてほしいというのだ。 話を聞くかぎり、マーコスは社内恋愛すら許さないワンマンな社長だ。 とはいえ、ただ一人の妹のためにできるだけのことはしてあげたい。 妹になりすましたベスは、緊張しながら出勤した。 そして初めてボスであるマーコスと対面し、息が止まりそうになった。 傲慢さをにじませながらも、荒削りさがセクシーな男性。 ぼうっと立ちつくすベスは、そのときは想像すらしなかった―― マーコスと恋に落ち、運命の皮肉さを思い知らされることになるとは。■双子とはいえまったく性格の違うふたりは、いつも姉ベスが妹ローラのお守りをすることになるのですが、今回の難問にはさすがのベスもお手上げです。相手はとうていたちうちできないほど傲慢なボス。その上、彼はありえないほど魅力的で…。
  • 残酷な遺産 上
    -
    遠いあの日の失恋が、美しきレディの運命を狂わせた。 ロマンス界の巨匠が圧倒的な筆力で紡ぐ、壮大な物語! おまえの取り柄はその美しさだけ――物心ついた頃から両親や兄にそう言われ続け、フィリパは操り人形のように生きてきた。そんな彼女が唯一心を寄せたのが、兄の友人ブレイク。だが18歳のあの日、残酷なまでにブレイクから拒絶され、抜け殻となったフィリパはまもなくして、両親の勧める相手と愛のない結婚をしたのだ。あれから16年……結婚後も妻に関心すら向けなかった冷たい夫が、会社経営を苦に自殺した。呆然とするフィリパに告げられたのは、死よりもつらい現実だった。P・ジョーダンの作家人生に残る傑作、堂々の前編。
  • ベッドで過ごす一週間
    3.0
    常夏のカリブ海にある、高級リゾートホテルのビーチで、ミリーは1週間のバカンスをもてあましていた。上司に働きすぎを指摘され、一方的に休暇を命じられたのだ。ふと顔を上げると、夕日の中で一人の男性がこちらを見つめている。彼はチェイスと名乗り、気軽な調子で彼女をデートに誘った。ミリーは彼を追い払おうとしたが、次の瞬間、思い直した。いま彼と話していたとき、私は……笑っていたの?ミリーを絶望のどん底に突き落とした悲劇から2年、仕事に没頭することで感情を封印し、笑顔など忘れていたのに……。気づけばミリーは、彼と1週間をともに過ごすことに同意していた。

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  • 教授のそばで
    4.0
    両親亡きあと、独りぼっちになってしまったジェマイマ。病の母に代わって家事をしてきたため資格など何もなかったが、幸運にも、ある老婦人のつき添い役の職につくことができた。慣れない仕事はつらく、雇い主の甥のケイター教授からとるにたりない存在と思われているのも腹立たしい。なのになぜか願ってしまうのだった――彼がほほえんでくれたら、と。しかし教授の近くにはいつも、グロリアという美しい女性がいた。ある日、ジェマイマはそのグロリアに“ねずみ”呼ばわりされ、ぶざまな思いと恥ずかしさに赤面してしまった。ふと教授を見ると、彼は冷たい瞳でこちらを見つめていて……。

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  • 誘惑のパフューム
    -
    ナタリアはニローリ国王からの極秘の要請に呆然とした。今はハディヤ首長国のシークとなっているカディール・ザファーが実は自分の婚外子だと知った国王は彼を皇太子として迎えると同時にニローリの女性と結婚させて王位を譲ろうと画策した。その結婚相手にナタリアを選んだと国王は彼女に告げたのだ。祖国を愛する彼女こそ未来の王妃にふさわしい、と。愛なき結婚を承諾したナタリアは、経営するスパを売却するためヴェニスを訪れた。そこで見かけた長身の男性に心惹かれてしまったのは、どんな運命のめぐり合わせだったのだろうか。

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  • 汚れなき乙女の犠牲
    2.8
    イタリアの悪魔との偶然の再会に、ベスは目を大きく見開いた。まだ10代のころ、この無慈悲な弁護士ダンテとかかわったために人生をめちゃくちゃにされたのだ。いま、わたしは本名も捨てて新しい道を歩んでいるというのに、ふたたび彼の憎らしくもハンサムな顔を見ることになるとは。敵のはずなのに、目の前にすると胸の鼓動が速まるのは、なぜ?そんなベスの心を知ってか、ダンテも激しく彼女を求めてきた。その後、過去を忘れるためにもう二度と会わないと決めたベスだったが、2週間が過ぎたころ、いきなり現れたダンテに詰め寄られる――「答えてくれ、妊娠したのか、していないのか?」■おかげさまで、HQロマンスは2900号を迎えることができました。記念作を手がけたのは“愛憎劇の名手”J・バード。かつて傲慢なヒーローに振り回されても、身寄りのないヒロインは誰にも助けを求められませんでした。時をへて巡り合わせたふたりの運命は?

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  • 結婚も悪くない? ブライダルブーケ
    -
    家族を捨て愛人に走った父と、泣いてばかりの母。そんな両親の姿を見て育ったスターは、愛などこの世に存在しないのだと幼くして悟った。男性を軽蔑し、誰とも深くかかわるまいとしてきたある日、友人の結婚パーティで、恋愛観を語る鼻持ちならないゴージャスな男に出会う。“愛がなければセックスも虚しいだけ”だなんて、女をベッドに連れ込むための綺麗事だわ。その男カイルの本性をどうしても引きだしたくなり、スターは無謀にも彼に誘いをかけた。だが逆にキスで骨抜きにされたばかりか、彼の一言にプライドを粉々にされ……。

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  • ブライダルブーケ 結婚は幸せの鍵?
    -
    ブーケは花嫁の手を離れ、宙に舞った。次の瞬間、3人の女性が同時にブーケを手にしていた――決して結婚しないと誓った3人が。そのひとり、クレアは愛する人を亡くして2年たつが、結婚する気などまったくなかった。心の傷がうずき、誰かと親密になることも考えられないのだ。ところが義理の妹に頼み込まれ、クレアは義妹の夫の上司に部屋を貸すことになってしまう。そして現れたブラッドの顔を見たとたん、彼女は驚いて頬を赤く染めた。予想外に若くハンサムな彼はその日、公園でクレアの唇を奪い、心を掻き乱した男性だった。
  • 結婚の掟 地中海で恋して I
    3.0
    サンティナ王国の王女ソフィアは、考え抜いた末に心を決めた。父が無理やり進めるスペインの王子との縁談から逃げるため、幼なじみの皇族アッシュに恋人のふりをしてもらおう。彼には、16歳のときバージンを捧げようとして拒絶された。それ以来会っていなかったけれど、きっと助けてくれる。ところがアッシュにすげなく断られ、なす術のなくなったソフィアは、とりあえず向かった空港で、当日便はもうないことを知った。どうすればいいの? 今この国を発たなければ、政略結婚させられる。そのときアッシュの言葉がよみがえり、ある案が浮かんだ。彼の自家用機が今夜発つ。そっと忍び込めばいいわ。■作家競演によるミニシリーズ〈地中海で恋して〉が今月から始まります。王国サンティナの王子と王女たちがおりなす華麗な物語です。第1作は一昨年亡くなったペニー・ジョーダン。新作としてお届けできる最後の作品となります。
  • 男爵夫人の憂鬱
    -
    カトリーナはロンドンの病院で働く看護師。同僚に言い寄られ、苦しまぎれについた嘘がもとで、病院を辞めざるをえない状況に追い込まれていた。そんなとき、仕事のあてもなく困っていたカトリーナに救いの手を差し伸べたのが、オランダ人医師ラフだった。ラフは長身で整った顔立ちの、穏やかな性格の男性で、彼に見つめられると、カトリーナはなぜか落ち着かなくなった。しかもラフは、この事態の解決策として驚くべき提案をした。「僕と結婚することを考えてくれないか」突然のプロポーズに、カトリーナはとまどいながらも……。■他界してもなお絶大な人気を誇るベティ・ニールズの愛の世界を存分にご堪能ください。季節がめぐるたびに、少しずつ、でも、確実に深まっていく想いとそれゆえの苦悩を綴った愛の物語です。
  • ボスの優雅な私生活
    -
    ジェーンは潜入調査のため、大企業の臨時秘書としてセクシーなブロンド美女を演じることになった。任務は、黒幕らしき人物である会社役員ジョーダンと親密になること。ところが、役員といっても彼はお腹の突き出た中年男などではなかった。若くして成功し、誰もがうらやむゴージャスな生活を送る、悪名高きプレイボーイだったのだ! どうしよう? 彼を虜にするなんて、とうてい無理だわ。実際は地味で堅物のジェーンは、オフィスでどぎまぎしどおし。しかも、仕事帰りにジョーダンにキスされそうになって……。■正体を見破られたとも知らず、必死に誘惑を試みる生真面目なヒロインと、それを楽しむボス。斬新なプロットで読者を魅了するミシェル・セルマーの、人気のボス&秘書がテーマの秀作をお届けします。本作は『許されない一夜の情熱』の関連作です。
  • 至上の愛
    3.0
    ケイトは最初、自分の耳を疑った。村にある発電所に新しい所長がやってくる。所長の名はジェイク・ハーヴィー。2年前、ケイトが別れた夫だった。いいえ、離婚手続きを終えていない以上、彼はまだ私の夫。ロンドンの家を飛び出してのち、ケイトはヨークシャーのこの地で友人とクラフトショップを経営し、自立の道を歩み始めていた。新しい所長を歓迎するディナーパーティーのホステス役を頼まれ、気楽に引き受けたものの、まさか相手がジェイクだとは思わなかった。しかも彼はケイトの名を聞き、彼女が誰か知ったうえで出席するという。今さら何のつもり? ケイトは夫との再会に一歩も引く気はなかった。■1984年に書かれたP・ジョーダンの未邦訳作品をお届けします。今回がいよいよ最後の新刊となります。多くの読者を魅了した、ロマンスの醍醐味あふれる小説の世界を心ゆくまでご堪能ください。
  • 長い冬
    -
    カリブ海の島で旅行会社に勤めるオータムは、目の前に現れた男の姿を見るなり、顔面蒼白になった。ヨーク・レイン……世界的に有名な航空会社の社長で、19歳のときにオータムが結婚した相手だ。幼かったオータムは彼が属する派手な上流社会になじめず、結局、短い結婚生活は破綻し、ロンドンの家を飛びだした。いったいなぜヨークがここにいるの?戸惑うオータムに、ヨークは冷たく言い放った。急遽妻が必要になったから、4カ月の間だけ戻ってこい――そうすれば正式に離婚に応じよう、と。
  • 二百万ドルの情事 スキャンダラスな姉妹 I
    4.0
    ジゼルはある日、自分の店に現れた男性を見て息が止まりそうになった。エミリオ! 2年前、2人が結婚式を控えた直前、ジゼルとおぼしき女性のあらわなセックス映像が世間に出まわり、スキャンダルを嫌った彼は一方的に私を捨てたのだ。もう顔も見たくないのに、いったいなんの用なのだろう?どうにかその場では追い払ったものの、翌朝、店の立ち退きを迫られ、ジゼルはその黒幕がエミリオだと知る。思わず彼のもとに押しかけ、怒りをぶつけたジゼルに彼は静かに告げた。イタリアで1カ月、一緒に過ごしてくれれば100万ドルを払おう、と。わけがわからないながらも、せめて彼を困らせたくてジゼルは同意した。「いいわ。ただし報酬は200万ドルよ」■いつも情熱的でセクシーなストーリーを届けてくれるメラニー・ミルバーンの2部作のミニシリーズ1作目です。存在も知らなかった双子の姉妹それぞれの波乱に満ちたラブストーリーです。
  • 純愛の城
    4.0
    亡くなった祖父母の遺灰を故郷のシチリアの教会に埋葬する――ルイーズにとって、それはどうしてもかなえてあげたい願いだった。でもまさか司祭ではなく、シーザーに会うことになるとは思わなかった。彼は地元で権威を誇る公爵家の当主。埋葬には彼の許可がいるというのだ。教会でシーザーを前に、ルイーズは思わず逃げだしたくなった。10年ぶりの再会だった。彼には今、大人の風格と厳しさが備わっている。18歳のわたしが一夜をともにした、若き日のシーザーではない。彼はルイーズの申し出を聞いたあと、また会う約束をしながら、すべてを見通したような陰りのある目で、去り際に言った。「きみとはまだ話しあうべきことがありそうだ」■2011年12月31日、惜しまれつつその生涯を閉じたペニー・ジョーダン。病床にありながら果敢に執筆を続けた、彼女の最後の作品をお届けします。長編を始め、数多くの小説を書き、長く愛された作家との思い出とともに、作品の世界をご堪能ください。
  • 冷たさと情熱と
    4.0
    美貌を武器に次々と恋人を作っては、容赦なく捨てる悪女。モデルのヘザーには、いつもそんな評判がつきまとっていた。それが深く傷ついた初恋のせいだと知っているのは、従姉だけだった。だが今回ヘザーに言い寄ってきたレイスは、いつもの相手とは違った。危険なまでの魅力をたたえ、彼女への熱い関心を隠さない。レイスはモデルの仕事にかこつけてヘザーをオフィスに呼び出し、愛人になることを条件に大きな契約の話さえ持ち出してきた。「僕はきみが欲しい。きみも僕を求めるようにさせてみせる」レイスの言葉の激しさに恐れをなし、ヘザーは家に逃げ帰ったが……。■ペニー・ジョーダンの追悼特集としてお贈りする未邦訳作品。今月は1984年の作品をお届けします。波乱に富んだストーリー展開に、作家の実力の高さが随所にうかがえる傑作です。次回は12月、彼女の遺作がついに刊行されます。ご期待ください。
  • 塔の館の花嫁
    4.0
    まさか彼が会社の重要な取引先の社長だとは思わなかった。彼の名はセバスチャン。豪壮な邸宅に住む、騎士を先祖に持つ貴族。ファッション業界で成功を夢見るジェシカは、セビリアにやってきた。注文服を作る最高の素材が見つかったと喜んだのも束の間、その布地を作る工場の経営者がセバスチャンだったとは……。彼とは仕事で会う前、従妹が彼の弟と起こした恋の不始末を巡って、さんざん激しい言葉の応酬をしあったばかりだった。彼は、話をするために屋敷を訪れたジェシカを従妹と思い込み、大事な弟を金目当てに誘惑した性悪女と、一方的にののしった。商談の席でもなお侮辱を続ける彼の頬を、ジェシカは思わずぶっていた!■追悼特集としてお贈りしているペニー・ジョーダンの新刊。今月と来月は未邦訳作品をお届けします。数々の長編小説を書き、多くの読者を魅了した、彼女の確かな実力をうかがわせる作品ばかりです。
  • 狙われた無垢 ロシアからこの愛を I
    3.0
    ロンドンの豪華なホテルのロビーでひと目見た瞬間、アレーナは全身がとろけ、たちまちその男性のとりこになった。彼の名はキリル、ロシアの実業家だという。勇気を出して声をかけたものの、冷たくあしらわれ、アレーナの初恋はたちまち消え去ったかに思えた。ところが、彼女の姓を知ったとたん、キリルの態度が一変する。「きみとの再会を期待しているよ」この人なら、きっと本物の恋の喜びを味わわせてくれる。うぶなアレーナは天にも昇る心地だった。だが、彼の真の狙いは競争相手の彼女の兄を出し抜くことにあった……。■昨年12月、惜しまれつつ、その生涯を閉じたペニー・ジョーダン。ハーレクイン・ロマンスでは、追悼特集として今月から4カ月連続で彼女の作品をお届けします。
  • 長い誤解
    4.0
    伯母の遺品整理のため、フィリッパは久々にガーストン邸を訪れた。ガーストン家の家庭教師だった伯母にここで育てられた彼女は、11年前、大学生だった当主の孫スコットと熱烈な恋に落ちた。だがある時、他に好きな人がいると言って自分から身を引いた――彼が大事な館を継ぐには、それしか方法がなかったのだ。お腹に命が宿っているのを知ったのは、そのあとのこと……。彼女の物思いを破るように、とつぜん車の音が響いた。外を見ると、へこんだ高級車と息子のサイモン、そしてスコットの姿がある!なんとサイモンが、誤ってスコットの車を傷つけたという。スコットは容赦なく彼女を罵り、ある方法で償うよう求めてきた。
  • 許されない結婚
    3.0
    ジョージーは姉の結婚式で中東の王国ザラクを訪れ、目をみはるほどゴージャスな男性と出会った。イブライム。ザラクの王子で、エンジニアとしても財を成した人。ひと目で彼に惹かれ、情熱のおもむくままに夜をともにするが、どうしても一線を越えることはできなかった。私は人には言えない大きな秘密を抱えているから。だが数カ月後、姉に呼ばれて再びザラクを訪れ、イブライムと再会したジョージーには自分を抑えることは難しかった。心の声に従って、彼と結ばれよう。その決心が、ある悲劇の始まりになることをジョージーは知らなかった。■砂漠の国での熱いロマンスを描いて大好評だった『砂漠の夜の誘惑』のスピンオフ作品です。前回のヒロインの妹であるジョージーと王家の末弟イブライムとのせつない恋のゆくえは?
  • 一目ぼれなんて
    -
    その朝、秘書のジェニスタは新しい社長を見た瞬間に凍りついた。厳めしい顔でこちらをにらみつけているのは、ゆうべパーティで誘いをかけてきたハンサムな男、ルーク。プレイボーイ然としたその傲慢な態度が許せなくて、ジェニスタがわざとすげなくあしらった相手だ。あんな最悪な出会いをした人のもとでこれから働くの?しかもさらに悪いことに、なぜかルークは彼女を上司の愛人だと勘違いしていて、誤解だという訴えにも耳を貸そうとしない。軽蔑しきった視線に晒され、ジェニスタは身を震わすしかなく……。
  • 灼熱のアルハンブラ
    4.0
    フェリシティは亡き父の祖国スペインにやってきた。公爵家の一員だった父が認知できなかった娘のために、家を遺していたと知らされたのだ。混雑する空港でフェリシティを出迎えたのは、いまや公爵の地位を受け継いでいるビダル・イ・サルバドーレス。最後に会ってから7年が過ぎていたが、目鼻立ちの整った顔には相変わらず冷酷さが漂っている。案内された公爵家の壮麗な屋敷で、フェリシティはビダルの誘惑にあらがえず、唇を許してしまう。するとビダルは目に嫌悪の色を浮かべ、侮蔑の言葉を投げつけた。■『アレジオ公国の花嫁』2部作で、ペニー・ジョーダンは愛の揺らぎを華麗に描きました。今月の最新作では、傲慢な貴族のヒーローに翻弄されるヒロインの物語が繰り広げられています。
  • 君に甘いつぐないを
    3.0
    深夜、タリーは兄が勤める会社のオフィスに忍び込んだ。なんとしても、このお金を金庫に戻さなければ。もとはといえば、軽率な兄が持ち逃げしようとしたものだけれど、タリーは彼を諭して会社に返すことで納得させた。誰にも気づかれないように、彼女が返してくると請け合って……。でも金庫を開けてお金を戻そうとしたとたん、部屋の明かりがついた!「驚いたな、犯人は一人だけ。それも、子供なみに小柄だ」大柄な男性が険しい目でタリーを見つめている。兄が会うのを最も恐れていた、社長のイェイト・ミーケムに違いない。この男性は、きっと私を容赦なく扱うだろう。肉親をかばうために、タリーは自分がどうされようと甘んじて受け入れる覚悟を決めた。■昨年10月に、2200号記念作品『復讐は愛のはじまり』を刊行し、大好評だったジェシカ・スティール。影のあるヒーローの魅力が際立つ、作者得意のドラマティックなロマンスをお見逃しなく!
  • 冷たい貴公子
    3.5
    仕事でイタリアのミラノを訪れたリリィは、身勝手な弟に泣きつかれ、通販カタログの写真撮影を引き受けた。すると撮影中、ドアが勢いよく開いて一人の男性が入ってきた。背の高い黒髪の男性は全身からいらだちと傲慢さを漂わせている。誰だか知らないけれど、この男性はモデルではない。すばらしい体の持ち主であることは一目でわかるけれど……。そう思ったとたん、リリィは不意に胸のときめきを覚えてうろたえ、無礼なほどつっけんどんな態度をとってしまった。その男性がイタリアでも有数の名家の一員である億万長者――マルコ・ディ・ルッケージであるとも知らずに。■長年のキャリアを誇るペニー・ジョーダンの筆が冴えるロマンスをお届けします。イタリアのコモ湖畔で繰り広げられる物語は緊張感にあふれ、主人公の揺れる心情が繊細なタッチで描かれています。
  • アレジオ公国の花嫁 愛に惑う二人
    3.8
    重要な会議に遅刻しそうになり焦っていた建築士のジゼルは、空いたばかりの駐車スペースに自分の車を割りこませた。順番を待っていた高級車の運転席を見ると、男性が不機嫌そうに「なんて女だ」と言っているのがわかる。すると彼は車を降り、ジゼルの行く手をふさいでなじり始めた。まるで世界が彼の思いどおりになると信じているような剣幕で!隙を見て逃げだしたものの、数時間後、ジゼルは真っ青になる――その男性が、大事なクライアントとして目の前に現れたのだ。彼の名はサウル・パレンティ、ある国の王族出身の実業家だという。さっきの報復が始まるかしら……。ジゼルは自らの行いを悔やんだ。■堅実な人気を誇るペニー・ジョーダンの最新二部作は、絶対に読み逃せない豪華な設定。主人公が共通の連作を二カ月続けてお届けします。言い争いから始まった二人の恋は、どのようにして“世紀のハッピーエンド”へと向かうのでしょうか?
  • とらわれの楽園
    -
    イゾベラは十代のころ、人気モデルとして活躍していた。だが、ストレスの多い仕事に疲れはてて引退を決意した矢先、悲劇的な出来事が起こり、消えることのない傷を体に負った。それから十数年後の今、イゾベラはブリスベンにある研究室に勤務している。ぶかぶかの実験用白衣で体を隠し、不格好な眼鏡をかけて、女であることを捨てたような生活を送りながら。そんなある日、イゾベラはギリシア人の雇主――アレクサンダー・ザフィリデスと初めて顔を合わせた。そのうえ、魅力的な彼と楽園のような島に行くはめになり……。
  • 砂漠の恋人 無邪気なかけひき I
    -
    ペトラは生まれて初めて訪れた母の祖国ズーランで悩んでいた。傲慢で欲深い祖父が、自分のビジネス・パートナーとペトラとの縁談を勝手に進めていることを知ってしまったのだ。かつて、ズーラン在任の外交官であったペトラの父と、遊牧民の血を引く母は祖父の反対を押し切って駆け落ちした。祖父は母を勘当しただけでは飽きたらず、今度はわたしをビジネスの道具として利用するつもりなんだわ!リゾートのビーチでかわされる女性たちの噂話を耳にして、ペトラは計画を思いつく。数時間後、彼女は圧倒的なオーラを放つ魅力的な男性に声をかけていた。■アラブの小国を舞台にエキゾチックな貴公子たちとのロマンスを描く『砂漠の恋人』。今月のヒロインは、祖父のずる賢い企みに反発して男性を誘惑しようとするペトラ。ところが、思わぬハプニングが……。
  • 新妻を演じる夜 麗しき三姉妹 I
    4.0
    インテリア・デザイナーのリジーのもとに一通の手紙が届いた。彼女が共同所有するアパートメントに問題が発生し、現地まで来てほしい、さもないと裁判沙汰にするという。差出人は、ギリシアの大富豪イリオス・マノス。リジーはなんとか旅費を工面し、ギリシアへ飛んだ。会ったばかりのイリオスから“詐欺師め!”となじられたリジーは、そこで初めて、自分が共同所有者にだまされ、莫大な借金を背負わされたのだと気づいた。お金などまったくないと言う彼女にイリオスは憤然として言った。「では、その体で払ってもらおう。ぼくと結婚するんだ」■不動の人気を誇る作家、P・ジョーダン渾身のミニシリーズ〈麗しき三姉妹〉を今月から三カ月連続でお届けします!孤児の三姉妹は真実の愛を見つけられるのでしょうか?
  • 禁断の恋に落ちて
    3.5
    あそこにいる男たちは私を殺しに来たのかもしれない。ロンドンの裏通りの店で歌うジェシーは身の危険を感じていた。亡き兄の借金を返しつづけて三年。昼も夜も働きづめだった。一週間前に脅されたときには、あざが体のあちこちにできた。それでも、たった一人の身内だった兄の莫大な借金は簡単には返せそうにない。今夜は無事に逃げられるかしら?そんな不安をかかえて歌うジェシーを、シルヴィオは客席で見ていた。実業家として大成功し、今や華やかな女性とも浮き名を流す身だが、かつて愛したジェシーのことをかたときも忘れたことはなかった――この僕のせいで兄を失った彼女に憎悪されているとわかっていても。■お互いに愛し合いながら、ある事件をきっかけに別離の道を歩んだ二人が再会し……。愛と憎しみのあいだで揺れるヒロインのせつない心情とそれを見守るヒーローの純粋な愛の物語です。
  • 罪深い喜び
    -
    憧れのマーカスが、私にキスしている!ルーシーは信じられない思いだった。彼女を愚かな小娘と決めつけ、顔を合わせればお説教ばかりの彼に、熱く求められているなんて。パーティに出席していたルーシーは、倒産寸前の彼女の会社に投資したい人物がいると聞いて舞い上がり、シャンパンを飲みすぎて酔っぱらってしまった。そばにいたマーカスに、彼の家まで強引に連れていかれたのだ。本当は、彼も私を愛していたんだわ。だがキスが終わったときの彼の冷たい表情に、ルーシーは凍りついた。★〈華麗なる日々〉の最終話をお届けします。前二作で苦労のしどおしだったルーシーにも、とうとう幸せが訪れるのでしょうか。★
  • 秘書になった王女 ダイヤモンドの迷宮 VII
    -
    リスはアリスト王国の王女でありながら、ある事情から兄の命令でオーストラリアで自活することになった。実業家ジェイムズの秘書の職に就いたものの、電話の応対もできず、まともな書類一つ作れないリスに、ついにジェイムズの忍耐が限界を超えた。「王女という立場に甘えるな」苦言にかっとしたリスは、思わず彼をにらみつけた。たとえ怒っていても、ジェイムズはハンサムでセクシーだ。そして、刺すような鋭い目の奥には金色の輝きが見てとれる。リスは思わず身震いした。彼はわたしをほしがっているの?■〈ダイヤモンドの迷宮〉の第7話をお届けします。アリスト王国の王女リスは、実業家ジェイムズとの出会いを境に変貌を遂げて……。来月はついにシリーズ最終話です。どうぞご期待ください!
  • ジェシカの愛情研究
    -
    ジェシカはため息をついて受話器を置いた。姉からの電話だ。姉はジェシカと夫の仲を疑っている。事実無根のこんなことで執筆を邪魔されるのはかなわない。ジェシカは好評の前二作に続いて三作目では、結婚生活には必ずしも愛は必要ではない、見合い結婚こそ理想だ、という持論を展開するつもりでいる。姉の疑いを除くには……ふと新聞の交際広告欄が目にとまった。そうだわ! こういう形で結婚に持ちこめれば、姉も心配しなくなるだろうし、私の持論を実証することもできる。ジェシカは早速、交際広告の原稿を書きはじめた。
  • 愛を請う予感
    3.0
    インテリアデザイナーのキーラはインドを訪れ、友人の結婚式に列席した。式が滞りなく終わり、中庭で催される披露宴が始まる前のことだった。「失礼」と声をかけられ、庭に出る道をふさいでいたのに気がついた。建物と庭園の織りなす神秘的な光景に、呆然と立ち尽くしていたせいだ。振り向くと、長身の男性が立っていた。これほどセクシーで、しかも危険な雰囲気を持つ男性は初めてだった。言葉を交わすうち、抗いがたい力で彼に引きつけられていくのを感じ、気がつくと彼の腕のなかにいて、キスを交わしていた。なんということをしてしまったの。彼と二度と会わずにすみますように。しかしキーラの願いは叶わず……。◆30周年の記念の年、おかげさまでハーレクイン・ロマンスは2400号を迎えることができました。これまでのご愛読に感謝を込めて、ペニー・ジョーダンの意欲作をお届けいたします。◆
  • 仕組まれた婚約劇
    -
    銀行の投資部門を率いるキャリアウーマンのティリーにとって、母に引き起こされた件は悪夢としか思えなかった。ティリーの母は恋愛好きで、結婚と離婚を繰り返している。このたび五度目の結婚式をスペインの古城で挙げることになった母が、何を思ってか再婚相手に、娘のティリーは婚約中だと事実無根の発言を!恋人すらいないティリーは、困った立場に追い込まれた。仕方なくエスコート・サービスに婚約者役の男性を派遣してもらう。いよいよスペインに発つ当日、その男、サイラスが迎えに来た。俳優だという彼を見て、ティリーはこれまでにない胸の高鳴りに襲われる。サイラスが身分を偽り、別の目的を持っているとは夢にも思わず……。
  • 涙で別れた過去
    -
    サーシャとは四十歳以上年の離れた夫カルロが亡くなった。世界中にホテルを所有していたカルロだったが、経営に失敗し、遺されたのは、ホテルを担保に借りた数百万ドルの負債と、九歳になる双子の息子たちだった。そしてついに、数百万ドルを出資した個人投資家が、サーシャと息子たちの滞在しているサルデーニャ島に現れる。彼を見て、サーシャは驚愕した。その人物こそ、カルロの又従弟で、彼女の元恋人ガブリエルだった。十年前、愛を返してくれない彼に絶望し、サーシャはカルロに走った。ガブリエルは、そのときの仕返しをするつもりに違いない。★6月刊「真夏の千一夜」でハーレクイン・ロマンス2200号を飾り、絶好調のペニー・ジョーダンが筆をふるう熱い復讐の物語。今月のヒーローは愛を知らないイタリア人男性です。ご堪能ください。★
  • 真夏の千一夜 砂漠の恋人
    -
    亡き父から相続したコンドミニアムの名義を変更するため、グウィニスは砂漠の国ズーランにやってきた。父がどうやってこんなに豪華な物件を手に入れたかは謎だが、これなら高く売れるに違いない。グウィニスは、父が遺した若き恋人と赤ん坊のためにここを売却して、そのお金で彼女たちの生活を助けてあげたいと考えていた。手続きが終わるまでコンドミニアムに滞在しようと決め、迎えた初めての晩、グウィニスは違和感を覚えて目を覚ました。誰もいないはずの室内に、何かしら気配を感じるのだ。目を開けると、全裸の男性が鋭い目つきでこちらを見ていた。★ハーレクイン・ロマンスもおかげさまで2200号を迎えることができました。皆さまのご愛読に、心から感謝いたします。記念号を飾るのは、ペニー・ジョーダンが描くシークとの恋物語。夏の訪れが待ち遠しくなる、情熱的なロマンスです。★
  • 曇りなきエメラルド
    -
    ジョディは山道をレンタカーで走りながら、必死に涙をこらえていた。本当なら、今夜はロマンチックな新婚初夜になるはずだった。しかし婚約者を直前になって友人に奪われてしまったため、ひとり、ハネムーンに行く予定だったイタリアに来たのだ。神様にまで見放されたのか、深いわだちにはまって車のタイヤがパンクした。途方に暮れていると一台のフェラーリが止まり、中から男性が現れた。信じられないほどハンサムだが、ひどく尊大な態度だ。彼はロレンツォと名乗り、助けを求めるジョディに言い放った。「きみが僕の妻になり、ぼくを助けてくれるなら手を貸そう」★ペニー・ジョーダンがイタリアを舞台に激しい恋物語を描きます。★
  • 欲望のゲーム 上
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    ★封印されたはずの過去がある日突然、襲ってくる。★起業家として巨万の富を築いたブランは、わけあって独身主義を貫いてきた。だが、たまたま仕事で知り合った女性美しく謎めいたテイラー・フィールディングにたちまち心を奪われてしまう。しかし彼女にも男性を愛せない事情があった。ゆがんだ愛の記憶を抱える孤独な二人が出会ったこのとき、限りなくせつない欲望のゲームが幕を開けた……。世界中の女性たちから熱烈な支持を受けるベストセラー作家が男と女の悲しき愛憎を描いた魅惑のロマンス。
  • 情熱を知った午後 レオパルディ家の掟 I
    4.0
    仕事で疲れきって家路を急ぐジュリーの前に、長身でエキゾチックな顔立ちの男性が立ちはだかった。彼はジュリーが抱く赤ん坊を指して言った。「僕はロッコ・レオパルディ。その子のことで話がしたい」ジュリーはその姓を姉から聞いていた。この男性はジョシュの父親かもしれない人の身内なのだ。ジョシュは姉の遺児だが、父親がはっきりしない。母国でDNA鑑定をしたいというロッコの申し出に、愛する甥を奪われるのではないかと恐れつつも、彼女はジョシュの将来を思ってシチリア行きを決意した。■シチリア貴族レオパルディ家の三兄弟が出合うそれぞれの愛をベテラン作家ペニー・ジョーダンが描き分ける三部作がスタート!
  • 砂漠は魔法に満ちて
    3.0
    あの人が私を捜しだし、会いに来てくれた!オアシスのほとりでの再会にサマンサは有頂天になった。数カ月前、アラブ三国の合同地形調査に参加するため、はるばるイギリスからやってきたサマンサは、ホテルの廊下で男性と衝突し、弾みで熱い抱擁を交わした。以来、彼の面影が心から離れなかった。それがいま、ようやく……。だが、男性は厳しい表情を見せて立ち去ってしまう。キャンプに帰ってその理由がわかった。サマンサを虜にしたのは、調査の主宰者の一人だったのだ。その名はビアハム・ハカール、英明の誉れ高きダーラーンの国王。
  • 伯爵家の呪い
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    二十六歳のアンゼリカは半年前、初めて実父との対面を果たした。父はヨーロッパ随一の富豪と評判の著名な男性で、アンゼリカの存在を喜び、ふたりは親子の絆を深めつつある。ある宵、父に呼ばれたアンゼリカは、ウルフと名乗るシチリアの伯爵に引き合わされた。彼の名前はもちろん知っている――希代のプレイボーイとして。確かに、優雅でありながらたくましい彼はとても魅力的だが、アンゼリカに向ける彼の目には明らかに軽蔑がこもっていた。その理由を知ったときアンゼリカは激怒し、心に誓った。決してウルフを許さない。彼が私にひれ伏して謝罪するまで。★百戦錬磨の彼を悩ます女性がついに出現します。ご期待ください。★
  • 星降る砂漠で
    5.0
    リーザは砂漠の中にぽつんとたたずむ廃屋の前でジープをとめた。人けのない土地は、写真家としての彼女を魅了してやまなかった。カメラを構え、夢中でシャッターを切る。だがふとしたミスで足をくじき、身動きがとれなくなってしまう。悪いことに、地平線には砂嵐が近づいていた。そのとき伝統的な衣装に身を包んだ男性が黒い馬に乗り、こちらにまっしぐらに向かってくるのが見えた。彼は馬からひらりと降り、リーザを軽々と抱きあげた。この見知らぬ男性はいったい誰?助かるためには、リーザは彼にしがみつくほかなかった。
  • いつわりの微笑
    -
    絢爛豪華なパーティに、ジーナはすっかり気後れしていた。ここは、ある大企業の会長の八十歳を祝う誕生パーティ会場。今夜の主役である世界有数の大富豪に近づく絶好のチャンスだった。ジーナが遠くカナダからこのギリシアに来たのもそのため。記者を装い、雑誌の取材と偽って、ようやく潜り込んだのだ。だが、彼女が意を決して行動を起こそうとしたそのとき、ゴージャスな男性に声をかけられる。だめ、彼も敵側の人間よ。自分に警告を発したはずなのに、気がつくとジーナは、ミコスと名乗ったその男性と二人、会場を離れて唇を重ねていた!彼が隠された意図を持ってジーナを誘惑したとも知らずに……。
  • 風に吹かれる砂のように
    -
    サディーはロンドンでも指折りの金融機関に就職した。だが喜びも束の間、半年後には不当解雇の憂き目にあい、職を求めてやってきた遠い異国のアラブの地では、雇主の横暴により失業、帰国の旅費もなく途方に暮れていた。そんなとき、彼女に仕事を提供しようという人物が現れる。雇主の家で一度すれ違っただけの男性――ドゥラックスだ。しかも驚くべきことに、彼は隣国のシークだという。本当かしら?まるでアラビアン・ナイトの夢物語だわ。そう疑いつつも、彼の魅力に抗いきれずに承諾したのだが、“仕事”の中身が、彼の双子の兄の花嫁となることだったなんて……。★ロマンス小説の第一人者ペニー・ジョーダンが、アラブの地を舞台に筆をとりました。魅力的なシークとの魔法のような情熱のひとときを味わい、現代によみがえる新たな千夜一夜の物語をご堪能ください。★
  • 思い出にさよなら
    -
    グレイの頼みでなければこの村に帰ってくることはなかっただろう。村を目の前にしてステファニィはひどく緊張した。十年たった今でもあの日のことが鮮明によみがえる。当時十八歳だった彼女は親の反対を押しきってこの村で結婚した。しかし、幸せなときは束の間、夫は暴力をふるいののしった――きみには女性的魅力がない、結婚しなければよかった、と。そしてあの日夫婦喧嘩のあと、彼はヨットに乗り海で死んだ。あれ以来夫の従兄のグレイだけが彼女の味方だった。彼はいつも紳士的で優しかった。しかし久しぶりに会ったグレイは今までとはどこか違う。彼女は妙にとまどいを感じるのだった。
  • 狂おしき再会
    3.0
    ビッキーは双子と亡き夫の連れ子を抱え、一人で小さな宿を経営している。ある日、知人から、やり手の実業家ジェイを宿に滞在させてほしいと頼まれた。喜んで受け入れたビッキーだったが、彼をひと目見るなり早くも後悔し始めた。強く惹かれて、落ち着かないのだ。私はいったいどうしてしまったの? 初めて会った人なのに。動揺するビッキーをよそに、ジェイは一家の一員としてすぐになじみ、ついには彼女にプロポーズしてきた。戸惑いながらもジェイとの将来を描き始めたビッキーは、彼の正体を見破った親友のひと言で、いっきに地獄へと突き落とされた。■人気作家ペニー・ジョーダンの旧作を初邦訳でお届けします。誰にも言えない九年前の出来事。そして双子の出生の秘密、年の離れた亡夫との関係……。ほろ苦い大人のロマンスをお楽しみください。
  • シークとの千一夜 ダイヤモンドの迷宮 II
    3.5
    砂漠の国カリスタで、エレニは夕日が沈む地平線を眺めていた。いつもは横暴な父親も、今日はひどく上機嫌だった。これから高貴な身分の客人が来て、夜を過ごすからだ。エレニが酔った父親のたわごとだろうと思っていると、美しい馬を駆って、たくましい男性が突如彼女の前に現れた。プリンス・カリクは、みすぼらしいあばら家を見まわした。ぜひとも欲しいものがなければ、こんな場所には来なかったのに。だが彼は、飲み物を差し出すエレニの目を見てひどく驚いた。カリスタの伝説にうたわれる緑の目を持つ女が実在しているとは。プレイボーイとして名高い彼の心は、いつになく揺さぶられた。■人気作家シャロン・ケンドリックが描く〈ダイヤモンドの迷宮〉第2話をお届けします! 身分違いの恋に落ちたエレニとプリンス・カリク。二人を引き裂こうとする力はあまりにも強大で……。
  • 追憶は甘く切なく
    4.0
    伯父から引き継いだ会社を売却したヴェリティは、再出発を図ろうとロンドンから故郷の町へと引っ越した。ところが帰郷初日、彼女の運転する車に、ローラースケートを履いた少女がぶつかってきて、病院に連れていく羽目に陥る。その少女の素性を知って、ヴェリティは愕然とした。彼女を捨てて別の女性と結婚したサイラスの娘だったのだ。もう関わりたくないと願った矢先、彼が訪ねてくる。「君は変わったな。BMWの最高級車で町中を飛ばすとは!」その罵声が、信じられない再会の始まりだった。■ベテラン作家ペニー・ジョーダンの読み応え満点の再会物語をお届けいたします。ヒーローとヒロインのすれ違う心と愛ゆえの苦悩が鮮やかな筆致で描かれています。どうぞお見逃しなく。
  • 海に眠る恋
    3.0
    あのサイモンがクリスティに仕事を手伝ってほしがっている。六年前クリスティは作家のサイモンと出会って恋をし、失恋した。彼は今度エリザベス朝の冒険家について書く予定で、裏づけとしてカリブ海で沈没させられたという冒険家の船を捜したいらしい。それで、秘書の仕事ができ、ダイビングの経験もあるクリスティに白羽の矢が立ったというわけだ。カリブ海には心惹かれるが、彼の助手を務めるのは気が進まない。だが次の日彼と会って話したクリスティは決心した――いいわ、サイモンとカリブ海へ行って、私がもう彼のことなどなんとも思っていないことを証明してやろう。
  • 銀色の夜に抱かれて レオパルディ家の掟 III
    3.0
    この人の目は私の息子、オリヴァーと同じだわ。清掃員の仕事を首になった直後で、憔悴していたアニーにも、託児所にいきなり現れた男性の正体がすぐにわかった。私をレイプしたアントニオの血縁に間違いない。もしオリヴァーを引き取りに来たのなら、追い返すだけ。望まない妊娠だったとはいえ、息子を愛している。「ぼくはその子の伯父だ。きみたち親子をシチリアへ連れていく」ファルコン・レオパルディと名乗った男性に宣告され、アニーは強い反発を覚えたものの、内なる声がささやいた。彼についていくのよ。さもないと、もっとひどい目に……。■シチリア貴族レオパルディ家の三兄弟が出合うそれぞれの愛をベテラン作家ペニー・ジョーダンが描き分ける三部作も、いよいよ最終話。薄幸の女性と長兄ファルコンの物語をお届けします。
  • 翼を持った恋人 レオパルディ家の掟 II
    3.0
    レオノーラの夢は国際線のパイロットになること。だが、何度応募しても、書類選考で落とされてしまう。私が女だから? 納得のいかないレオノーラは、現役パイロットの弟になりすまし、航空会社の経営者、アレッサンドロの専用機を操縦して、自分の技量をアピールする奇策に打って出た。幸い、フィレンツェへのフライトは順調だったが、アレッサンドロは激怒し、弟を解雇するという。「ただし、この週末、僕に服従を誓うなら考え直そう」背に腹は代えられず、レオノーラは不気味な取り引きに応じた。■シチリア貴族レオパルディ家の三兄弟が出合うそれぞれの愛をベテラン作家ペニー・ジョーダンが描き分ける三部作をお届けしています。
  • 鳥かごのシンデレラ【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    6年前に両親が亡くなってから、ベアトリスは夢をあきらめ、美しいけれどわがままな年下のきょうだいを必死に育ててきた――彼らからの、まるで使用人のような扱いに耐えながら。しかしある夜、妹にディナーの給仕をしているところを、富豪のエリオットにからかわれ、彼女はついに我慢の糸が切れてしまう。きょうだいの中で一人だけ美しくないのが、そんなに悪いこと?屈辱と恥ずかしさから、ベアトリスがたまらずキッチンに逃げこむと、追いかけてきたエリオットが、泣き顔まで醜いとあざけった。ところが彼は、怒るベアトリスを“かわいい君”と呼んで唇を奪い……。 ■〈彼女が白鳥になるとき〉をテーマに、周囲にぞんざいに扱われるヒロインが恋を経験し、女性として、人として美しく羽ばたくシンデレラ・ストーリーをお届けします。献身的に働いても報われずにいたベアトリス。エリオットの熱く鋭い瞳が、彼女を翻弄し……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 大人の恋は切なく
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    夢見がちな童話作家と、女性嫌いの会社社長が出会って……。 ハリエットはイングランド北部の小さなコテージに越してきた。教師を辞め、童話作家になる夢を追うことにしたのだ。あるときハリエットは鍵を忘れて家から閉め出されてしまう。コテージの隣に立つ大きな屋敷に助けを求めに行くと、ハンサムな半裸の男性とでくわした――いやだわ、いったい誰?彼こそ屋敷の主で、コンピューター会社を経営するリグだった。以来、ことあるごとにリグと顔を合わせるようになるが、恋愛経験に乏しいハリエットは彼の前でどぎまぎするばかり。すっかり落ち込んでいたある夜、ふいにリグが訪ねてきて……。 ■ハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》。純度100%のピュアなロマンスをお贈りします。大人の女性として恋がしたいのに、リグの言葉や態度に舞いあがったり落ち込んだりするハリエット。一緒にどきどきしてしまうこと請け合いです!
  • 愛される価値【ハーレクイン・マスターピース版】
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    亡父が遺してくれたのは、義理の兄を愛するという、運命。 幼い頃に母を亡くし、里親のもとを転々としてきたシェリーは、24歳のある日、思いがけない事実を知ることとなった。死んだと聞かされていた父親が、実は最近まで生きており、ずっと彼女を捜していたというのだ。いてもたってもいられず、シェリーは生前の父が暮らしていたポルトガルへ向かった。荘厳な館で彼女を迎えたのは、父の後妻の息子で伯爵のジェーム。見上げるほど背が高く、灰色の瞳が美しい。この人が私の義兄?だが彼はシェリーを見ると、冷酷な笑みを浮かべて言った――遺産目当てで現れた人間を歓迎する気はない、と。 ■ハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》。漆黒の髪の伯爵と薄幸ヒロインの義兄妹ロマンスです。次第に惹かれ合う二人ですが、ポルトガルの古い慣習やジェームの元恋人、そしてシェリーに植え付けられた深い男性不信が恋路を阻み……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 若すぎた一夜【ハーレクイン・マスターピース版】
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    愛を告白して拒まれ、純潔を捧げて拒まれ、そして今……。 シルビーは17歳のとき、10歳年上のランに手ひどく振られた。少女の頃から愛していた人を忘れるため、彼女は故郷を離れ、ニューヨークで歴史的建造物を修復する財団に職を得た。数年後、彼女は英国のとある屋敷を担当することになる。所有者は、爵位を受け継いだサー・ラナルフ・キャリングトン、そう、初恋の人ランだった。無理よ……彼と仕事をするなんて。ランはもともとの高貴な美貌に、今や威厳さえ漂わせ、冷たくシルビーを見すえた。「まだ僕を憎んでいるんだろう?」純潔を捧げたあとで拒まれたあの夜が、シルビーの脳裏に蘇った。 ■ハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》。年の差ゆえにすれ違った苦い過去、愛するがゆえの誤解が、互いの視点から語られます。壮大な愛の軌跡をお楽しみください。。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • レディ・エレノア【ハーレクイン・マスターピース版】
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    あなたにとって価値があるのは、私に産ませる、称号つきの息子だけ? レディ・エレノアことネルは敬愛する祖父の遺言により、広大な領地と屋敷を相続したが、それを維持するすべがない。両親も亡き今、莫大な相続税の支払いが迫っていた。大富豪で遺言執行人のジョスは、ネルに選択を迫った。「すべてを売却するか、さもなくば君の祖父が望んだように、僕と結婚して領地を守り、息子を産んで称号を継承させるか」ジョスを密かに愛していたネルは、冷たい求婚に深く傷つく。だが祖父の領地と称号を守るため、涙をのんで受け入れた。内気な私など、もとから彼に愛されるはずがないのだから―― ■ハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》、作家の代表作と言っても過言ではない有名な作品をお贈りします。ジョスが求めるのは、ネルの称号を受け継ぐ息子だけ。愛されない妻という立場に苦しむネルの姿が、読む者の胸を締めつけます。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 夢見るとき
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    熱いまなざしも優しいキスも、 すべて、嘘だったの……?メラニーは、近ごろ亡くなった見知らぬ老人から、 チェシャーに立つ広大な屋敷を遺されたという報せを受けた。 謎めいた遺産など受け取れない。慈善事業に寄付しようと決め、 屋敷を訪れると、ルークという魅力的な男性と出会った。 近所に滞在しているから、内装の修復を手伝ってくれるという。 優しく、気品をたたえる裕福そうな彼に強く惹かれていき、 あるときついに情熱を分かちあったメラニーは舞いあがった。 ところが直後、ルークの婚約者を名乗る女性が訪ねてきて、 「彼の目的は、この屋敷を取り戻すことだけよ」と言ったのだ。
  • ボスと秘書の誘惑ゲーム【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    実業家マーコスの秘書である双子の妹の頼みに、ベスは驚愕した。 社内不倫をして妊娠したので、極秘に出産するまでの間、 ベスが妹になりすましてマーコスの秘書を務めてほしいというのだ。 話を聞く限り、マーコスは社内恋愛すら許さないワンマン社長らしい。 妊娠が知れたら仕事を辞めなくてはならないと悩む妹を放っておけず、 ばかげた計画と思いつつも、ベスはやむなく協力することにした。 緊張の初出勤。初めてマーコスと対面し、息が止まりそうになった。 傲慢さをにじませながらも、荒削りでセクシーなボス。 ぼうっと立ちつくすベスは、想像すらしていなかった―― まさか彼と恋に落ち、皮肉な運命を思い知ることになるとは。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 曇りなきエメラルド【ハーレクイン・マスターピース版】
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    何もかも失い、神に見放された私に舞い降りた奇跡は、公爵との結婚? 失恋と失業の傷心旅行でイタリアを訪れたジョディは、山道でタイヤがパンクしたところをロレンツォに助けられる。場違いなほどの高級車で通りかかった彼は、とてもハンサムで、おそろしく尊大だった。それもそのはず、彼は公爵だという。驚くジョディに、ロレンツォは突拍子もない提案をした。「君を助けた見返りに、1年だけ、僕の妻になってほしい」一族の事情で、形だけでもすぐに結婚する必要があるという彼は、君だって僕と結婚すれば元恋人を見返せるぞ、とたたみかけた。恋人も仕事もなくしたみじめな私が、公爵の妻になるですって? ■ハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》、今作はイタリア公爵との便宜結婚がテーマです。ロレンツォの荘厳な屋敷に連れていかれ、ジョディは妻として暮らし始めます。次第に夫を愛するようになりますが、邪魔立てする手強い女性が現れて――。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 妻になる代償【ハーレクイン・マスターピース版】
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    愛はないふりをして、あなたの妻を演じるという、残酷。 アリスはイタリア伯爵マルコ・ヴィンセンティの屋敷で、生後6カ月の赤ん坊のナニーを務めることになった。マルコは亡くなった従弟夫婦の忘れ形見を引き取り、わざわざイギリスからプロのナニーを雇ったのだという。アリスは、彼が内に隠す深い情愛を知り、次第に惹かれていく。ところがある日、赤ん坊の母方の祖母が現れ、マルコに対し、子どもとその養育権を渡すか、さもなければ金を払えと迫る。彼は、独身の男では不利だと言い、アリスに衝撃の提案をした。「あの子を手放さずに済むよう、僕の妻になってくれないか」 ■ハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》はイタリア伯爵との便宜結婚がテーマ。既にマルコを慕っているアリスにとって“妻のふり”をすることは想像以上につらく……。ロマンスの女王が描くヒロインの切ない心情に、胸を抉られます。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 二人の年月【ハーレクイン文庫版】
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    最愛の父が心臓発作で倒れ、手術しないと余命は短いと知り、ヘザーはもう一人の家族、実業家のカイルに頼る決意をする。昔、両親はヘザーの6歳年上だった彼を里子に迎えたが、まだ幼かった彼女は嫉妬心から何かとカイルに反発した。17歳のとき、ヘザーは両親の注意を引こうと薬を過剰摂取して死の一歩手前までいき、その一件でカイルは家を出たのだった。その後に成功して大富豪となった彼との6年ぶりの再会。病床の父が会いたがっているので会ってほしいと頼むと、カイルは冷たく言い放った。「いくら欲しいんだ、ヘザー?」 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 脅迫結婚【ハーレクイン文庫版】
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    イモジェンは18歳の時、ドラッコと婚約した。 亡き父の右腕だったドラッコは、子供の頃からの憧れの人。 すばらしい男性。やっと実った初恋。幸せいっぱいだった。 だが結婚式の日、ドラッコとの関係を義母に仄めかされ、否定しようともしない彼に絶望し、教会を逃げ出した……。 4年後、一度は放棄した父の遺産が必要になり、弁護士に連絡をとってイモジェンは帰郷することに。 待ち合わせ場所に現れたのは――なんとドラッコだった! 「君はまだ僕の妻だ。僕の子供を産んでもらう」 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • オアシスのハネムーン【ハーレクイン文庫版】
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    ごく平凡な会社員のフェリシアは、中東からの留学生に一方的に熱愛され、求婚された。 彼は故国屈指の大財閥の息子で、家長である叔父ラシッドが結婚を認めなければだめだと言う。ラシッドの許可を得るため、 フェリシアはひょんなことから一人で彼の地に赴くことに。 だが着くなり、「金目当ての女」と罵倒されてしまった。 圧倒的なカリスマ性で一族の尊敬を集めるラシッドが、なぜかフェリシアにだけはつらく当たる。そればかりか、侮辱の言葉を浴びせながら、彼女の唇を熱く塞いだのだ! *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 雪どけの朝【ハーレクイン文庫版】
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    ソレルは24歳だが、男性恐怖症で恋愛にも怯えている。少女のころ見てしまった場面に恐怖心を植えつけられたのだ。あるとき、遠縁にあたるというヴァルが訪ねてくることになり、ソレルが滞在中の彼女の世話をすることになった。初対面のヴァルの滞在を心地よいものにしてあげたかった。だが現れたのは女性ではなく、十も年上のハンサムな男性だった!しかも猛吹雪で停電し、プレイボーイ然とした彼と二人きり、別荘に閉じ込められてしまったのだ。ソレルは震えた。一体どうすればいいの? *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 過去の忘れ物
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    ホリーにとって、ロバートは単なる初恋の人以上の存在だった。彼と家庭を持ち、彼の子を産みたいと、すべてを捧げたのだ。だがロバートにとって、彼女は遊び相手にすぎなかった。18歳のホリーを捨て、彼がアメリカへ旅立って十余年。ロバートが帰国するという話を耳にし、ホリーは動揺する。今や世界を股にかける大富豪の彼が、イギリスの田舎町になぜ?もう彼の顔もはっきりと思い出せないとうそぶいてみても、ホリーの胸にはロバートへの恋心と失恋の苦い味が広がった。逃げたい。でも、会いたい。彼女の心は千々に乱れ……。
  • エスタンシアの雄牛【ハーレクイン文庫版】
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    偽りの愛なんていらない。伯爵がほしいのは、息子だけだから。 3年前、スペイン人伯爵の夫ルイの愛が偽りと知って、ダヴィーナは、生後まもない息子を連れイギリスに帰国した。自分は夫が本当に愛する女性の身代わりにすぎない――その事実に傷つき、身を引くほかなかったのだ。ところが最近になってルイが手紙をよこし、息子ジャミーを跡継ぎとして自分のもとで育てたいと言う。いまになって、なぜ……? 悩んだ末、ダヴィーナは、息子のためを思い、屈辱を覚悟のうえで、スペインのルイの城へ戻ることにした。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

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