名称未設定さんのレビュー一覧

うん、これは秀逸！

前作が良かったので、本作も読んでみました。とにかくとても素敵なお話で、どこでどうつながっていくのかが楽しみで、ノンストップで読み切りました。謎解きも面白いし、前作のアンジェリカやヴィクトルも登場して花を添えている心憎い演出も。表紙を担当された凪先生の絵は繊細でとても美しくリーザやルスランのイメージにピッタリだったので、もう少し挿絵が多いと尚よかったのにと思いました。今夜は薔薇の香りのボディローションでも塗って余韻を楽しみます。

妖精の旗とロミジュリ

ダーウィンに考古学、昆虫学に夢中な女性研究者のヒロインと、クールな美貌の黒髪のヒーローの公爵家は、さながらロミジュリのような関係。最悪な出会いにも関わらず、それが愛とも知らず強烈に惹かれあい、勘違いから発生した醜聞を消すため仮初の婚約をする。伝説の妖精の旗を護る犬猿の仲の二大公爵家の2人は、お互い頑固で自分を曲げない似た物同士なのだが、数々の誤解によるすれ違いを乗り越えていく。可愛らしいストーリーで、楽しみながら一気に読む事が出来ました。

とっても可愛らしいお話

転生物を読むといつも転生を入れる意味に首を傾げてしまう。このお話もその一つかと思ったが、過去の知識がチートとしてヒロインにあまり役に立っていないので、逆に無理なく読めた。全般的にとても可愛らしいお話で、微笑ましかった。挿絵もイメージにあっていて良かった。ルイスが素敵でした！

ストーリーも良く読み応え有り

芸術家と言えば、頑固で我儘で、とりつくしまがないというのは定番だが、この3人はさらにプライドも高くしかも美形ときて、中々に手強い。ヒロインは、この一癖も二癖もあるアーティスト集団のお世話係として乗り込むのだが、もちろん女性であるということは秘密だ。しかし、持ち前の聡明さと気配りで、この面倒くさい美形アーティスト達の信頼も得て、問題を解決していくうちに3人の距離も縮まって行く。ストーリーも面白く、読み応えがある。お勧め！

ゾワっとした。

この巻は、本当にゾワっとした。
いつか二人が幸せになってくれればいいなと思いながら読んでいたのに、どうしてこうなってしまうのか。最後の出発を見送る文琳の心が、顔が描かれていないのに痛いほど伝わってきて、ゾワっとした。

天才女医が転生したら？

いつもの悪役令嬢転生ものかと思いきや、前世での女医の知識と経験を発揮しつつ繰り返されるかもしれない不幸な未来を回避しようと必死に頑張るヒロインがけなげ。というわけで、やっぱり応援してしまうし、前世の医師としての技量をいかんなく発揮して次々に治療をこなしていく姿は、見ていて爽快！不器用な恋人達がお互いの恋心をいつ認識するのか楽しみです。早く続きが読みたい！

この展開なかなかいい

お決まりの転生もので、貧乏伯爵令嬢の王子様とのラブロマンスかと思いきや、発光物で眩しすぎるっていったい！！主人公の特技が何ともユニークで、早く続きが読みたーい！

竜と共にある世界観が秀逸

竜と共に生きる人々とその世界観が見事に細部に渡り描かれていて、本当に美麗。竜騎士の甲冑、光り物好きな竜の煌びやかな寝屋、辺境の美しい町並がまるで映画の如く鮮やかに再現されているばかりか、人物描写に至っては全く惚れ惚れするぐらい美しく、凄い描き手だと感嘆するばかり。ストーリーも、ロマンティックで、今後の展開が楽しみです。

もう、めんどくさい人達ですね！

一気に読んでしまいました。もう、めんどくさい人達ですね。素直になれば良いのに。お互いに強烈に惹かれあっているのに、どうしてこうもこじれるのかというぐらいこじれていくストーリー展開ですが、ちゃんと思ったように誤解が解けていくので、焦らされながらも安心して読めました。それにしてもジュリアの観察力と推理力は人並外れているのに、自分の分析はままならないところが、堪らなく可愛いですね。

みんな秘密を抱えてて…

登場人物がみんなそれぞれ秘密を抱えてて、負い目だったり、信頼を失ってしまう恐れだったりに縛られて素直に告白できないでいるのが、もどかしい。でも、本当の気持ちは…！あとはウサギさんだけね。

転生ものですが、かなり面白い

お馴染み転生ものですが、これがなかなかどうして面白いです。主人公のユリアは、転生したらなんと悪役令嬢役の王女様の侍女となっていた！そして、
モブキャラのはずが、いつの間にか乙女ゲームの規定路線改変の原動力に。天使な王女殿下、イケメン近衛騎士、陰謀渦巻く社交界！今後の展開が楽しみです。

可愛すぎる！

ストーリー自体メルヘンで癒されるのですが、絵が素晴らしく美しいです。登場人物がみんなすこぶる可愛らしくてついつい顔が綻んでしまう。