あらすじ
場の空気を読みすぎて、他人にあわせて無理した結果、過呼吸で倒れた大島凪、28歳。仕事もやめて引っ越して、彼氏からも逃げ出したけど…。元手100万、人生リセットコメディ!!【※この商品は「凪のお暇」1巻を1話ごとに分冊したものです。購入の際はご注意ください。】
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空気読みからのお暇
アラサー女性が仕事をやめ、住んでいた場所を引き払い新たな場所で自分を見つめなおし再生させるお話の第一話。
主人公の大島凪は28歳のOL。
23区内にある会社で働いている。
しかし上司からは無駄にダメ出しされるし、同僚からもこいつには何を言ってもいいとサンドバッグ扱いを受けている。
それに対し凪は文句を言うことなく受け入れ受け流している。
上司も同性の同僚も正直息苦しいが空気を読んでサンドバッグに徹しているのには訳があった。
同じ会社の営業部のエースの我聞慎二の存在だ。
会社の人に内緒で彼と付き合っている。
営業部のエースが自分と付き合っている、営業部のエースを自分が捕まえたという事実が凪をこの会社にとどまらせているようなものだった。
当然慎二は凪が自分と結婚する前提で話を進めているが、凪には結婚した先が見えないので心の底は少し彼との結婚を思いとどまっているようだった。
しかし彼が会社の同僚と自分のことを話しているのをうっかり聞いてしまう。
その内容は凪のことをいちいち貧乏くさい節約系女子で結婚は考えていないという内容だった。
慎二が凪の家に来ることが多いくせに、体が目当てで会っているだけだとも言っていた。
その内容を聞いた凪は過呼吸に陥ってしまう。
その後は会社を辞め、都心の2LDKから郊外の6畳一間に都落ち。
服も家具も断捨離して無職のアラサーとなった。
不安がないわけではないが今までと違って空気が断然おいしいという事実に心が少しほっとするのだった。
ここから凪の少しばかりのお暇が始まる。
読んでいるだけでこっちの息がつまってしまうほどつらい境遇だった。
ここから凪がどういう決断をしてどう行動するか楽しみ。
「空気は読むものではなく、吸って吐くものだ」っていうセリフ、共感する人結構いるんじゃないかな。過呼吸で倒れるまでいかなくても、メンタルしんどい人多いよね。
最初、我門さんはヒロインの理解者だったりするのかなって思っていたら、どうしてどうし、なかなかでした。まあ、自宅で「して」って言っているときにあれ?って思ったんだけどね。
イラっと
わからなくはないんだけど主人公は主人公でたしかに周りをイラつかせる存在ではあるんだよなー。
腹割って話さないし自己主張しないし被害者意識強いし。