あらすじ
『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏、思わず嘆息!! 「『アンメット』は“面白い”脳外科医の漫画です。それを描くことがどれだけ楽しく、どれほど苦しいことなのか…。7年半“面白い”産婦人科医の漫画が描きたいと願い続けた僕には、この漫画の凄さがわかるんです。」
日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。三瓶は記憶障害を抱える同僚のミヤビに、かつて自分達が婚約していたことを告げる。記憶を失っているためにミヤビは戸惑い、治療のための検査にも前向きになれない。そして度重なる脳外科の緊急手術が、病院全体を巻き込む問題を引き起こしていく。
「相貌失認」「転移性脳腫瘍」「通過症候群」の症例を収録。
感情タグBEST3
丁寧な
登場人物がとてもリアルだし、医学的にもかなり取材をしっかりしていますね。医師の考え方、病院内の力関係とかすごく面白く仕上がってます。
良い職場⁉
医療マンガですから読んでいて緊迫する場面は当たり前ですが
ホワホワっとさせてくれる場面も沢山あり読んでいて飽きませんでした
とても面白かったです。
物語の世界に引き込まれます。
脳外科という私にとって遠い存在の知らない分野だから、というだけでなく
三瓶のミヤビに対する気持ちがじわじわ伝わってきて、このまま見守りたくなります。
謎が多い
単なる医療の一端としてだけでなく、人間模様も繰り広げられる。
記憶ができないってどんな世界なのか?想像する事もできないような生活になるに違いない。元彼のことわからない。昨日のこともわからないでも身体が覚えたものは忘れない。それを人生の中で活かせるかは周りの人次第なのか?
冷静さが大切
脳に関する手術はスーパードクターとそのチームでなされるから、みんなヒーローですっ。
かつての恋人に対して常に彼女の視点から見ておかしくないよう振る舞える先生、すてき。
医療系マンガ+恋愛+軽いギャグ
脳についての医療系マンガということで、脳のしくみについては勿論勉強になります。準主役の女性医師が記憶障害で、主人公の婚約者であったという設定も、恋愛部分の要素もあり、良いと思います。あと、各キャラの何気無いセリフが、クスッと笑えて面白いです。全体として、バランスのとれた、良い医療系マンガになっていると思います。
匿名
婚約
川内ミヤビは丘陵セントラル病院の総合診療科で働く医師である。
しかし彼女は事故により記憶障害になってしまい以後医師であるにもかかわらず雑用のようなことしかできない日々だった。
そんな日々のある日、病院の脳外科にやってきたのはフィラデルフィア帰りのエリート医師の三瓶友治だった。
仕事はできるがいろいろ言動がよろしくなく周囲との軋轢が絶えない彼の監視役として脳外科を兼任するようになったミヤビだが、三瓶のサポートにより手術をまかせられるくらいにまで腕を磨くことができた。
しかし三瓶から衝撃的なことを聞かされる。
なんとミヤビは三瓶と婚約していたということだった。
それを聞かされたミヤビは三瓶と少し距離ができてしまうが…。
Posted by ブクログ
日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。三瓶は記憶障害を抱える同僚のミヤビに、かつて自分達が婚約していたことを告げる。
記憶を失っているためにミヤビは戸惑い、治療のための検査にも前向きになれない。
そして度重なる脳外科の緊急手術が、病院全体を巻き込む問題を引き起こしていく。
「相貌失認」「転移性脳腫瘍」「通過症候群」の症例を収録。
ミヤビは、脳のMRI検査を受けるが、記憶障害の原因と思われた海馬の損傷は軽度で人の顔を覚える役割の脳の部位の損傷があり「相貌失認」の後遺症があることが分かり、三瓶先生のアドバイスから患者の服装などの特徴を関連づけて患者の名前を覚えるなど工夫する。
ミヤビの主治医の大迫教授は、ミヤビの記憶障害の情報開示については何故か協力的じゃない。
様々な脳疾患だけでなく、老舗の菓子屋親子のエピソードなど、患者さんの人間関係などのヒューマンドラマが掘り下げられ、緊急手術が多い脳外科と他の課の対立、ミヤビと三瓶先生と綾野先生の過去、よりヒューマンドラマに深みが増した3巻。
患者とその家族の心に
手術が可能かどうか そこにどのようなリスクがあるのか、治療費に関しても それがどれだけ続くのかという事など 家族に病気や怪我でそういったシーンに直面した時 考えて早く答えを出さなくてはならないことが山積み。そういった苦悩もとてもリアルにえがかれています。脳みそまんじゅう のシーンはちょっとクスっとできて あっという間に読んでしまいました。
脳外科
昔の三瓶が人並みのリア充っぽいのが意外w
ミヤビの記憶障害のことでやっぱりこんなになっちゃったのか。
婚約者だったのに忘れられてるってキツイよな。