あらすじ
十三歳にして剣術に優れ、研ぎ仕事の腕も上げた駿太郎。
父・小籐次の願いを受けてアサリ河岸の桃井道場に入門し、年少組で稽古に励む。
一方、肥前タイ捨流の修行者に勝負を挑まれた小籐次は、
来島水軍流の一手を鋭く繰り出し堀に沈めてみせる。
ついに完成した、おりょうの「鼠草紙」を披露するため
招かれた江戸城の花見では、今度は大奥上臈との酒合戦に引っ張り出される
小籐次。大酒に酔った小籐次を待ち受けていた者とは―ー
累計800万部の大人気シリーズ第16弾!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
小藤次は、大忙し。
赤目夫婦、上様より、お城の吹上の庭のお花見に呼ばれ、小藤次は、酒の飲み比べ、おりょうは、鼠草子の琴の弾き語り、どちらも好評のうちに終わる。それだけでも、大事件なのに、愚かな娘達の拐かし騒ぎやら、身の程をわきまえない道場破りやら、小藤次の周りは、事件多くして、多忙なり。
Posted by ブクログ
主人公は酔いどれ小籐次という大酒飲みだが剣術に長け人々から敬われている老剣士であり研ぎ師。その息子(養子の)赤目駿太郞、妻の赤目りょうの家族が織りなす江戸の物語。
小籐次を買って親交のある紙問屋の隠居五十六や時の将軍などにも一目をおかれており小籐次は駿太郞と江戸で起こる事件や将軍の花見の会など様々な事件や出来事を大酒飲みのその飲みっぷりと剣術で乗り切っていく。
痛快な時代絵巻とでも言うべきか!?読みやすい時代物の小説です。