あらすじ
幼き頃の約束を果たし、亜白ミナの隣で怪獣9号の討伐に動くカフカ。激しい攻防の中、8号の暴走状態の力をぶつけ9号のシールドを破り核を貫くが、9号の中からその力の根源が現れる…!? ――想いを次世代へ繋ぐ、第十五巻!!
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夢を諦めてしまった人、夢を諦めきれない人へ、心をアツくする物語!!
怪獣発生率が世界屈指の日本。
怪獣を討伐するために組織された防衛隊は、憧れの的でした。
害獣専門清掃業として働く日比野カフカも、かつては防衛隊員を目指していたひとり。
ですが、厳しい現実を前にいつの日か夢を諦めてしまったのでした。
そんな時カフカの仕事先に新しく入ったバイト・市川レノもまた防衛隊員を目指していたのです。
夢を諦めてしまったカフカに対し冷たい言葉をかけるレノ。
しかしそんなカフカはめげずに、目の前の仕事を一生懸命に挑みます。
そんな男気あるカフカの姿を見て、レノは心を動かされ防衛隊の募集年齢が引き上げられカフカも受験資格がある事を教えてあげるのです。
そんな矢先に、怪獣に襲われる二人。
なんとか助かるものの、謎の生物によってカフカは怪獣となってしまったのです!!
怪獣を倒す防衛隊員を目指していたはずが、駆除される側になってしまったカフカ…。
このまま彼は防衛隊員になれるのでしょうか…!?
夢破れた男が新たな力を手に入れ、再度夢を掴もうとする。ある種王道の少年マンガ展開ですが、主人公が32歳のおじさんという所が斬新です。
若者だけが夢や希望、可能性に溢れているわけではないという部分が、新しい少年マンガの道を切り開いたと言えます。
何歳になっても夢を見ることは大切であると思わせてくれ、子供だけではなく大人も心を掴まれるのではないでしょうか。
「怪獣8号」と命名されたカフカの見た目は、かなりダークなフォルムになっています。
物語も怪獣によって町が破壊され犠牲が出たりと重い展開ですが、カフカのおちゃらけた性格のおかげで全体的にコミカルになっています。
悲しい物語や重い展開は読むのが辛い…という方でもスイスイ読めるのではないでしょうか。
怪獣と言えば「ゴジラ」や「ウルトラ怪獣」など、日本には怪獣文化が根付いていると言えます。
この物語はそんな怪獣大国日本の新たな怪獣マンガと言えるのではないでしょうか。
感情タグBEST3
まさかの展開
怪獣9号でさえ部品の一つに過ぎなかった新たな敵の出現です。それに立ち向かう鳴海隊長と保科副隊長のタッグが格好良いです。
だけどやっぱり最後は主人公!最後の闘いから目が離せないです!
あー、そういえば最初もミツケタ言われてましたねー。と1巻目再読してきた。2話目71ページ目のドタバタ逃げてたアレー!?
8号くんは昔から弱いから共生スタイルだったのかな?タマシイとか霊的判別特化タイプとかだったらロマンじゃん。
力が欲しいかのターンから人間辞めますか即決コンボとかね、胸熱。カフカ▲
匿名
泣いた
早いよーーー、読み終わるのが早くて短い、足りないです。みんな格好いい。カフカの中の怪獣のことが分かり伏線回収があって、満足したけど、もっと読みたい、あっという間に読み終わってしまった。次巻が楽しみです。
接近
やっとの思いで敵を撃破と思いきやまさかの展開がそしてカフカの究極の選択が今後の展開はまた接近戦の行方はどうなるのか続きが楽しみです。
あげて落としてあげる
カフカが勝ったと思わせて逆転負け。と思いきやパワーアップして復活。今まであまり気にしていなかったが、怪獣8号の起源に迫る超絶伏線回収。ちょっと皆川亮二のARMSを思い出させる激アツ展開。
絶望しない
展開的に凄く絶望的な戦いだろうけど、カフカが前向き過ぎて、絶望しない。サクサク読めておすすめの漫画。
Posted by ブクログ
【真面目に考察、結論はあほ】
怪獣8号が「面白いけど突き抜けない」理由は「狭さ」のせいではないかと考える。(どれかが当てはまっても名作はあるので、一個一個が悪いわけではなく、合わせ技になって魅力を押し潰しているように感じた)
【人数自体の狭さ】
そもそも世界中、日本全国で戦っているはずがメインキャラクターしかフィーチャーされないので世界観の奥行きを感じない
【描写の狭さ】
ヒロインが冷たい口のききかたをする理由など、なんとなくわかるけど気持ちの肝になりそうなところに説明がなく、また数少ないサブキャラも掘り下げない(エピソードや活躍回がない)ので、興味を持ってもよく分からずハマりきれなくて勿体ない
【話のバリエーションの狭さ】
日常回などが少なくずっとバトルしているため、息がつけず、また、『倒した!→次のページでまたピンチ!』の多用のせいで『どうせ倒してないな』と思ってしまい、せっかくカッコいいシーンも流し読みになってしまいカタルシスを感じられない
【キャラクターのメンタルの幅の狭さ】
『第一印象は良くないが、実は強くてしかもいい奴で、メンタルが強くて折れない』というキャラクターしか出てこないので、同じ価値観や感覚が続く息苦しさがだんだん侵入してくる
【説明の狭さ】
キャラクターに限らず、『怪獣の中に怪獣がいるって何?』『何で主人公は怪獣から選ばれたの?』みたいな、ふわっとした大きめのとこがふわっとしたまま触れられないので、確実に分かって読み進めてる安心感がない
【じゃあお前はどうしたらいいと思うんだよ!】
だからハルイチと葵にエピソードをくれよ!!
怪獣8号、分かりやすく不満が出るけどそれでも最後まで読んじゃう面白いとこもあるので
もっとたくさん描き込んで、広げてくれたら
もっと嬉しかったです!
匿名
明暦の大怪獣!
長かった怪獣9号との戦いに決着か!
しかし、怪獣9号の中に居た恐ろしい存在、明暦の大怪獣が動き出す!!
アニメ2期も楽しみ!
Posted by ブクログ
ようやく怪獣9号を倒したのも束の間、その内部に潜む別の大怪獣が姿を現し、9号を上回る圧倒的な攻撃で怪獣8号が瀕死状態に。
隊長格が集結して新たな大怪獣にあたる中、カフカは過去に怪獣討伐した武将達の魂に触れる。もう人間に戻れないことを覚悟の上、積年の無念を受け継ぎ復活を果たす。
怪獣達との大戦争もいよいよクライマックス。
多くの犠牲を払いながら大怪獣を退けてきた防衛隊は最後に勝利するのか、カフカや功はどうなるのか、次巻が楽しみである。