あらすじ
霙ふる師走のころ、夜討ちの陣吾と呼ばれ、裏の世界で畏れられている男が、平九郎の露店にやって来た。呉服問屋の大店「越後屋」に勤める比奈という女性を晦まして欲しいという。一方、極寒の「夢の国」に送られた「虚」の一員・惣一郎は、敵の襲来を待ちわびていた──。江戸と「夢の国」で繰り広げられる平九郎・迅十郎・惣一郎、そして今一人……、暗黒街の凄腕たちの人智を超えた超弩級の戦い。興奮と感動必至。直木賞作家の本領、天下無敵の大人気エンターテインメントシリーズ。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
最高でした!
厚みがあって、読む前から期待倍増!今回は、くらますという事よりも,戦闘シーン多め。
主人公である平九郎に幾度と訪れる危機にハラハラさせられました。
惣一郎目線で語られていく新たな登場人物との死闘は迫力満点!
目が離せません!!力が入ってしまいます!
炙り屋、闇の一味のあの人の絡み、スリリングで目が離せない展開、エンタメ感ありすぎでしょう〜♬
平さん、そこまで命がけにしなくても、、命こそ大事よ!と、語りかけたくなりました。
今村先生の本の凄いのは、心理描写も素晴らしいのです。読みながら、自分も巻き込まれていきます、読書って、これが良いんですよね〜
自分も登場人物の一員になってしまう感じ。恐れ多いけれど、私もくらまし屋の一員となって、お助けしている気分で読ませていただきましたよ!