あらすじ
「皐月十五日に、船で陸奥に晦ましていただきたい」──かつて採薬使の役目に就いていた阿部将翁は、幕府の監視下に置かれていた。しかし、己の余命が僅かだと悟っている彼には、最後にどうしても果たしたい遠い日の約束があった。平九郎に仕事を依頼した将翁だが、幕府の隠し薬園がある高尾山へ秘密裏に連れて行かれる。山に集結した薬園奉行、道中奉行、御庭番、謎の者……平九郎たち「くらまし屋」は、将翁の切なる想いを叶えられるのか!?続々重版中の大人気時代エンターテインメント、堂々のシリーズ第三弾。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
シリーズ3作目に至って、奉行方に晦ましを見破る人物が好敵手化してきて、さらに面白くなってきた。また、追手の中にも強力で怖い相手も出てきて将来に亘る死闘が予想される。薄めの文庫本は、1つの晦ましを行うのにちょうどよい長さで、さらっと読めて幕間本として満足できる。救いとか人情もののお涙頂戴寄りではないが、今回も幸せの黄色いハンカチではないけど、なんだかいい話でよい感じ。
Posted by ブクログ
2025/2/26
ぼろ鳶とリンクしてる~
こっちの方が過去なんだ。
武蔵若いもん。
過去が明かされて話が進んできたかも。
楽しみね。