あらすじ
「スープ屋しずく」のシェフ・麻野がこしらえるスープにかかれば、お客の心も不思議な謎もあっという間にほぐれます! リモート会議中に同僚がつぶやいた「人参がワープした……」という言葉の謎や、閉店を決めた洋食店「えんとつ軒」店主の真意など、思わずスープが食べたくなる、美味しくて優しい書き下ろし連作短編全4話収録。
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Posted by ブクログ
スープしずく屋シリーズ第六弾。
短編を連ねるミステリーは、
短い中で謎を作り謎を解かなければいけないので、難しいのはわかる。
でもこのシリーズ、たまにちょっと無理があるような。
ストーカーから職場の若い女性を守るために、
上司がリモートワークを開始したり、出勤日を合わせたり、
引越しのための不動産屋につきあうまではまだわかる、
だが、カフェ巡りの趣味に付き合うのは、
奥さんに内緒でやるにはやりすぎ。
もはや朝食に毒を盛られているのか?という謎解きの要が、
どこかに飛んで行ってしまうほど。
麻野の師匠である洋食屋の店主がからんだ、
ビーフカレーの味を引き継ぐお話で、
煉瓦の積み方の話が出てきたのには驚いた。
フランス積みとイギリス積みは知っていたが、
アメリカ積みは知らなかった。
ビーフカレーの味が引き継がれることになって、良かった。
Posted by ブクログ
シリーズ6弾。
これまでと少し違う展開や、矛盾?に、??となり、エピローグを読んで、スッキリ!
再度読み返して、ナルホド!そういうことねー!と普段と違った感想もなかなか新鮮でした。
Posted by ブクログ
途中で引っかかるところがいくつかあったけど、最後まで読んだらそういうことか〜ってなった。引っかかりが若干ストレスにはなるかも……。 あと150ページ後ろから3行目「映奈の料理にだけ〜」は誤植?映奈じゃなくて規子じゃない?って思ったんだけどどうなのかな。前にもこのシリーズで誤植あったし、前巻では似たような文が重複してたのも気になり、校閲仕事して〜!という気持ち。
Posted by ブクログ
安定のスープ屋しずく。いちいちおいしそうなスープ。
「人参リモートワーク」うちの会社はZoomカメラなしなので関係ない。
「奏子ちゃんは学校に行かない」アレルギーと不登校。露ちゃんの同級生。
「ひったくりとデリバリー」冤罪。
「在宅勤務の苦い朝」
「ビーフカレーは巡る」えんとつ亭のビーフカレー。蝋燭亭と、改心した三代目と麻野の修行時代。