あらすじ
新たな男吸血鬼 波瀾の匂い__
修学旅行の夜、何かが起こる!!
マヒルとキクの「修学旅行」先・北海道__
二人を追うコウが旅先で出会ったのは、学ランの男吸血鬼。
しかもこの吸血鬼、どうやらナズナに縁があるようで…?
コウの怒りが爆発することになるこの男の登場で、
マヒルとキクを追う旅は、大きな展開を迎える!
「知らないのか?お前の血って
すげー美味いんだよ」
口が悪くてシャイな女吸血鬼と、眠れない14歳のおかしな夜が始まる。
クラスでの人間関係に行き詰まり、学校に行かなくなった主人公の中学2年生・コウ。
夜も眠れなくなり、気晴らしに散歩に出かけたところ
出会った謎の女に声をかけられ、マンションの一室に。
そこでコウは、彼女・ナズナが吸血鬼であると知らされる。
「人が吸血鬼になる方法…人が吸血鬼に恋をすることだ」
「今日に満足できるまで夜ふかししてみろよ」
ナズナの言動に魅了されたコウは、彼女に自分を吸血鬼にしてくれるように頼むが…!?
恋愛の機微には疎いけれどナズナへの興味を隠さないコウと、
彼のまっすぐさを受け止めきれず照れたりふざけたりするナズナ。
友達というにはちょっと濃厚で、恋人というにはあまりにもいろいろ足りない2人は
夜を共に過ごしながらいろいろな人々に出会っていきます。
コウは果たして吸血鬼になれるのか、
そして2人の関係はどう変わっていくのか。
宵っ張りの人はもちろん、「夜ふかしなんて何が楽しいの!?」という人にも読んでほしい作品です。
感情タグBEST3
ちょっと意外な展開
11巻でのマヒル君とコウ君の別れのヒキから
もっと絶望的な感じでの再開をイメージしていたけど、
意外にフツーに出会って、ちょっと安心した。
寧ろ、コウ君の方が怖いって(笑)
次巻が楽しみです。
北海道編
北海道での新たな吸血鬼との出会いで、ハルにまつわる話に少し踏み込んだかたち。
それはともかく、木刀2本持った人に追いかけられたら、逃げるわな。
Posted by ブクログ
今回は(前回と続けて読んだときの)話の作り方が巧かった。魅了の話が今後のフックになっていたり、そうした創作上の能力の話が、今回でも引き続いて重要なテーマになっていたり。
話的にも、大きな進展を迎える。最後の引きもよく、キクの表情も気になる。ナズナもかっこよくて、良いことだらけ。
それから、キクの話に関連して、本作はやはり恋愛が大きな鍵を握る話なんだということが再確認されたのも、個人的に嬉しい。
15巻最後のオチ
くそ!どこだ!?マヒル君!!
なぜ逃げるんだ…!!マヒル君…!!
ケンカしよォ~
この3連コンボで無事腹筋崩壊ですわ
物語としても面白くなって来たところのこのオチですよ。
最高ですね
Posted by ブクログ
このシリーズは最初はそれほどでもなかったが、吸血鬼の真実を探し始めてから、すごく面白くなってきた。
永遠に生きられる吸血鬼、短い一生の人間。どちらが命の炎をより大きく燃え盛らせるか。それが退屈と幸せの分岐点。そのキーになるのが「恋」。吸血鬼も人間もがんばれ!
Posted by ブクログ
青春が眩しい
登場人物が増えても、既存メンバーの印象薄れないのがすごい。
人は吸血鬼に恋したら吸血鬼になり
吸血鬼は人に恋したら人にもどる?
お互いに思い合ってたら、永遠に同じ時間を歩めないの悲しすぎない?
ハルさんだけが真実に辿りついたのかな。
コウがかっこいい!
半吸血鬼状態とはいえ躊躇なく暴力ふるうようになっちゃったコウがかっこいい。
今巻のキクさんは普通に恋したい乙女でかわいかった。
和解してみんな吸血鬼で仲良くルートあるかなぁ。なってほしいなぁ。