あらすじ
美人画で名が売れはじめた浮世絵師・歌川広重から「男装姿を描きたい」と、絵姿になることを頼み込まれた沙耶。最初は断るものの、その後奉行所から受けるようにとのお達しが出る。じつは最近「個人写生会」が問題になっていた。もちろん「奢侈」という意味合いもあるが、個人写生会に参加した事実をネタに金持ちを強請る連中がいるらしいのだ。しかも、強請られた側は決して口を割らない。手がかりを掴むために沙耶を美人画の絵姿にしよう、というのが奉行所の狙いであった。沙耶は広重の依頼を受けると同時に、「強請り」の犯人を見つけようとするが……。
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Posted by ブクログ
甘ちゃん旦那四作目。
前回からのつながりで、沙耶は絵姿になることに。
といっても男装姿だし、牡丹と一緒なので、
男装の美人と女装の美少年という取り合わせ。
写生会がらみの強請りを捕まえるためでもあったが、
ちょっとあっさりと捕まりすぎだし、
あまりに偶然すぎ。
後半は次の話の前振りと、とにかく話が短すぎる。
ちなみに、湯船、というのは初めて知った。
またまた、次に続く……
またまた、次に続くになった。こういう話の切り方には、作為を感じるし、ちょっと、イラッとする。一冊で、話が終わる方が、読みやすいのに……