【感想・ネタバレ】さよなら私のクラマー(8)のレビュー

あらすじ

栄泉船橋のエース・国府妙を止めるためのワラビーズの策、"刈りとる者"越前の投入と恩田のポジションチェンジは、戦局をどう変えるのか…!? インターリーグ準決勝、ついに完結! 勝利の女神が微笑むのは――!?

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泣いてしまう

それでもあんたはプロになって、のページは何度読んでも泣いてしまう。いつも電車の中の暇つぶしで読み始め、涙を隠して読んでいる。

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2019年11月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 熾烈極まりないインターリーグ準決勝・栄泉船橋戦にピリオドを打つ8巻である。
 率直に言って、充実した一戦だった。その一言だろう。
 各々の描き込みが進んだ中で、敵味方のドラマが強烈に展開され、懸けられた思いがプレー一つ一つに投影されている。
 ワンシーンワンシーンでのプレーの把握がやはり難しい部分もあるのが難点だが、その難をおして余りある見事なドラマだった。
 凛然たる主将を貫いた浦川茜と、将来のクラック候補として才華を示した国府妙。彼女らの戦いぶりは素晴らしかった。
 そんな彼女らと正面から渡り合い、初めてのピボーテを務めることになったノンちゃんと、初めてピッチに立った越前の活躍ぶりなども目覚ましいところだ。

 ハイレベルにサッカーの戦術的側面を描きつつ、ドラマとしても一級品。これはもう星五つとしか言いようがない物語だろう。
 今時の女子高生はドブレーテとかゴラッソとか普通に言うんだなあ、などと思いつつ、次なる物語を楽しみに待ちたい。

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2019年03月20日

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