あらすじ
累計500万部突破!『四月は君の嘘』の著者・新川直司の最新作は、女子サッカー。埼玉県蕨青南高校、通称「ワラビーズ」と呼ばれる弱小女子サッカー部に集まった個性豊かな少女達。名セリフの数々と、躍動感あふれる試合シーンで綴られる彼女達の物語から目を離せない!
エースストライカー・来栖をはじめ興蓮館の勢いは止まらない!そんな彼女達を止めるべく、ワラビーズは
自ら考え、動き、立ち向かっていく!! 興蓮館を穿つワラビーズの新たな策とは――!?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
両チームのエースが活躍を見せる11巻である。
興蓮館のエース・来栖未加にスポットを当てている前半に、後半からはダンシングスワンにスポットを当てる構成は非常に対照的な描き方だろう。
すでに全国的に活躍し、ポーカー(4得点)で試合を支配する来栖の存在は圧倒的であり、一方の白鳥は試合の中で成長を見せる形で存在感を示している。
しかし、ついに白鳥というキャラにスポットを当てる時が来たかと、いささか感慨深いものがある。
彼女がどこかで一皮剥ける瞬間が来るとは多くの読者が確信していたはずだが、フットボーラーとしての楽しさを覚えた彼女の様は実にスポーツ漫画的だ。
一瞬一瞬で成長が感じられる瞬間と、仲間に頼られている実感が彼女の成長を加速させる。次巻以降、彼女の活躍には大きな注目を置くべきだろう。
ゲーム展開、スポーツ漫画的熱さ、戦術的変化、コミカルな漫画的な面白さ。どれをとっても一級である。
本当に楽しく読ませていただいた。
後半のごく一部の模様が収録された一巻だが、文句なしに星五つで評価したい。
感想を書くために三回読み返して、何度読んでも面白いのだから本当に恐るべき作品である。
Posted by ブクログ
vs興蓮館戦。来栖未加に焦点が当てられる。才能vs努力というのもスポーツ漫画の王道。数的不利の状況、時間、点差を考えるとかなり厳しい中でも前を向いてプレーする恩田がかっこいい。