あらすじ
埼玉の県立高校、蕨青南。弱さゆえか"ワラビーズ"と揶揄されるチームに、個性豊かな1年生が入部してくる。周防すみれ、曽志崎緑、恩田希……。コーチには女子日本代表のレジェンド、能見奈緒子が加わり、ワラビーズは生まれ変わり始める。だが、その記念すべき初戦の相手は、高校日本一、久乃木学園。前半で圧倒的点差をつけられてしまうが……。
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熱い!
面白くなってきました!
鷲巣監督の「人材を育てるのが我々指導者の仕事。しかしながら人材を腐らせてしまうのも我々指導者だ」という言葉がとても響きました。
Posted by ブクログ
日本一の久乃木学園との練習試合が終わり、次なるステップへと進む二巻である。ボコボコにされに行って、ボコボコにされて帰った巻でもあるが、ここでの内容は実にスポーツ漫画的な熱さが満ちていた。
恩田が前日譚でも披露したどこぞの白い巨人の監督さんの代名詞が試合終盤に描かれているが、惜しいのはどうしても動線と位置関係が分かりづらい点だろう。頻繁に視点人物が変更し、そのそれぞれの思っていることがそこここに書かれている点も含めて、描写が錯雑になっている原因に思える。
泥縄方式で回す展開のさせ方なども含めて非常に面白い巻だったのだが、そうした描き方の問題点も感じる、なかなか評価に困る巻であった。
ここでは星五つで評価している。
判断に困ったのだが、最終的には佃さんのなかなかの逸品ポエムに敬意を表した形である。