あらすじ
男爵内定のお披露目を乗り越え、年末を忙しく過ごす魔導具師のダリヤ。
それはロセッティ商会も例外ではなく、仕事納めを前に慌ただしくも、どこか浮き足立った雰囲気だった。そんな中ダリヤは、ヴォルフとの『冬祭り』の約束を心待ちにするとともに、冬祭りのプレゼントを贈れる相手が増えたことに喜びを感じていた。
今年一年で広がったダリヤの縁――その縁で彼女もまた、周囲からたくさんの“贈り物”を受け取ることになる。
「プレゼントが増えたね、ダリヤ」
そして訪れた冬祭り、ダリヤとヴォルフは屋台を巡り、一年を締めくくる。迎える新年にダリヤが祈るのは――。
「共に、笑って過ごせますように――」
それぞれが過ごす年末年始は……? 魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、気持ちを新たな第十一弾、開幕!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2025/10/19
イルマが双子を産んでマルチェラもパパになった。
ダリヤとヴォルフはのんびり進めばいい。
ダリヤの出世がすごいんだけど、そう感じさせないいい塩梅で進めてるのが腕やわなと思う。
ゆっくりと積み重なってゆく幸せ
ヴォルフとの穏やかな交流や仕事での活躍、友人であるイルマとマルチェラの子の誕生と、すっかり落ち着いたような幸せな日常を送るダリヤにこちらまで幸せな気持ちになります。
カルロの話は、父親の娘を思う気持ちに胸がつまってしまいました。
ダリヤに伝えたかった母親のことが、いつか他の人からでも伝えられるといいなあ。
このラノ1位おめでとう!
ちょっと遅れましたが読了しました。
やはりマルチェラ関連とカルロの書き下ろしは素晴らしいですねヾ(*´∀`*)ノ泣けます。
そうか、、、言おうとしてたのかカルロ無念だったかなぁ。ただカルロは素晴らしい父親なのはわかった!いつか母親の誤解が解けてくれるといいなぁ〜
メルセラ・ドラーツィの話
なろう版から追加された部分は細々ありますが、イルマとマルチェラの双子が産まれた話があるのでベルニージ様の妻、準備万端が二つ名のメルセラの話が印象に残ります。
字が上手い貴族夫人、夫が騎士であったため家のことを引き受けた女傑。
イルマと話すのもよかったです。強欲なおばあちゃん素敵!
新刊が出たばかりなのに、次が楽しみです。
ダリヤとヴォルフ、恋人展開はまだでしょうか?
非常にじれったいです。
男性誌なのに、こんなに可愛いくて楽しい女性が主人公のお話は初めてです。
泣けました
人の心の機微、家族模様、友情、登場人物たちの人間性や人生模様が生き生きと描かれて、ときに切なく、ときに笑い、ときには泣き、味わい深い作品ではまっております。
良き友人付き合いをしている2人の仲の発展、ヨナスとルチアのこの先も楽しみです。
魔導具師ダリヤはうつむかない
ずっとシリーズを読んできて、たくさんの登場人物がいるのにも関わらず混乱せずに読めるのは作者の力量とそれぞれのキャラクターがきっちり設定されてぶれないからなんだなーと最新刊を読んでつくづく思いました。新しい魔導具を作るプロセスが少ないと思いきや!新しい衣類?がまた楽しい!
ほろっと泣きそうになるエピソードもあって今後も楽しみなシリーズです。
泣けました
このシリーズ大好きなのです。今回は、泣ける場面が多かったです。息子を失い、もはやこの世に未練なく終活を始めていた夫妻は、ひ孫の為に、もう一度立ち上がり。愛する妻が置いてきた息子を気遣う父。長い間言葉を交わさなかったが為に、顔を見て話すこともできなくなってしまった父子。愛する娘を護るまでに命を張って、倒れた父。読みながら、泣けました。
カルロが語れなかった想いは、誰がダリヤに伝えてくれるのでしょう。
そんな流れの中、敢然と輝く動物パジャマ!笑わせていただきました。
Posted by ブクログ
今巻は冒頭が「寄付」の話から始まる。なぜ寄付の風習があるのか、貴族や商会にとってどういう意味があるのかなどファンタジー世界の細かい文化的な背景を作り込もうという気概というか丁寧さというかが感じられるのが本作の魅力のひとつ。加筆も多くて良き。
本編が少なかった
本編はルチアちゃんの新作の話と、双子誕生の話。
魔物討伐隊の男子高校生なノリが楽しかった。
挿話が多く、以前にもあった話を角度を変えて描かれていて、それはそれなりにいいのだけど、なんだかなぁ~と。
また、やっぱり1年が長すぎだと思う。