あらすじ
婚約破棄されたことを機に、自分の好きなように生きると決めた、女性魔導具師のダリヤ。
気の赴くままにものづくりをするダリヤは、ある日魔物討伐部隊の騎士ヴォルフから、沼地への遠征は足元の環境が悪くて憂鬱だ、という部隊が抱える悩みを聞く。
「もしかしたら、これが効くかもしれません」「なんか、すごい形の靴下なんだけど!」
乾燥魔法を付与した五本指靴下と、風魔法を付与した中敷きをヴォルフに渡すダリヤだったが、前世の知識を活かしたそのアイテムは、魔物討伐部隊に衝撃をもたらして――!?
さらには人工の魔剣、冷蔵庫、魔物グルメなど、ダリヤのものづくりは多くの人を巻き込みつつ加速していく!
魔導具師ダリヤの、自由気ままなものづくりストーリー第二弾、開幕!
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Posted by ブクログ
購入。
ようやく読めた!サイトで読んでいても、やっぱり書籍で読むと楽しいし、読みやすいから好き(笑)イラストもイメージが膨らむから結構好き(あまり自分のイメージと離れていないから、なんだと思うけど)。
今回の目玉は五本指靴下と中敷き会議。
さて、続きも楽しみにしてます!
Posted by ブクログ
2023/8/3
仕事だるくても「通勤中にダリヤ読めるから」でだいぶテンションが上がる。
私に負の感情を1mmももたらさない本。
ありがてぇありがてぇ。
マンガやらなろうやら電子書籍やらで何周もしてるのにまだいける。
まだヴォルフがダリヤが危害を加えられたと思って静かな怒りを漲らすところは何往復もしちゃう。
ご飯何杯でもいけるぞ。
これが性癖よな。
あとでもう1回読んどこ。
ぱぱは秘密もち?
あっという間に2巻目を読み終わりました。本編も楽しいのですが 私としては番外編として語られるぱぱと幼少ダリヤのお話が好きです。本編ではさらっと語られていた 魔導具が実はパパがこーんなに大変な思いをしていたとか分かって納得納得。それにしてもダリヤちゃんのママの話も含めて パパって実は相当の秘密持ちではという疑惑が。先が楽しみです。
来るときゃ一気にくるよね
来たぜ。ビックウェーブが…てなことを言ってられるわけもなく、大量受注を前に泥縄のようにこなしていくダリヤ。水虫が軍人病なのはこの世界もか。
正直、ジャンはもっと文句つけて良い。
んで、大量発注をこなさねばならんのに、ダリヤ嬢、作り足すな。www
婚約解消からこの巻終わりまで1ヶ月半て…。
次巻へ進む。
転生の知識をいかすのが上手い!
今までの転生もので五本指靴下を活かした物語があっただろうか?(私は初めて見た)
五本指靴下からとても大きな話になるので笑ってしまう。
ダリアの父カルロの話はなろうには載ってなかったストーリーなので、とても良かった……ダリアが大好きなんだなって思えるしとてもいい父親……
ダリヤとヴォルフの友達以上恋人未満のなんとも言えない関係がもどかしいが、いい関係が築けてることになんだかほっこりしてしまう
Posted by ブクログ
魔導具師として独立したダリヤが、確かな一歩を踏み出していく第二巻。
五本指靴下と風魔法を付与した中敷きという、些細ながら実用的な魔導具が、思わぬ形で討伐部隊に受け入れられ、彼女の名は静かに広まり始める。
これらの発明は、奇をてらったものではなく、すべては生前の父・カルロへの深い思いから生まれたもの。
その父がかつて周囲に蒔いていた善意の「貸し」が、時を経てダリヤのもとへ返ってくる様は、どこか静かな感動を誘う。
また、ヴォルフとの関係も、恋愛に頼らない誠実な信頼の形として描かれ、物語全体に心地よい品の良さと安心感を与えている。
人との縁が静かに繋がっていく過程を丁寧に描いた一冊。派手さはないが、温もりに満ちた物語を求める大人の読者にこそ薦めたい。