あらすじ
市兵衛、修羅となる!
譜代大名の世継ぎ騒動の裏で蠢く魑魅魍魎たちの正体とは?
内偵を進める弥陀ノ介は密殺集団に襲われ、瀕死の重傷に!
返弥陀ノ介が瀕死の重傷を負った。公儀十人目付筆頭片岡信正の命による、越後津坂藩内偵の最中だった。
津坂藩は譜代ながら跡継騒動を抱え、その陰に見え隠れする御用商人の不審な噂が絶えなかった。
公儀としても政情の不安は見逃せず、信正は唐木市兵衛に引き続きの探索を託した。
友の惨劇に市兵衛は、仇を討たんがため潜入するも、意表を突く敵の罠が……。
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清々しくスカット
いつもながら、細かい筋書きと白熱な斬り合い、息もつけないほどの展開が素晴らしいと思う。
主人公の人柄が良くかけていて尚且つ助ける周りの友達も心団結していてホッとします。前にも増してこの先の続編に期待して居ます。
Posted by ブクログ
「風の市兵衛 弐」(第二期)第九弾。(通算・二十九作目)
越後津坂藩を探っていた、返弥陀ノ介が瀕死の重傷を負ってしまいます。弥陀ノ介の上司で己の兄でもある公儀十人目付筆頭・片岡信正から弥陀ノ介の探索の後を託された市兵衛さん。
10年まえに殺されたとされる、津坂藩主の世継ぎの男子が江戸のどこかに匿われているとの事ですが・・。
久々に登場した弥陀ノ介が、いきなり瀕死の大怪我を負ってしまい、心配しました。
そして、毎回ながら安心安定の働きぶりを見せてくれる市兵衛さん。今回は町方の下っ引き達とも連携が取れていましたね。
町方といえば、渋井さんの息子の良一郎の、頼れる好青年っぷりが清々しくて、是非小春と幸せになって頂きたいです。
そんな良一郎、小春と、わずかでしたが微笑ましい交流があった文吉は、“市井のこども”として伸び伸び育っていただけに、彼の今後はそれなりに大変だと思いますが、庶民の気持ちのわかる若君として活かせていけたら、と思いますね。
さて、以前から“出ては消える”感じだった市兵衛さんの縁談ですが、今後どうなっていくのでしょうか。気になるところです。