あらすじ
中和能力の発動ミスで、諒に瀕死の傷を負わせてしまった亮介。心を壊され、敵の手におちた亮介を、術者たちの攻防が追う。冴子は、斎伽忍に託された霊剣<虎月>をとり、九那妃との直接対決にいどむ。ふたりの女神が導く、烈光のはての地平とは――? そして幻将・皓は、皐の生んだ闇の想念が、十九郎を滅ぼすと警告するのだった……。『烈光の女神』堂々の完結巻!! 【目次】烈光の女神(4)/遭神記/あとがき
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Posted by ブクログ
“冷泉院皐”なる悪の想念の塊みたいな子に術者一同翻弄されてしまいます。
4冊分も引っ張った割には、終わり方というか終わらせ方というか、決着のつけ方があっさりし過ぎてて、ちょっと唖然とした。
見所はやはり、日に日に術力の終わりが近づきつつある十九郎くんと、それとは逆に日々強さを増していく希沙良の関係性でしょうか。
あとは、冴子さんと愛を確かめ合う諒くんね。
しかし、物語が大分佳境に入ってからの話であるにも関わらず、刊行が10年以上前という事実に軽くびっくり。
2013年現在、シリーズ第1作『天使はうまく踊れない』から軽く25年程経過してますが……。
なんとか、死ぬ前に終わらせてくれよ、作者殿。