あらすじ
諒闇――まことのやみの中でいまわしき覚醒をとげた意識がひとつ。とうに朽ちはてたはずの我が身への呼びかけを訝りながら、「それ」はざらりと実体化をおこし、九那妃の足元へひざまずいた。精緻に仕組まれた奇怪な罠が術者の周囲でしだいにその姿を現す。狙われたのは、まず、希沙良。宿敵・皓の攻勢に、忍不在の間の指揮を執る十九郎は、どう応える? ――新生オーラバスター、迫力のスタート!
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Posted by ブクログ
挿絵についての感想。
漫画家としての知名度なら高河ゆん氏の方が上なのだろうが、オーラバのイラストとしては杜真琴さんの方が好みだった。
というか高河さんは「人好きのする顔」と表現されている諒のことを「三白眼か一重で目つきが悪いと思う」、「貴公子然」とした風貌の十九郎を「意外ときつめの顔立ちというか優しそうな顔立ちはしていないんじゃないか」というようなことを発言していて(おそらく雑誌コバルトでの作者との対談)、脳内設定>本来の設定の人なのかな?と疑問に感じた記憶がある。
女子の制服がブレザーの高陵高校内での描写にもかかわらず、冴子がセーラー服を着ている挿絵もある。
その高河さんの雰囲気に一部若木さんも引っ張られているように感じる部分があって、高河時代の作品はあまり読み返すことがなかったのだが、久々に読んだら普通に面白かった。
でもやはりイラストは杜さんが好き。