あらすじ
空者総帥の死。その意味を理解しえても、その事実を受け入れることのできない者たち。いま初めて、術者たちは忍の意志に反した行動を起こす。伽羅王復活のために。しかし新大阪に向かった希沙良たちの新幹線が濃霧のため足止めを食らった。そして相次ぐ事故。拡大する混乱の中で、十九郎たちの形勢は不利にならざるを得ない。誰がこの戦いに終止符を打つのか? 『天冥の剣』ついに完結!
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Posted by ブクログ
第一部の完結編。10年ぶりに再読して、深夜なのにひとり泣いてしまった。どんな時でも「いつか誰もが幸せに」と願う亮介が、伽羅王・斎伽忍の復活を目指し、読者の想いも背負って仲間と共に走り出す。
いつか忍がいなくなること位分かっていたという冴子、「お前の願いなら全部叶えてやる」と十九郎に言い、更なる強さを目指す希沙良。行方不明の諒、「死ねたらどんなに楽かと考えることはいくらでもある」と言い放つ十九郎。そして、誰に強制されるでもなく、自分の意志で中和を発動させようとする亮介。
それぞれの本気が苦しい、でも読まずにはいられない巻。
Posted by ブクログ
あぁ崎谷亮介だ。という一冊。久しぶりだね崎谷クン。私は崎谷は好きではないのですが、何と言うか、認めざるを得ないキャラだよね。崎谷っていう存在をさ。