あらすじ
久能整、山荘ミステリに巻き込まれる!?
「7SEEDS」「BASARA」の田村由美、話題沸騰最新作!
いつの間にか謎も悩みも解きほぐす、解読解決青年・久能整。
大学教官の天達(あまたつ)にバイトに誘われて山荘を訪れるも、思わぬ事件に巻き込まれて…!?
Twitterでも話題沸騰の大ヒットコミックス第7巻!
自分は男だけど、この女性マンガにハマってしまいました!
今まで女性モノのマンガは遠慮していましたが、好き嫌いはダメですね!
・・・何故「男だけど」と言うのでしょうか?
別に男の人が女性マンガが好きでもいいですし、反対に女の人が男性マンガを好きでもいい。
老若男女問わず、どんな人がどんなマンガを好きでも、可笑しいなんてことはありません。
でも、つい言ってしまうような言葉。
皆が言うから、そんなもんだから。
私自身も思わず言ってしまうときがあります。
本作の主人公である久能 整(くのう ととのう)くんは、そんなよくある言葉に常識に疑問を投げかけます。
そして、彼なりの言葉で彼自身の思いを滔々と語ります。
それは刺さる人には痛い程刺さる言葉となるでしょう。
思わず目を背けて知らないふりをしたくなるほど。
それでも向き合って、見つめなおして、考えてみてください。
この作品にはそんな思いが込められているように私は感じました。
ミステリーな要素がふんだんにあり、謎解きのワクワク感もしっかりとあります。
それでもこの作品を『ミステリと言う勿れ』。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
二転三転どころか予想外の解決をするから本当に引き込まれる。
よく思いつくなぁ…最後に何か大きな何かにつながっていそうで続きがとても気になります。
整くんの身の上もところどころ触れていてピースが集まるのが面白いです。
今回も整くんの素晴らしい考察でした。それをサポートするかのようなレンくん、全てを見通した天達先生。人の心理、行動というのは、とても興味深いですね。次の刊が待ちきれないです~!!!
次巻が待ち遠しい
事件はこの巻で完結してるのでスッキリなのですが、切れ者の同級生の友達ができて大学も楽しくなりそうなので次巻が待ち遠しいです。
整くんを囲む人物はみなそれぞれに個性が立っていて魅力的。整くんこだわりのルーの組み合わせも紹介されています。
Posted by ブクログ
大学の助教授に誘われて、山荘でのアルバイトに行く整くん。
謎が解けたと思いきや、まだその先に本当のミステリが隠されていて…。
今回も面白かった。
全ての謎が解けてから再読すると、天達の「そうだね やっと ふっきれた」の表情、言葉の意味が分かって脱力した。
何度も読みたくなる作品。
勝手な考察
なので、間に受けないで下さい。
主人公・整のキャラクター性がミステリーになってきました。
あんな幼少期に「蟻」なんて漢字を書けるとか、整はハイパーレクシアかなんかなのでしょうか?
それともアスペルガー症候群(高機能自閉症)なのか?でも、考えた事をベラベラ話すようになったのは喜和さんに言われてからみたいだし、こっちの線はないか。
父親がクズで虐待されていたような事は示唆されてしましたが。
そして、愛珠。
私はライカが初めて出てきた時、私は愛珠かと錯覚したのですが、整が反応しなかったって事は実際は似てないのかな?ライカの右目元には愛珠にはなかった2つのホクロがあるし、やっぱり別人?
私は、実は愛珠は生きていて(ガロが死体を確認してないと言っていたので)、乖離性同一性障害で入院でもしているのかと思ったのですが。
因みに妹だとしている千夜子も人格の1つで、ライカの言う「死」は、肉体ではなく人格としての死の事なんじゃないかなというところまで妄想が進んでいるんですど、果たしてどうなんでしょうね。
よかった
嘘と真実は紙一重。嘘をつくということは、その裏に真実があり、何のために嘘をつくのか。そしてその嘘が時には真実より真実になることもある。でも、悲しい嘘は切ないなぁ。
教授推しになりそうです!
教授の「人に会い、人を知りなさい。それは自分を知る旅だよ」という言葉が刺さりました。レンくんと整くんは何だかんだ良い関係を築けそうだなと思いました!
秀逸の作品
人の機微に触れた。そんな気がした。主人公の過去、謎解きゲームの深みにはまる。明快な答えじゃないが、メッセージ性が強い。警察や犯罪捜査に関わる人間がこれを読んだら何を言うのか知りたくなるほど、核心に迫ったストーリーだ。
ここまでくると先生もいささか気になりますね。ともだち、恋人との関係について考えさせられる話でした。あまりにも殺し方は恐ろしいですが、謎解きのプロセスを楽しめるようになりました。
面白くなってきました
整さんの過去が少しずつ見えてきます。「小さな整くん」がそちこちに出てきます(個人的には想像の中の歯磨きしてくれている子が好き)。とてもとても可愛らしいです。いたましくもありますが…。心の傷が早く癒えますように。
アイビーハウス(山荘)編
う~ん、拗れに拗れた橘高が、ただただ哀しいと言うのかなぁ。
負の感情に囚われすぎて壊れてしまったとは言え、してはいけない事をしてしまったから、許せる気にはならないな。
天達先生は、整クンとれんクンは人を見る感性が豊だと思ったから呼んだんでしょうね。
透明人間計画が実行されていたらと思うと・・・ゾっとする巻でした。
あと、ずーっと気になっていた整クンの過去が、少しずつ見えてきました。
やはりかなりの闇持ちのよう。
ライカさんといい感じ⁉︎
整君とレン君の洞察力すごいな。ぼっちえのき笑
整くんの、常々思うんですけど、が好き。今まで当たり前だと思っていたことが実は理不尽だったり今一度考えさせられる。
エアコンの上げてがよくわからないけど。。。
Posted by ブクログ
もう7巻!?
面白くてあっという間だ…!
久しぶりの整くん!
橘高さんの完璧主義的な部分、もはや信念なんだろう。
だからミス…この場合ミスとも呼べない、人のためを思っての何気ない行動が、喜和さんの死に繋がってしまったことが本当に悔やんでも悔やみきれなくて、自分の中でこじれてしまったのね。そして押さえつけられていた気持ちがいよいよ制御できなくなり、あんなことに…
うろ覚えだけど、これは心理学でいうストレス発散の、悪口を言うやつのもっとひどいバージョンかな?
ストレスを発散させようとして、ストレッサーに対する悪口や暴言を言うことが、却ってストレスになるというやつ。
ちょっとスカッとした気持ちになっても、またすぐに罪悪感やイライラが襲ってくる負の連鎖。
できることなら、こうなる前に話して欲しかった。
毎回つらい感想ばかり出てくるのに、なぜか読みたくなってしまう不思議。
ミステリーの定番
今回は雪山、山荘で事件に巻き込まれるます。雪山、山荘といえばミステリーの定番ですよね。いわゆる密室で事件が起こる的な定番シュチュエーションですが、田村由美さんのすごいところはそれが発生する前に事件を解決してしまうところです。
すごく近くまで迫ってきた!
事件の関係者がすぐそこまで迫って来ています。全部の事件が関わっているのでしょうか、、。
自分で疑問に思ったことを考えながら読むと、後で整君がちゃんと回収してくれてスッキリできました!色んなところにヒントが置いてあるんですね。たのしい!
Posted by ブクログ
天達先生も整君と同じタイプですね、、、一言一言に重みがあります、、、でも占いや石の意味を信じない点に関しては喜和さんと違うんだなあ、と。整君が信じているのが喜和さんの影響というのがほっこりしました。ピノキオ効果をずっと観察しているその鋭さには脱帽です、、、!
今回はいつもより悲しい話しでした。
一つのミスが人生を変える程の出来事になるのは、きっと誰にでも起きる可能性があるからなのか、余計に考えさせられる話でした。
私もミスした時、黙ってた事があるから余計に。
Posted by ブクログ
今巻は丸々、整の謎解きのターン。事件開始から解決編まで、一冊に収まっているのは嬉しい。相変わらず2段構えの真相解明が熱い。整の育ちの過酷さも一瞬だけ垣間見え、物語はまだまだ続きそう。
映画を見てるよう…
今回は整くんの恩師さんのストーリーでした。
どこか不思議な雰囲気の先生だなぁと思っていましたが、
なかなか闇深いラストでした。そしてやはりあなたか、という…。
全ての事件が星座?で繋がっていて、整くんは導かれているんでしょうね…
本当に面白いです。
田村先生のストーリーに引き込まれっぱなしです。
次巻も楽しみ。
満足
ここ何巻か数字での暗号やりとりばかりで なんとなく飽きてきてたのですが 今回の雪山は読み応えありました。ひとつの殺人の犯人は予想通りだったのですが 犯人が最初の殺人に関連して他にも起こしている犯罪、動機など思いもつかず、読み応え充分。殺人を犯す者には殺されるという選択肢もまたある…と言う台詞がなんとも…。
作中に何度か出てきている言葉があります。
「人に会い、人を知りなさい。それは自分を知る旅となる」
流石田村由美先生!座右の銘にしたいくらい気に入りました!
Posted by ブクログ
1巻から7巻まで一気読み。
これは……吉野朔実作品が好きな人は逃げられないんじゃない。もちろん、整くんは素朴と鋭利と危うさが絶妙なバランスを保った類を見ないキャラクターであり、初期のおじさんディスりでさえ緻密な計算であることは疑いようもなく、作者独自の創造性の発露ではあるけれど、心理学・文学・ミステリ・ミステリアスな人物造形が『恋愛的瞬間』を彷彿とさせ、懐かしいのに新しい不思議な感覚を呼び起こす。
整くん、好きです
整くん、好きです
なんて真っ直ぐなんだろう
でも人と一緒じゃ寝れないとか風呂は一人でないと駄目とか神経質すぎるところはあまり近くに置きたくないかな
でも整くんは先生でなくて弁護士か検察官になって欲しいところと私は思う
ホント面白い!!!
新刊楽しみにしてました!
元々国内外問わずドロッドロなミステリー小説を好んで読んでますが、そんな嗜好の方にもお薦め出来る作品です。
割とディープな事件が多いですが田村先生の柔らかなタッチの画と愛すべき整くんのキャラクターのお陰で、読書中に腹一杯になっても読後は軽くさせてくれる手腕が素晴らしいです!
整くんの俯瞰でニュートラルな視点からの目から鱗の考察力、伏線に次ぐ伏線の回収、そして頁を捲る手を止めさせない話の見せ方、人物の書き分け、見え隠れする各キャラクターの謎、全てがお見事過ぎます(○_○)!!
整くんの過去もちらりと出てきましたね。レンくんが良い刺激剤になるのかな?
そして良い雰囲気になってきた整くんとライカさんの関係性が今後どうなっていくのか…こちらも楽しみです。
お見事
何をレビューしていいか私の語彙力では表せないです。本当にお見事です!
今回初めて整くんの過去が少し描かれていました。
どのように整くんという人物が出来上がったのかこれから分かるかと思うと今後も楽しみです。
そしてずっと食べたいと思っていた整カレー!完全には同じにはなりませんが真似してみます(*^^*)
Posted by ブクログ
きっと本質は悪い人ではなかったはずなのに、闇落ちしてから後、やる事がエグすぎて悲しすぎました。天達教授も辛かったし、怒りも沸いただろうに出来た人だなぁ、という感想です。
Posted by ブクログ
Episode10 嵐のアイビーハウス
Episode10-2 嘘をできるだけ
Episode10-3 嘘をひとつだけ
おまけのたむたむたいむ
8巻episode11 星降る舌八丁、へ続く
新しい!☆2.5
新しいパターン?なのかな。😵
犯罪心理って良くわからないけど…
整くんが話していたストーカーの話しや
誰に打ち明けられなかった事がいけなかった事ってところが たぶんその根本。
で ボタンがずれた元なんだろうな。
でも これが元ですってわかる人って少ないと思う。もの事の本当のところって難しい。
Posted by ブクログ
再び久能君編に。
山奥の山荘に招かれて起こ……りそうになる事件を食い止める。
しかし、ミスを認めたがらないことから、罪悪感がストレスになって悪意に転じるって哀しい話だな。
Posted by ブクログ
コマ、視線、表情、台詞、背景描写、一つ一つに意味がありじっくり読み楽しめる作品。
初めて登場する人達は絵からは全く人間性がわからなくて面白い。ミステリ向きの絵だと思う。
人は誰もが過ちを犯す可能性を持っている。
整は些細な違和感に気付き、想像する。
7巻で整の家族のことがまた少し明らかになった。
「愛されなかったことは生きなかったことと同じだ」とか「もう大人だからダンゴムシになっちゃいけない」など、今の整に繋がる幼少期の整の一部がみえてきた。
幼い頃の整の髪がモサモサなのは、親にあまり構われていなかったからだろうか。(子供にしては伸びっぱなしな気がする…)
「嘘をついている人」と「嘘をついていない人」をそれぞれ二人の生徒に考えさせ真実を探らせるのが面白かった。
散らかった部屋、いくつもの四葉クローバーの栞、廊下の花の絵、家の周りに植えられたキョウチクトウ、どこまでがお芝居のセットだったのか。
読者を巻き込んで考察させるように読ませるのが上手い。考察と推理が違うものだとしたら、ミステリではないのか。やっぱりミステリなんじゃないか。
Posted by ブクログ
久能整は大学教師の天達から友人の別荘で行われるパーティーの手伝いを頼まれる。
ツタの絡まる別荘に集まった面々が始めたのは謎解きミステリーナイトだった。
そこで出されたお題は、5年前にこの別荘の2階から転落して死んだある女性の謎だった。
ストーリーを二転三転させ、最後に透明人間皆殺しのスキームが現れてくるあたりは、さすがの手練れの構成力!
「殺すのか」「殺されるのか」「やっぱり殺すしかないんだろうな」という、誰のものなのか分からない内語を繰り返し読者に印象付けるなど、サスペンスを盛り上げていく手法もお見事!
Posted by ブクログ
雪の別荘というよくよく見慣れた舞台で繰り広げられる、ちょっと変わったミステリー(?)。
整の恩師の登場に、新たな友達候補?レン君に俄然興味。
先生がいるからか、整のしゃべくりもおとなしかった?
Posted by ブクログ
大学教官の天達先生から誘われて、山荘のアルバイトを受けた久能くん。
山荘で行われるミステリの謎解き会。
幼いころからの久能くんの恩師でもある、天達先生の奥さんの死には曰くがありそうで。
天達先生の友人のアイビーと橘高。
久能くんと同じ学生の相良。
アイビーのサイトで知り合った、2人の男性。
違和感を次々と感じる久能くんが導き出したものとは。
またチラリと出てくる幼い久能くん。
レンブラントが好きとか、悶えるくらい可愛いから、胸が痛い。
もう大人だから
ダンゴムシになっちゃダメ
相良くんとか、勢いのある人にまたぐいぐいやられてる久能くん。
ほほえみ爆弾が抱えていそうなものが怖い。