あらすじ
丸の内の巨大企業「吉原不動産」。
突如、後継者候補に名乗りをあげたのは、
心霊物件再生部署、第六物件管理部部長の長崎次郎。
実は御曹司であるものの、姓を変え、吉原家と距離を置いてきた彼がなぜ?
部下の澪は混乱するが、先輩の高木が、
「次郎は呪いの標的になろうとしているのでは」と言い出す。
その呪いとは、吉原家の男性後継者は早死にする、というもの。
たまらず、澪と高木は調査を開始するが……。
予測不可能な第5弾!
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Posted by ブクログ
この間で一区切り。
霊障などのドキリ感ヒヤリ感は少ないものの、一哉の居場所を察した時やお坊さんの気味悪さなどリアルの怖さがあって、現実の人間の方が怖いかもしれないとまで思ってしまいました。
市松人形がかわいくて和みました。
えっ⁉️
一哉さん、最悪の形で見つかった!おまけに、殺したのが、身内!その人に、祖父も父もまでも、殺されてた!そんな事って!信じられない!
けど、第六物件管理部は、吉原不動産の子会社、株式会社第六リサーチとして、続く。澪さん、ひとまずは、良かったね。
Posted by ブクログ
やっと一区切りでした。
5巻では霊障などの心霊現象はほぼないものの、1巻目からあった謎が解き明かされていきます。
やっぱり生きてる人間がいちばん怖いと思いつつも、人間らしい本音に救われました。
今回は中盤まで次郎さんの活躍はほぼなかったです。澪ちゃんとの絡みもなし。
ですが最初の頃に比べて、澪ちゃんは自分の気持ちを割ときちんと周りに伝えてた気がします。澪ちゃんをはじめ、登場人物達の成長が嬉しくて胸がいっぱいになりました。
次郎さんなんて最初の設定はどこに行ったのか聞きたくなる程、感情が豊かで謎の親目線で良かったな…と思いました。笑
犯人の気持ちがとても自分勝手と言うより、そうしなければ生きていけなかったのだろうなと思ったら悲しくなりました。自分ではどうしようもないことほど、誰かを恨めば自分を保っていられるのかなっと。
市松人形ちゃんもお早いご退場かな?と思われる最後だったので寂しいです。
番外編では何故晃くんが事故物件や心霊スポットに拘るのかが明かされました。
晃くんといい、高木さんといい、過去がしんどい…。
ですがその経験があるからこそ今の彼らが形成されて、澪ちゃんや次郎さんに関わることになり救われたと思うとなんとなく嬉しい気持ちになりました。
次巻では新体制になって初めての巻なのでワクワクが止まりません。