あらすじ
【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】今、ニューヨークで最も才能ある若手アーティスト・ジェイコブスとグラフィティ対決をする事になったエレン。自分と似たタイプの人間である彼と絵を描く事によって、エレンに大きな変化が訪れる。そしてライバルとの対決を経て、注目を集めるエレンとさゆりに新たな試練が忍び寄る――!!
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【ご注意】
『左ききのエレン』は正しい用法・用量を守って適切なペースで読み進めましょう。
この作品には
「才能という壁にぶつかりながらも、懸命に現実と向き合う大人たちの仕事姿」がこれでもかと扇情的に描かれています。
強烈な読後感により、仕事や勉強を必要以上に頑張りすぎてしまう可能性がありますので、落ち着いた気持ちでお楽しみください。
【効能・効果】
・美大や広告業界への理解
・プレゼンや営業など、社会人の仕事に対する拒絶感の緩和
・熱意への刺激による興奮作用
【以下のような症状でお悩みの方にお勧めです】
・ファンタジー作品に感情移入できない。
・夢や努力という言葉が信用できない。
・とにかく最近やる気がない。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
エレンが成功しても失敗しても自分の手柄ではなくエレンのせい。
そういうところがはっきりしているのがさゆりらしい。
冷たいというより人の手柄を横取りしないのはフェアだと思うし、
ビジネスと言いつつ人生そのものなのだ。
立ち止まりそうになった時にエレンに発破をかけるのは光一なのだな。
別々の道に進んでも二度と会うことがなくても私は最後まで一緒にいてやる
時間も場所も領域も超えて何かに人生を捧げた人間たちは繋がっている
天才たちならではの会話だ。
あかりがあの一瞬で『普通』になってしまったのが、
一緒にいてくれる人に初めて出会えたと思ったのに裏切られた気がしたのだろう。
あかりからしたらそんなつもりもないのに、彼女は彼女で裏切られたようなものだとも思うが。
見る目がないからみんなが褒めているものを買うというのは
正直でちょっと面白い。
値段がついたら作品を見ずに価格でしか作品を見なくなるのも
残念ながらリアルだと思う。
ちょうど目の部分に弾が当たって絵が完成するのがたまらなくかっこいい。
そこからの、冷静に「そう…よかった。それじゃあ―ー逃げるわよ!!」
というさゆりの言葉で2人で逃げ出すシーンも、
ルーシーでなくても映画にしたくなる完成度。
ルーシーに追い回されてとっさに韓国語を使うさゆりはさすがだが
今回はルーシーの方が一枚上手だったか。
動画での発信を考えている時にルーシーの提案は正直が渡りに船の部分もあるだろう。
ここで岸アンナの名前が出てくるのも胸躍る展開。
トンプソンさんの美大の出で、結構さゆりと似たような境遇か。
よく知りもしない男性と飲みに行ってしかも外国なのに
寝てしまうなんてさゆりにしては危険なことをする。
女王と呼ばれる人の前に出て内心はどうあれ堂々とした態度の
さゆりが頼もしい。
最初の方の巻ではさゆりの存在意義全然分からん…てなってたけど、一気に魅力爆発です。ストーリーと現実がちょっとずつ絡みあってるのも良い。 たまに何でこのマンガ並んでるの知ってたのに、今まで読まなかったのかなーと思う作品あるでしょ?このマンガは正にそれよ。でも一気読みできるのが良いです。