【感想・ネタバレ】茉莉花官吏伝 十五 珀玉来たりて相照らすのレビュー

あらすじ

翔景の後任として御史台に異動となった茉莉花は、ひょんなことから指導役である蓮舟(れんしゅう)の秘密を知り嫌われてしまう。
蓮舟の弱みを握った茉莉花は、あえて悪女になりきり仕事で勝負を挑むことに!
しかし勝負を通して力を認めてもらうはずが、殺人事件の重要参考人として蓮舟が捕まってしまう。
茉莉花は珀陽の力を借りながら事件を調査するが――!?

...続きを読む

中華風の架空の世界が舞台。
自称「ちょっと物覚えがいい」後宮女官の茉莉花が、皇帝の珀陽にその才能を見いだされ、官吏として成長していくお話です。

この茉莉花の「ちょっと物覚えがいい」というのは、「一度見たものは忘れない」というすごい能力なのですが、そこで簡単に「天才のサクセスストーリー」へとは繋がらないのがこのお話の面白いところ。

珀陽からは理不尽とも思える難題を与えられ、若い女だからと周囲から舐められるのは普通で、うまくいかないことの方が多いかもしれません。

しかし、だからこそ、そんな逆境の中で徐々に才能を開花させ、最終的には周囲が期待した以上の功績をあげていくところは毎回、痛快ですっきりします。

また、皇帝としては完璧な珀陽が、茉莉花と二人きりの時には素の顔を見せたり、茉莉花もそんな「特別扱い」にドキドキしたりと、この二人の恋の行方も見どころです。

※同著者の『十三歳の誕生日、皇后になりました。』シリーズは本作のスピンオフ作品となります。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

御史台キャラ濃すぎ、、楽しい。。
蓮舟さん落ち着いて〜〜言動がいちいちチー感あって想像するのたのしすぎるwww
陛下の家に寝泊まりしてて陛下大喜び。
家行った時にちょっとやりとりするの幸せそう。

後半、雑劇として後宮の妓女を出すなら茉莉花を主役にしたものを作って、恥ずかしい文官にしてやる!っていいながら、茉莉花官吏伝!ってでるのゾワっとした!
15巻になって再びタイトル回収!

0
2025年06月22日

匿名

ネタバレ 購入済み

ここで!

『茉莉花官吏伝』ここでこう繋がるんだ!!
ってなりめちゃくちゃ面白い!!
新たな登場人物達も面白いしどんどんハマっていく!!
ここまでハマった長編小説はじめて!!
続きが、はやく読みたいです

#笑える #ドキドキハラハラ

0
2023年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おっと、ここでタイトル回収かあ。
唐突過ぎてびっくりしたよ笑 

今巻から御史台編。
きっと茉莉花は御史台に移って大物官吏の不正事件とかにぶち当たるのだろうなあと思っていたのだけど少し違った。
殺人事件の謎解き話だったよ。
まあまだ解決してないので前編という感じだけど。
それもあってかちょっと話が淡々と進んでいる印象でお話としては物足りない。
解決編はもう少し起伏があることを期待したい。

0
2024年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり春雪くんいいなぁ。茉莉花はめっちゃ頼りにしてて一番の友だちくらいに思ってるのに、春雪くんは基本ドン引きしてる関係性が好き。
そしてついに「茉莉花官吏伝」できちゃう?茉莉花が恥ずかしがるような、という目論見でどんどん盛られてるのがおもしろい。

0
2024年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

翔景の後任として御史台に異動となった茉莉花は、ひょんなことから指導役である蓮舟(れんしゅう)の秘密を知り嫌われてしまう。蓮舟の弱みを握った茉莉花は、あえて悪女になりきり仕事で勝負を挑むことに! 
しかし勝負を通して力を認めてもらうはずが、殺人事件の重要参考人として蓮舟が捕まってしまう。茉莉花は珀陽の力を借りながら事件を調査するが――!?

新キャラ蓮舟くんが茉莉花にどんどん追い詰められていくのが面白かった(笑)
しかも茉莉花が誤魔化したせいで、珀陽は蓮舟くんに対してあらぬ誤解をしている気がする…(笑)
蓮舟くん、出てきたばっかりなのに散々な目にあっていて可哀想だったので、次巻では本領発揮していただきたい…(笑)
でも最後まで読むと、蓮舟くんはこの物語にとって重要なキャラクターになりそうな気がします。「あ、そうなるんだ!」と目からウロコでした。
物語の展開的にも書いてくれた方がより素晴らしい演劇になりそうです。

今回では犯人は明かされませんでしたが、中々複雑な状況に進んでいっている感じが…。
続きも楽しみです。

0
2023年12月23日

「女性向けライトノベル」ランキング