あらすじ
バシュルク国への潜入捜査中、ムラッカ国の襲撃に遭遇した茉莉花は、絶体絶命の状況を打破すべく珀陽からもらった禁色の小物を使い傭兵団を雇うことに。
さらに軍事顧問官であるアシナの信頼が必要となるため、心の動きを読み、その反応を見ながらムラッカ軍攻略への大胆な施策を打ち出していく。
茉莉花の的確な指示にアシナは傾倒していき――!?
■期間限定!豪華キャスト陣によるオーディオドラマが聴ける二次元コードを収録
※視聴期限は2023年3月16日(木)まで
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※特典内容は紙書籍と同様のものです
※やむをえない事情により、事前の予告なく本特典の公開を終了させていただく場合がございます。
中華風の架空の世界が舞台。
自称「ちょっと物覚えがいい」後宮女官の茉莉花が、皇帝の珀陽にその才能を見いだされ、官吏として成長していくお話です。
この茉莉花の「ちょっと物覚えがいい」というのは、「一度見たものは忘れない」というすごい能力なのですが、そこで簡単に「天才のサクセスストーリー」へとは繋がらないのがこのお話の面白いところ。
珀陽からは理不尽とも思える難題を与えられ、若い女だからと周囲から舐められるのは普通で、うまくいかないことの方が多いかもしれません。
しかし、だからこそ、そんな逆境の中で徐々に才能を開花させ、最終的には周囲が期待した以上の功績をあげていくところは毎回、痛快ですっきりします。
また、皇帝としては完璧な珀陽が、茉莉花と二人きりの時には素の顔を見せたり、茉莉花もそんな「特別扱い」にドキドキしたりと、この二人の恋の行方も見どころです。
※同著者の『十三歳の誕生日、皇后になりました。』シリーズは本作のスピンオフ作品となります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
情景描写が丁寧でほんとに引き込まれる。
アシナが手玉に取られて大活躍!
信仰って強い。。。
と思ったら悪徳高利貸しの方は、小さいお花くらいの重さにしか感じず、嬉しいよ〜綺麗だなって。それで枯れたら捨てる。はぁぁぁあ、人それぞれ〜〜
そして偽名を使った後始末どうするのかと思いきや、なるほどぉ、白はこのまま偽物は困るが手柄は欲しい、バシュルクは偽物たててすみません〜ということで、その偽物は本人でしたということにしましょう、と、おしまいにするのね。すごい、、。
後半はお見合いのお話になり翔景が翔景して、天豪が好好爺しててかわいい。
拍陽が周囲を彷徨く虫のことねーって言ってて強い。
過去1で登場人物や国が多かったので頭の中を整理するのに苦労しましたが、そのぶんスケールが大きい話になっていて一気に読み進めちゃいました。
ラストで茉莉花の価値が急上昇したことにより、また次巻に向けて珀陽との関係性が変わりそうですね。
楽しみです!!
やっぱり面白い
茉莉花の可愛らしさと賢さ、優しさが何巻読んでも変わらずあって、様々な難題をこなしていくところが素敵で、夢中に読めます。
一気に10巻読んで、少し間をあけて落ち着いたはずなのに、また手を出して全て読んでしまいました(笑)
成功を持ち帰る
本巻も面白くてあっという間に読んでしまいました。ついに傭兵学校編は完結ですが途中でラーナシュが出てきて笑かしてくれました。帰国後からまた面白くてここで終わり?なところで終わります。
今回も面白かった!
毎回想像の上を行く展開でなんだか読んでいて頭が良くなった気分になる。
茉莉花すごい!
そして珀陽とのやりとりもラブラブでいい感じです。
この後どうなるのか楽しみ。
最終的には珀陽と茉莉花ぎ結婚して幸せになってほしいなぁ。
Posted by ブクログ
バシュルク国編のつづき。ムラッカ国の襲撃に遭遇した茉莉花が、禁色の小物を使って最強と名高い傭兵団を雇ったところから。
軍事顧問官の信頼を得るために、茉莉花の観察力と記憶力などを存分に活かして「信仰のようなもの」を生み出していくんだけど、その過程と、バシュルク国を救う作戦の組み立てと実行の緻密さが、まるでパズルのピースがひとつずつぴったりはまっていくような感じで、ハラハラしながら読み進めるごとに静かにテンションが上がっていった。最後の方に小ネタ的な一文がはさまっているのも楽しい。
叉羅国のラーナシュに「悪徳高利貸しの代理人」と思わせた今回の茉莉花はほんとにすごい。必要以上の情報を手に入れ、周辺の複数の国に恩を売ってきた。白楼国に戻ってきた茉莉花の見合い話が珀陽に大量に持ち込まれ、そこに茉莉花がやってくるというところで終わり。
バシュルク国編は一区切りだけど、2人のやりとりの続きが早く読みたすぎる。
流石!!
この巻も流石の一言です!!
茉莉花の手腕がこれでもか!というぐらいでていて壮観でした!!!
白楼国に帰ってこれからどうなるか楽しみです!
はぁー
今回も一気読み。ハラハラドキドキの連続。茉莉花が神に…天才ってスゴいのね…と凡人の私は超単純な感想しか述べられませんが。
次の巻も楽しみな終わり方で待ち遠しい!
相変わらず凄い
とりあえず毎回一気読みしてるけど、面白いし飽きない。
石田リンネ先生の頭の中はどうなってるのか調べてみたいけど無理だしなぁ〜
発想力も文章力も飛び抜けてるよな。
でも、今巻に限っては、ちょっとだけ物足りなさを感じた。
バシュルク国編前編のあと、続きがとても待ち遠しかった後編。一気に読んでしまいました。
帰国後の茉莉花と周囲のあれこれが楽しかったけど、今後どうなっちゃうのか全く予想がつかなくて、読み終わってから色々想像してわくわくしてます。
Posted by ブクログ
最初のうちは、陛下との絡みを楽しみにしていたものだけど、最近は茉莉花の活躍が楽しすぎてもう恋愛面はそっちのけでいいや感。
でも次の巻はそっち方面がメインになるのかな?
信仰への捉え方がキャラごとに個性があって楽しい。
Posted by ブクログ
うーん?と思うところもちらほらあるけど、気にしないことにする。大筋は面白いので。
「悔やむなら、一生騙してやれ」
「それもまた救いだ」
ラーナシュさんが一番好きかも。
そして最後。あちこちに情報を売りつける茉莉花。
『悪徳高利貸しの代理人』に笑ってしまった。