あらすじ
次々と手柄を立てる茉莉花に見合い話が殺到!
珀陽と“秘密の恋”をしている茉莉花としては、珀陽がどう思っているかが気になるところだ。
そんななか、珀陽は茉莉花を『白楼国の女の子の憧れの存在』にするため、花市の【花娘】役に抜擢!
茉莉花は見合い問題の解決をしつつ、花娘役をこなしながら珀陽からの一石五鳥を狙う無理難題に応えることに!?
中華風の架空の世界が舞台。
自称「ちょっと物覚えがいい」後宮女官の茉莉花が、皇帝の珀陽にその才能を見いだされ、官吏として成長していくお話です。
この茉莉花の「ちょっと物覚えがいい」というのは、「一度見たものは忘れない」というすごい能力なのですが、そこで簡単に「天才のサクセスストーリー」へとは繋がらないのがこのお話の面白いところ。
珀陽からは理不尽とも思える難題を与えられ、若い女だからと周囲から舐められるのは普通で、うまくいかないことの方が多いかもしれません。
しかし、だからこそ、そんな逆境の中で徐々に才能を開花させ、最終的には周囲が期待した以上の功績をあげていくところは毎回、痛快ですっきりします。
また、皇帝としては完璧な珀陽が、茉莉花と二人きりの時には素の顔を見せたり、茉莉花もそんな「特別扱い」にドキドキしたりと、この二人の恋の行方も見どころです。
※同著者の『十三歳の誕生日、皇后になりました。』シリーズは本作のスピンオフ作品となります。
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Posted by ブクログ
お見合い話が出たので珀陽との話が進むのか!?と思いきや花娘になるという話。へー、スケール小さくてつまらなそ、。って思ってたのに!!
どうすんの!?どうすんの!?って読み終えました。
これ漫画にしたらすごい楽しそうだなぁ。商人絶対次も出てくるな。。。
ラーナシュさん使いやすくていいキャラだなぁ、みんなとのお見合いも良かったけど、最後に陛下の屋敷で琵琶弾く話良かった。
天才語は難しいとか、記憶力があれば毎晩思い出せるのに、ってところ、天才を理解できるけど自分は天才ではない感も自覚してる感じでいいわぁ。
茉莉花ってすごいなぁ
女の社会をよく分かっていて、かつ統括する力もあって機転も効く。
茉莉花ってすごいなぁ。
珀陽とのラブがもうちょっと欲しい❤️
Posted by ブクログ
次々と手柄を立てる茉莉花に見合い話が殺到し、珀陽と“秘密の恋”をしている茉莉花としては、彼がどう思っているかが気になるところ。そんななか、珀陽は茉莉花を”白楼国の女の子の憧れの存在”にするために、花市の「花娘」役に抜擢する。
茉莉花は見合い問題の解決をしつつ、花娘役をこなしながら珀陽からの一石五鳥を狙う無理難題に応えることに……。
相変わらず頭のいい人たちの話だなぁと思いながら読みました。一石二鳥でも十分すごいと思うのに五鳥とか…著者さんも毎回よくこんなに複雑な話を考えて書けるなぁと。
珀陽の頭の良さなら茉莉花落とすなんて楽勝じゃね?とか思うんだけど、恋と政治は違いますからね。今回はまだ白楼国内にお互いが居るから会えるだけマシだよね、とここまでついてきた読者は過去を振り返りながら見守っていますよ(笑)
個人的には、見合い相手3人+友情出演の彼には楽しませてもらいました。
花娘も最高の形で終わったし、言うことなしのラストでしたが、まだまだ白楼国で茉莉花がやることはたくさんありそうなので、次巻も楽しみです。
Posted by ブクログ
他国で誘拐騒動に巻き込まれたり、戦争に関わったりしていた最近の茉莉花としては珍しくヤバいことの起こらない女の子っぽいお話だった^^
いや、茉莉花の思考的にはちょっと普通の女の子とはやっぱり違うのだけど。
とりあえず、花娘のために苦手な舞や琴を頑張る姿は彼女がまだまだいろんな方向に成長するんだろうなと思わせられる。
完全犯罪の計画とか危ない危ない笑
あと彼女の性格もあるのだけど、このお話、恋のドキドキ感はあんまり味わえないんだよなあ。
そこは残念。
Posted by ブクログ
このシリーズから恋愛を差し引いてしまうと物語が始まらないんだけど、個人的にはあまり恋愛面は求めていないので、この巻はそんなにだったかなぁ。ラナーシュさんの出番は少なかったけど濃かったね。