【感想・ネタバレ】茉莉花官吏伝 七 恋と嫉妬は虎よりも猛しのレビュー

中華風の架空の世界が舞台。
自称「ちょっと物覚えがいい」後宮女官の茉莉花が、皇帝の珀陽にその才能を見いだされ、官吏として成長していくお話です。

この茉莉花の「ちょっと物覚えがいい」というのは、「一度見たものは忘れない」というすごい能力なのですが、そこで簡単に「天才のサクセスストーリー」へとは繋がらないのがこのお話の面白いところ。

珀陽からは理不尽とも思える難題を与えられ、若い女だからと周囲から舐められるのは普通で、うまくいかないことの方が多いかもしれません。

しかし、だからこそ、そんな逆境の中で徐々に才能を開花させ、最終的には周囲が期待した以上の功績をあげていくところは毎回、痛快ですっきりします。

また、皇帝としては完璧な珀陽が、茉莉花と二人きりの時には素の顔を見せたり、茉莉花もそんな「特別扱い」にドキドキしたりと、この二人の恋の行方も見どころです。

※同著者の『十三歳の誕生日、皇后になりました。』シリーズは本作のスピンオフ作品となります。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

珀陽さま、フラれて泣きの一回でデートしているとは思えない押しの強さ……確実に落とすつもりでいるでしょ……
この陛下相手に自分の意志を真っ直ぐ伝えて、希望を押し通した茉莉花はほんとうにすごい。珀陽さまに押されてなりたくもない官吏にならされたあの女の子が。

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2022年03月01日

ネタバレ 購入済み

どハマり…

ストーリーもキャラ設定も良いので、あっという間に読んでいました。
いつの間にか時間が過ぎていて驚くくらいハマります。
皇帝と茉莉花の気持ちが通い合った時ほっこりします。
これからの展開も楽しみです。

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2021年07月03日

ネタバレ 購入済み

やっと!

遂に茉莉花と珀陽の関係が良い感じに、、、ぜひきゃーと読んで欲しいのですが将来が不安な茉莉花は頑張って出世するしかなさそうです。2人の今後の関係についての揶揄が虎の前にエサがあっても我慢をしないといけないのか?という表現が面白かった。

#笑える #胸キュン #ドキドキハラハラ

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2023年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ははあ、こう来たかあ。恋は力だもんね^^

前巻ラストの珀陽の告白からの顛末が気になる今巻。
冒頭明かされる茉利花の選択は、まあ、彼女の性格からしてやっぱりなという感じだった。
それでも珀陽と二人のデートでなかなかいい感じだと思っていたら、突然の叉羅国人絡みの展開で、これはこの巻での進展はないんだろうなと思っていたのだけど、まさかの、想いの暴露、茉利花のちょっとやけ気味(?)の告白だった!
これはもう二人で幸せになるには茉利花が行くところまで高みに昇るしかないよねえ。いやあ大変だ。
でもモチベーションは十分すぎるだろう。
頑張って!

それにしても、これはちょっと、というか、かなり、茉利花さん、めんどくさい女の子だよなあ。
さすがに珀陽が可哀想になってきた笑。
次巻はまた他国に出張なのでどうなることやら(苦笑)

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2021年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

珀陽と茉莉花がちょっと進展する。茉莉花が相変わらず珀陽に振り回される。そんな珀陽もプライベートでは茉莉花に振り回される。かわいらしい皇太子殿下が登場する。春雪の茉莉花に対するツッコミの切れ味が増している。大虎と翔景が相変わらず斜め上の張り合いをしている。暁月・莉杏・海成がちょこっと出てきてほんわかするやりとりをする。この巻で出てくるラーナシュという異国の青年もだいぶ濃いキャラだけど、それに負けない茉莉花の周囲の賑やかさが楽しい。あとは、もう出てこないと思っていた玉霞が出てくるサプライズ。茉莉花が大切にしてきたことが繋がっているんだなーと思うと感慨深い。

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2021年04月29日

koa

ネタバレ 購入済み

想いを・・・

珀陽に告白された茉莉花ですが幸せになる未来が見えないからと、自分の気持ちを隠して「好きな人がいる」からと拒みます。
身分違いだと両思いでも恋が成就しませんね。

ひょんなことから他所の国の騒動に巻き込まれてしまい、その国に行くところで続くになってしまいました。

作中、茉莉花の本当の気持ちが伝えられて本当に良かったです。(もっと焦らすかと思っていました)

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2022年09月28日

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