あらすじ
古道具屋で買った枕が、夜な夜な赤子のように大声で泣き喚く。八幡様の祭りの絵に描かれた人物がいつの間にか増えていた――。「不思議」を売買する九十九字屋には、今日も怪しい品々が持ち込まれて……。るいは、憑きものの正体を求め、気はいいがちょっと迷惑な『ぬりかべ』の父親らとともに奔走する。切なくてほっこりとあたたかい、新感覚時代小説シリーズ第二弾!
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ふふっ……
赤ん坊の様に泣く枕、描かれている人物が増えていく絵とその絵の中に居る、その絵の作者の話。成仏出来ない幽霊達が、成仏出来るように助けてやる。それが、おどろおどろしくならず、からっと、少し滑稽に、書かれていて、ふふっと笑って読める