ぬり壁のむすめ~九十九字ふしぎ屋 商い中~

ぬり壁のむすめ~九十九字ふしぎ屋 商い中~

605円 (税込)

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あたしって、ついてない。三つ目の働き口をなくし、るいは途方に暮れていた。母を早くに亡くし、左官をしていた父もぽっくり逝き、天涯孤独の身だ。その死んだはずの父が困りものなのだが……。ふと入った路地で見つけた「働き手を求む」の貼り紙――。この世ならぬ者が見える少女が、ちょっと迷惑な父とともに、人助けならぬ亡者助けに奔走する! 痛快時代小説。

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九十九字ふしぎ屋 商い中 のシリーズ作品

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1~9件目 / 9件
  • ぬり壁のむすめ~九十九字ふしぎ屋 商い中~
    605円 (税込)
    あたしって、ついてない。三つ目の働き口をなくし、るいは途方に暮れていた。母を早くに亡くし、左官をしていた父もぽっくり逝き、天涯孤独の身だ。その死んだはずの父が困りものなのだが……。ふと入った路地で見つけた「働き手を求む」の貼り紙――。この世ならぬ者が見える少女が、ちょっと迷惑な父とともに、人助けならぬ亡者助けに奔走する! 痛快時代小説。
  • 憑きものさがし~九十九字ふしぎ屋 商い中~
    605円 (税込)
    古道具屋で買った枕が、夜な夜な赤子のように大声で泣き喚く。八幡様の祭りの絵に描かれた人物がいつの間にか増えていた――。「不思議」を売買する九十九字屋には、今日も怪しい品々が持ち込まれて……。るいは、憑きものの正体を求め、気はいいがちょっと迷惑な『ぬりかべ』の父親らとともに奔走する。切なくてほっこりとあたたかい、新感覚時代小説シリーズ第二弾!
  • おもいで影法師~九十九字ふしぎ屋 商い中~
    660円 (税込)
    かつての上役・菅野の屋敷で、岡っ引きの源次は誰もいない場所に黒々と伸びる影を見る。まるで針仕事をしているような女の影。菅野はそこに、半年前に亡くなった妻の久がいるというのだが――。(表題作) あやかしたちが引き起こす不思議とそこに浮かび上がる人々の想い。幽霊が見えるるいと「ぬりかべ」の父親らの活躍を描く、ほっこり切ない人気シリーズ第三弾!
  • あやかし行灯(あんどん)~九十九字ふしぎ屋 商い中~
    605円 (税込)
    親子ゲンカで家出中だったぬりかべの父・作蔵が、拐されかけていた女児を救った。親探しに奔走するるいに、九十九字屋主人の冬吾は猿江町の辰巳神社に行ってみろという。ただし神主には近づくなともいうのだが……。やがて、るいは冬吾の生い立ちに秘められた切ない因縁に気づいてゆく。世のふしぎの裏にある人やあやかしの想いを温かく描く人気シリーズ第四弾!
  • おとろし屏風~九十九字ふしぎ屋 商い中~
    660円 (税込)
    「八枝様を助けて」。日に二度三度とるいの前に現われては訴える少女おコウの幽霊。おコウは生前、座敷牢で非業の死を遂げた八枝の世話をしていらしいのだが……。九十九字屋主人の冬吾の忠告を守らず、るいはおコウが落としたいわくありげな櫛を持ち帰り、亡魂の怨念騒ぎに巻き込まれてしまう。冬吾と八枝の間にある深い因縁とは? 好評シリーズ第五弾!
  • 鬼灯(ほおずき)ほろほろ~九十九字ふしぎ屋 商い中~
    605円 (税込)
    お盆用の鬼灯を求め、ナツと一緒に浅草寺にやって来たるいは、子供に財布を掏られそうになる。ナツが捕まえた男の子、寛太は棲む家もなく丸二日食べていないという。少年には、何やら女の亡者が憑いているようだったが……。寛太が「姉ちゃん」と呼ぶ女の正体とは?(表題作)あやかしたちと心やさしき人々の交流に胸がじんとあたたまる、大好評シリーズ第六弾。
  • 月の鉢~九十九字ふしぎ屋 商い中~
    660円 (税込)
    十五夜の二日後。店先に現れた子連れの女の幽霊が「うちの人を助けて」と言い残して消えた。九十九字屋店主の冬吾が、るいを連れて亭主の住む長屋へ急ぐと、そこには死んだように眠る男と水を張った平鉢が。抜けた魂を呼び戻そうと、鉢に手を浸す冬吾だったが……。(表題作) あやかしたちとの切なくもあたたかい交流を描く全三話を収録。大好評シリーズ第七弾!
  • 鬼の壺~九十九字ふしぎ屋 商い中~
    660円 (税込)
    九十九字屋店主の冬吾が、蔵に入ったきり姿を消した。どうやら蔵から逃げ出したあやかしを追っているらしい。るいに助けを求められた冬吾の兄で神主の周音は、犬猿の仲の弟を探しに向かうのだが……。(表題作)るいを見初めたという大店の若旦那との縁談が舞い込んだ。見合いの日、店の守り神だと名乗る童女がるいの前に現れて――(「片恋」)。好評シリーズ第八弾!
  • 生目(いきめ)の神さま~九十九字ふしぎ屋 商い中~
    660円 (税込)
    近頃るいにつきまとう悪霊たち。九十九屋店主の冬吾がかつて客から引き取った「福石」に関わりがあるらしいのだが。(「福の石」) ある朝、店先に置かれた印籠にはふたつの目玉が入っていた。持ち主の按摩・寿安は、目玉の謂れを明かし、るいの力を貸してほしいと言う。(表題作) 不思議を商う店を舞台に、るいとあやかしたちが活躍する大好評シリーズ第九弾!

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ぬり壁のむすめ~九十九字ふしぎ屋 商い中~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年08月31日

    ぬり壁のむすめと言っても妖怪ではない。父親が気づいたら壁になっていたのだ。とりあえず壁の妖怪だからぬり壁と言っている。こんな状況なので仕事先が見つからず、ようやく見つけたのが不思議を商う店。筋は通っているようだけれど、いちいちおかしな経緯で始まったシリーズ。店主との掛け合いも面白いし、どう展開するの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月25日

    幽霊や妖怪が出てくるのはよくあるけど、お父っつぁんがぬりかべというのは斬新だ。読みやすくて面白かった。主人公のるいちゃんが明るくて良い子なので好感が持てる。ぬりかべお父っつぁんとの掛け合いも楽しいし、冬吾さんがツンデレっぽいのも良い。みんな良いキャラだ。
    基本的にはユーモアのある人情もので、楽しく読...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月09日

    主人公のるいのまっすぐさや、出てくる幽霊が決して悪者じゃないところがあったかい。好みで言うと、お父さんがおとぼけキャラくらいの方が私は好きかも。

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    Posted by ブクログ 2018年04月22日

    Tさんのお勧め。

    天涯孤独の娘、るい。
    それは嘘ではないが、実は死んだ父親はぬりかべとなって娘の周りをうろちょろしている。
    それもあり、この世ならぬ者が見える娘は勤め先に困り、
    よろず不思議承り候、とかがげるお店に引き付けられるように勤めることに。

    るいが最後に死んだ子を想って泣くところは、何と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月06日

    今までであったことのない設定に驚いた。
    ストーリーは先が読める部分も多いが、稀有な設定で味を加えているのでよいかと思う

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    Posted by ブクログ 2021年07月06日

    お父さんがぬりかべ!るいちゃんの江戸っ子感!
    幽霊→怖いじゃなくて、生きていようか死んでいようが、その人の人間性。

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    Posted by ブクログ 2017年08月23日

    昔「からくり荘の異人たち」シリーズを読んでファンになった霜島先生の時代小説!心がほっこりする優しい読後感は健在だなあ。次巻も読まなきゃ!

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    ネタバレ購入済み

    面白い!

    2021年04月12日

    死んでしまった人間も、生きている人間の様に見えて、触れる、不思議な娘の話。娘は、両親と死に別れ、天涯孤独の身の上。母親は、迷わず成仏したけれど、父親は、壁に憑依して、塗り壁に、なってしまった。って、凄い設定(笑)成仏出来ない幽霊絡みの事柄を、解決していく話かな?面白く、読み進められそう。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年07月06日

    あやかしが見える娘「るい」が、あやかし絡みの事件や品を扱う九十九字屋で、店主の冬吾と共に事件を解決していく話。

    成仏できずに、この世に留まる霊達のやるせない気持ちにホロッときます。
    あやかし系の、ほのぼのストーリーがお好きな方なら、そこそこ楽しめると思います。

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