主人公のジルベールは、パリにある有名シェフのレストランで働く気弱で引っ込み思案なプロンジュール。プロンジュールの仕事は皿洗いと雑用。来る日も来る日も厨房で皿を洗っている。前のレストランからここを紹介されて移ってきたときは料理人だったが、トラブルで降格されたからだ。ある日、そんなジルベールの下に雑用係としてやってきたマルコとの出会いが、ジルベールの人生を大きく変えていく…のですが、とにかく読んでください! 料理マンガとしてもお仕事マンガとしても、とにかくおもしろいんです。登場人物はみんな一癖も二癖もあって、でも全員にちゃんとストーリーがあって魅力的で、そして何よりジルベールがいい人で、読んだ後にあたたかい気持ちになって、また読み返したくなって、そして続きが待ち遠しくなります。
でも、この本を読んでいるとフランスの料理が食べたくなります。気を付けてください。
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父親
ジルの父親との確執が気になります。
アキオ達が日本に帰ってしまうのは寂しいですが、帰ってからの彼らも描かれるといいですね。
刊行ペースが遅いのだけが残念…
群像劇
待ってました!
ページの密度が高く読みごたえがあるのに、面白くて一瞬で読み終えてしまった。
ジルはエルザを(恋とは別に)大切にしていることがわかって良かった。
かなり前から気になっていた問題(メグレーシェフたちの仲と、ジルの父)の片方についに触れた……と思ったら、次巻へ続く。次こそ父のことを掘り下げるのかな、どんな関係なんだろう。
次は来年……待ち遠しい……。