あらすじ
屋形で紡がれる、唯一無二の姉妹愛――――
京都のど真ん中、花街にある屋形でまかないさんとして暮らす少女キヨを主人公に、華やかな花街の舞台裏、普通の日のごはんを通して、温かな人間模様が描かれるお台所物語。
初春の気配が漂う頃、「春のをどり」に向けて花街は動き出します。
お正月を青森で過ごした3人それぞれに京都での日々が戻ってきました。
そして、つる駒には未来へ向けたある選択が迫ります。
「芸妓さんになるか、花街を去るか」
つる駒の葛藤、そして、身近で見守る駒えみの想いとはーー?
京都と言えば舞妓さんですが、舞妓さんは、仕込みとして修行期間を乗り越えなければならないし、なりたい少女たちは全国から集まってくるけれどオンでもオフでも京言葉で話さなければならないし、しかも、なってからも芸を磨き続けなければならないという厳しい職業。このお話は、青森から舞妓さんになるために京都へやってきた2人の女の子、仕込みからあるきっかけでまかないさんになったキヨと舞妓になるためにひたすらがんばるすみれの奮闘記でもあり、ふんわりしたグルメ(?)マンガでもあるという稀有な作品です。でもこれが本当に美味しそうで可愛くて、読んでいてたびたびほっぺたがゆるみます。舞妓さんや花街に関する小ネタも満載で、お作法が大変そうだけど、一度くらい舞妓さんを呼んでみたくなるかも。
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駒千代さんに共感
駒千代さん姉さんの、「周りをキョロキョロしないで自分の足元だけを見て歩いていたら、えらい遠くまで来てしまった」の言葉に、しみじみ共感しました。人はついつい誰かと自分を比べてしまい、駄目なところを探してしまうもの
、まずは自分と向き合って自分のペースでコツコツやっといれば良いよねと思わせてくれる言葉でした。
ありがとう駒千代さん姉さん
Posted by ブクログ
偶然見つけた食材を使い、新メニューを作ったキヨ。舞妓さんとして、さらに精進するすみれ(百はな)。宿題をクリアした健太は、オーナーシェフからまかない作りを任されるようになり、青森トリオは先に進んでいく。その一方で、つる駒に襟替え(芸妓になること)の話が。つる駒は一途の迷いに入るが、それを見たのは、駒えみ(理子)だった!?
つる駒、26巻のときを経て
記念すべき第一話ぶりに26巻分のときを経て、今回覚悟を決めたつる駒が再びキヨ特製のパンプティングを食べる姿にうるっと来るものがあった。初登場からずっとストーリーの合間を明るく賑やかすムードメーカーキャラの印象が強かったけれど、彼女にも舞妓として歩んで来た思いと積み重ねた時間が確かにあるのだと感じた巻だった。毎度ながら今回の巻もとても好き。
人生とは
ほんわかのなかにそれぞれの人生の岐路があったように思います。夢はでっかく、でもやっぱり周りが気になるのもわかる。本当に見守る気持ちです。いや自分にあてはめるとしんどいんだけどね
Posted by ブクログ
つる駒さん姉さんいいわあ好きだわあ。市のみんなにとって優しい楽しいお姉さんなんだろうけど、まだお若いですよね、実際。そりゃ悩むでしょう。ああ、みんなの成長物語なのだなあ…いい…健太もまかない作り任されて成長してる。キヨちゃんがひき肉を巻いてたあの、大きなおあげさん、攻略してみたいな〜出会いたいな。
Posted by ブクログ
健太の顔、こんなんだったっけ…?と違和感から始まりました。頭でっかちで、顔のパーツがキュッと集まってる。男の子が、成長して顔つきが変わったってことなのかな…?なんだか自分が認識していた健太の顔が変わっていってちょっとモヤモヤ。
前半は健太のストーリーでしたが、後半は屋形の舞妓さんたちの話。絵柄も安定の傾向。でもちょっとだけ頭でっかち顔パーツキュッな感じがあるので絵柄が変わってきたのかな。
真ん中の話は、舞妓さんちのまかないさんらしい、キヨの魅力?が伝わる話。
そして、メインの脇役と言っても過言ではないつる駒がシリアスにフィーチャーされる話。
思えば、最初からつる駒がいたからこそ読者はこの世界に入り込みやすかったのかもしれない。どの登場人物よりも身近に感じられる親しみ深い面がある。
ギャグ担と思いがちだけど、軽い意味じゃなく彼女だからこそ出せる空気感に屋形も漫画も助けられてきたのかなと思った。
駒千代ねえさん好き…!
健太と成田くんの胸熱関係も出来上がってきたのでこの先がまた楽しみ。
青森の焼肉のタレ気になる。
匿名
つる駒さん
今回はつるこまさんフューチャーでした。
舞妓さんってみんな芸妓さんになると思ってたけど、そうじゃない道もあるのか…。
人気商売でもあるだろうし、それで身を立てていく決意をするのって勇気のある事なんだろうな。
料理と野球
が似てるかどうかはわからないけども、もう健太が料理の道というのは
これは、これでいい気がしてきた。駒姉妹もいつの間にか良いコンビだが、
お母さんのデレっぷりがスゴい。