あらすじ
久しぶりの故郷は、景色がちがってみえた。
京都のど真ん中、花街にある屋形でまかないさんとして暮らす少女キヨを主人公に、華やかな花街の舞台裏、普通の日のごはんを通して、温かな人間模様が描かれるお台所物語。
キヨとすみれ、健太は年末年始で青森へ帰省することに。
久しぶりの実家。3人が京都で過ごした時間の密度や培われた成長が家族にも伝わります。
そして、帰省前にシェフと先輩から助言を受けた健太は、帰省を通じてとある料理に挑戦することに。
それは、初めて“人のために”作る料理――――
3人の成長とこれからが垣間見える25巻です。
京都と言えば舞妓さんですが、舞妓さんは、仕込みとして修行期間を乗り越えなければならないし、なりたい少女たちは全国から集まってくるけれどオンでもオフでも京言葉で話さなければならないし、しかも、なってからも芸を磨き続けなければならないという厳しい職業。このお話は、青森から舞妓さんになるために京都へやってきた2人の女の子、仕込みからあるきっかけでまかないさんになったキヨと舞妓になるためにひたすらがんばるすみれの奮闘記でもあり、ふんわりしたグルメ(?)マンガでもあるという稀有な作品です。でもこれが本当に美味しそうで可愛くて、読んでいてたびたびほっぺたがゆるみます。舞妓さんや花街に関する小ネタも満載で、お作法が大変そうだけど、一度くらい舞妓さんを呼んでみたくなるかも。
...続きを読む感情タグBEST3
匿名
いいですね
幼馴染3人の成長が見られます。
3人の幼少期が回想シーンでたびたび見られますが、とくに健太が青年にかわるのがよくわかる。
すーちゃんは本当にドキドキだろうな。
Posted by ブクログ
例え方が面白い 担任と先輩が付き合ってたのを見てしまったような感じ
って言ってたけど、リアルだったら異常事態。野良猫が飼い猫で寛いでるのを見た感じがわかりやすい。
健太の夢も応援したくなるなー
Posted by ブクログ
健太が帰省した際に、オーナーシェフから出された宿題、家族や友人に料理を作って食べてもらうこと。料理人を志す健太は、真摯に宿題に立ち向かう。すみれ(百はな)は、母と大好きなブランデーケーキを食べる。子供だと思ったすみれ(百はな)は、いつの間にか大人になりつつあった。久しぶりにあったおばあちゃんを心配するキヨ。新しい年末年始が描かれた。
匿名
おかあさんの友情
主人公たちの友情と、おかあさんたちの友情。美味しそうなごはん。見るたびにほのぼのします。恋愛もどうなるか気になる!
お腹から温まる様な空気感が素敵です。
実家の石油ストーブの上でヤカンが沸いている香りがする感覚がありました。
毎度のことながら息づいていますよね….
Posted by ブクログ
今回もとても良かった。
ホロっと涙が出てしまうことも。
柔らかくてあったかくて。
寒い青森の雰囲気が伝わるのと同様に人々のあたたかなつながりが伝わってほっこり。
漫画から、こんなに色んなものが伝わるの改めて素敵だしこの漫画が好きだなと思った。
表紙折り返しの作者コメントでもう泣きそうになった。
第264話の頭の雪景色の描写をハッとした。
点を最小限に描くことで一面の雪景色が伝わる。
すーちゃんの初詣のお願いに、胸がキューっと締め付けられた。
自分も幼い頃は、自分の技能の上達を願ったことはあるけれど今はそういうのは自分で頑張ることだから、本当に神頼みしちゃう。
逆に子供じみてるって思われるかもなくらいピュアで普通なお願い。
奇跡みたいな幼なじみ。頑張るみんなを見れて幸せ。
健太のお姉さんのお節介がまた可愛かった。
ひさしぶりの
健太のターン。成長している姿が見れます。大人になってるなーと実感。地元への里帰りですが、キヨはおばあちゃんの歳も痛感する描写も。時の流れを感じる…
Posted by ブクログ
クリームコロッケおいしそう〜!しかも本物のカニが入っているなんて。健太のハンバーグもおいしそう。すーちゃんもキヨちゃんもみんな頑張ってて素敵。尊い。健太のお姉さんも、すーちゃんのお母さんもいい人だよねえ。百子さん姉さんも市のお母さんも好きだなあ。台所も好き。わが家の台所もっと片付けたいけど、好きだわあ。