【感想・ネタバレ】一鬼夜行 花守り鬼のレビュー

あらすじ

人嫌いの若商人・喜蔵が営む古道具屋を、旅の若者・高市が訪ねてくる。 一緒に花見へと繰り出した妹の深雪たちを追いかける羽目になった喜蔵だが、料理だけを残して皆の姿は消えていた。 不可思議な一日に翻弄される喜蔵を、待ち受けていたのは――? からくり人形が語り出す深雪の秘めた想い。 綾子のかなしい過去。 小春の意外な思い出・・・・・・ 桜の中でそれぞれの心が交錯する。 涙あり、笑いありの明治人情妖怪譚シリーズ第三弾!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

一鬼夜行のときからだけど、このシリーズは読むと胸を締め付けられるような切なさがある。「切なさ」とは決して正の感情ではないのだけど、喜蔵や小春たちに感じる「切なさ」は心地よささえある。みんな、不器用だね。

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2012年10月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一鬼夜行シリーズ第3巻。花見に向かった一同が出会う不思議な出来事のお話。
今回は付喪神はほとんど登場せず、人間にスポットが当てられています。
文が?なところもありましたが、前回一緒に暮らし始めた兄妹間の距離もさらに縮まり、最後はほっこりさせられました。

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2012年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

丁度桜が咲き始めたころに読んだので臨場感満載で読めました。
いつもの喜蔵、小春、深雪、彦次に加え前巻登場した平吉、高市と綾子も加わってお花見のお話。
多聞一行にちょっかいだされたり桜で気の緩んだ妖怪に絡まれたり綾子の秘密が明らかになったり、盛りだくさんでした。
荻の屋の付喪神たちの出番が少なかったのは寂しかったですが、いつもより喜蔵が優しい感じがして喜蔵も成長してるんだなあとしみじみ思いましたw
表にだす性格は厳しいけれどたまに内の優しさが見える兄と表面的には穏やかで優しいけど心の内は誰にも頼らない強い決意のある妹という対比がはっきり見えて、それゆえ歩み寄れない二人が切ないです。
最後の喜蔵の言葉はじーんときました。

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2012年04月14日

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