あらすじ
維新で賊軍とされた伊予・松山に、三人の若者がいた。貧乏士族の長男で風呂焚きまでした信さん(後の秋山好古)、弟で札付きのガキ大将の淳さん(真之)、その竹馬の友で怖がりの升さん(正岡子規)である。三人はやがて、固陋なる故郷を離れ、学問・天下を目指して東京に向かう。しかし、誰が彼らの将来を予見できただろうか。一人は日本陸軍の騎兵の礎をつくり、一人は日本海大海戦を勝利にみちびき、さらに一人は日本の文学に革命を起こすことになるのである。
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Posted by ブクログ
貧乏な家から身を立てるために軍人となった秋山好古。騎兵隊が日本で重要とされない時代であり、まだ後の活躍から顧みると、半信半疑といった気持ちであろうことが伺える。
兄の姿を見て学問を志すが、自らの意思で軍人となった真之。こちらは対照的に、本当にやりたいこととして海軍を選んだ感がある。子規に対する申し訳なさもおもはゆい。
そして同じく松山から学問を志して出た正岡子規。一番自由奔放に見え、軍事色強めの物語の中でアクセントになっている。