あらすじ
肩が触れる。
当たり前じゃない、
特別な距離。
アルバイト先の学習塾生徒の兄・柊真が喧嘩で行き倒れているのを見かけ、
放置も出来ず介抱してからなんだか懐かれてしまった寺島。
そのことは特段気にしていなかった寺島だったが、
楢崎も「ハジメテの相手」であるみのりと、自分の知らない何かがあったと知り胸がざわめく……。
相手を信じているからこそ聞けない、言えない…。
複雑な感情に共感の第9巻!
2014年から続く超人気シリーズ。人気すぎて、今更レコメンド書いても需要ある? もうみんな読了済みなのでは? と心配になるほど。そして、未読の方には助走からのスライディング土下座でおすすめしたい作品です!
いつも退屈そうな顔をしている眼鏡男子・楢崎と、可も不可もないような日々を送っていた素行不良のヤンキー・寺島が出会い、互いに心惹かれ、いつしか強い絆で結ばれるようになっていくのですが、時間と巻数をかけて語られる2人の成長が愛おしくて……。
最初の印象は、「うわ相容れなそう」「つまんなそーなツラしてやがんの」というものでしたが、図書館係をきっかけに距離が近づき、惚れた腫れただのヤるヤらないだのに悩む青臭い性春を過ごして、大学生になる頃には成熟した“パートナー”になっていくのです。しかもその間、糖度は右肩上がり。ありがたさがすぎます。
2人の関係が成長するのと比例するように、楢崎はスパダリみを増し、寺島は可愛さに磨きがかかっていくのも見どころ。大学に入ってからショートヘアになった寺島、耳とうなじが可愛すぎてもはや事件です。そして、他人に興味がなかった楢崎が、寺島にゴリッゴリに執着するシーンでは魂が浄化されるが如き萌えを覚えます。
友人や家族へのカミングアウト問題や将来のことなど、シリアスな問題にしっかり向き合いつつも、最終的には2人のイチャラブで幸せな気持ちに。このバランスが長く愛され続ける名作たる所以なのだと思います。
感情タグBEST3
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よかった!
皆さんのレビュー見て、8巻の終わり方がいかにも「つづく」っぽいようで、気になる終わり方が嫌なので、こちらが出るの待ってから続けて読みました。ほんっとによかった!!特に、夏生を溺愛していて素直に表現するチカばかりがいつもヤキモキしてて切なくなることが多かったので、今回夏生の嫉妬心が表に出て、それにホッとするチカが見れて本当に嬉しい!!クリスのナイスアシストもあり、夏生自身気付けたところもよかった!クリス、最初の登場の印象の悪さが個人的にまだ引きずっていたのですが、今回ようやく許せる気持ちになりました。笑
はぁぁ〜。一件落着かぁ?
不穏が続いてた前作からの続きで、いろんなモヤモヤが一気に解決!落ち着くところに落ち着いた。
2人とも優しいけどキチンと線引きが出来る人たちで、友人にもそれが伝播している気がする。今回はくりす!お手柄!!遊び人ならではのアンテナが役に立ったね。
みんなそれぞれ悩みや生き辛さを抱えてるのはわかる。それをどう消化するのか、拗らせるのか、その人次第なんだろう。女子大生がチカくんに手を出したのは許さないけど。
納得!
クリスくんがすごく大人になったと感じられる場面がたくさんありました〜
アレックスの影響もあるのかなぁ
意見も態度もすごく落ち着いてた〜
みのりさんに関しては最後の最後で
納得!でした。
確かに8巻からちょっと⁇と気になっていました。
もとちかくんスゴイ!
。
2人ともにおモテになるので色々な人と関わりがあるけど
でも関わる人みんな良さがあって根っからの嫌なヤツって出ないんよね。
その人達と関わって2人がまた成長し絆が深まっていくこの作品が大好きでおもしろい!
内容がしっかりしてるからこれだけハマれるんだろうな。新刊が出るたびに私は全巻読み返してしまいます笑
安定のCP
前巻で不穏な要素がチラホラ残っていたから、待ちに待った続巻。
いつもそうだけど、9巻ももう読めば読むだけ各キャラクターの個性が素敵すぎる。私もこの世界線に存在したい…
ヤキモチ妬いてるのをカッコ悪いからと言い出せない夏生の気持ち、なんかちょっとわかるなぁ。
テンションぶち上がってる時のチカの色気よ。
クリス、どんどんいい奴になってるじゃん。
みのりさんDKくんも幸せになって欲しいなぁ。
表紙のイラスト通り、モヤモヤがスッキリ晴れる最高の一冊です。
薔薇の中に百合が咲きそう
BL作品にGLが発生する事が稀にあるけど割と好き。幸せになって欲しいな。まあBL作品で深掘りするのもアレだから、派生作品として一冊くらいでまとめてくれないかなーって感じです。
妹ちゃん、生まれましたね。おめでとー!
うーん。人間関係がいろいろ広がって行くのは解るのですが、何かお話がダッチロールしている感じ。追いかけるのがしんどくなってきました。