あらすじ
支援員・村野秋生の電話から聞こえた被害者家族の名前に、隣の松木優里は衝撃を受けた。青木那奈――それは支援課に赴任し担当した少女の名だった。八年前に父が殺された少女が、義父の死体を発見した。こんなことが二度起こるのか? 義父の死に涙を見せない少女へ、疑惑の目は向けられていく。大人気文庫書き下ろし・支援課シリーズ、第3弾にして最高傑作!
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Posted by ブクログ
読むだけでも苦しいのに
この苦しみに耐える少女って。
父親が殺され、母親が病死。
引き取られた叔父・叔母の元で育った少女に叔父が殺されるという悲劇。
気丈に振る舞う少女の描写が切なく、警察小説+αを感じられる作品だった。
Posted by ブクログ
断続的に読むので見落としや失念が多いと思う。
優里ならもう少し冷静に行動できる気がした。
特捜に盾突いてこんなことしたらこの後やりにくいでしょーと思うけど
そこは面白いので全然OK。
Posted by ブクログ
ハードボイルド的に村野秋生の一人称で綴られる、お気に入りシリーズ第3弾。
今回は、いつも冷静な松木優里が被害者との関係から平静を保てない一方、半人前だった安藤梓が戦力となり、村野ともに活躍する。
そして、なんと失踪課のあの高城賢吾(このシリーズはまだ読んでない…)が、村野の貴重な助言をする。<他のシリーズの主役を登場させるのは、著者のサービス精神?自著のPR?(笑)>
捜査一課から邪魔者扱いされながら、支援課のチームプレーが困難な事件を解決に導く。
犯罪の捜査ばかりが仕事ではない、警察のあまり日の当たらない部署にスポットを当てたこのシリーズに、まだまだ続編を期待したい。
二度泣いた少女
なかなか起こり得ない不幸が重なる、、そんな偶然は起きてほしくないが起きてしまう時もある?かなりレアケースを二度も体験してしまう少女。自分が壊れてしまわないように他人との壁をつくり寄せつくなくして、果たして大丈夫?と最初から最後まで心配してた。最後は心から泣くことができて苦しみは薄らいだ?