あらすじ
ソウルハウルの手がかりを求めて、天上廃都へ向かうミラ。
今回は目的地までが長距離になるため、大陸鉄道での旅路である。3階建ての巨大な列車に驚愕し、ますます列車旅にワクワクがとまらないミラ。
流れる風景に目を細めながら駅弁に舌鼓を打ち、駅町の高級旅館を堪能する。
そして旅の途中で出会う人々達との一期一会。
服飾店の広報に取材されたり、恋人たちの喧嘩を諫めたりと、そんな旅情を満喫するミラに、黒ずくめの怪しい男の影が忍び寄っていた――。
※本作品は電子書籍配信用に再編集しております。
感情タグBEST3
アニメの先へ…
この巻から未アニメ化のエピソードとなります。表紙から読み取れると思いますが、列車旅行がこの巻のテーマとなっています。任務で遠出をするのは変わらないのですが、冒険色が強かったこれまでの話に対し、今回は旅行という雰囲気が強いので新鮮な気持ちで読破できました。あとがきに書かれているのですが作者自身の理想を詰め込んだ内容らしく、魅力溢れる旅となっていました。私も読んでいてこんな旅行がしたいと感じました。
物語本編としても、今後重要になりそうな伏線があったり、新キャラが登場したりと盛り沢山。根幹になっている目標にも変化が起きました。
他、なんか主人公の行動が徐々に痴女化しつつあるのが複雑でしたね。TSであると知っている読者としては、それらの行動を素直に喜べない部分がありますし、主人公自身がわざとそういう行動をしているシーンもあるので、それに翻弄されている作品内の純情な殿方の気持ちを思うとなんか不憫に感じました。
総じて、アニメの先へと進むという事実に相応しい1冊でした。
今回は列車旅
今回は列車の旅の醍醐味を満喫しています。
駅弁を楽しみ、相席した人と交流したり、土産物屋を物色したり、旅先でいろんな宿に泊まったりなど。
途中臨時パーティーを組んでの冒険なども有りました。
これもある種、冒険の醍醐味ですよね。
そして、物語後編では驚きの再開が…
次巻が気になります。