あらすじ
ゼロとの離別により心身共に傷を負った傭兵。自由の利かない身体に苦しむ姿に仲間達は手を差し伸べるが、傭兵はそれを拒絶し、ゼロを追いかけるべく一人で町を飛び出してしまう。命を投げ出すような傭兵の行為に激怒する神父だが、その揺るぎない決意に根負けし、傭兵を町から正式に追放する決意を固める。館長の助言に従い、“泥闇の魔女”と敵対する悪魔達の力を借りる決断を下した傭兵だが、悪魔と勝ち目のない交戦をする絶望的な事態に。しかしそれこそが、館長の狙いだった。ゼロと傭兵が旅の果てに知る、世界の真実とは一体──。
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ゼロによって獣堕ちの心臓を穿たれ、人間とされた傭兵。
大陸中央のウェニアス王国へと待避しようとする人間らに、ゼロの下を離れ同行する事を肉体言語を交えて説得されるも…、ゼロの下に戻る事に固執する傭兵…。
ゼロとしては傭兵を護る為に下した決断…。
傭兵の内から人間界を観察していた「名も無き悪魔の王」の思惑…。
黎明期に教会を創り上げ、そして人間に裏切られた魔女と、泥闇との関係…。
世界は平定されるも、被害の大きかった中央以北と、影響のほぼ無かった南部とでは温度感も桁違いで…。
「名も無き英雄」たちの旅は終わり、暮らしは…