【感想・ネタバレ】ゼロから始める魔法の書X ―ゼロの傭兵〈下〉―のレビュー

あらすじ

ゼロとの離別により心身共に傷を負った傭兵。自由の利かない身体に苦しむ姿に仲間達は手を差し伸べるが、傭兵はそれを拒絶し、ゼロを追いかけるべく一人で町を飛び出してしまう。命を投げ出すような傭兵の行為に激怒する神父だが、その揺るぎない決意に根負けし、傭兵を町から正式に追放する決意を固める。館長の助言に従い、“泥闇の魔女”と敵対する悪魔達の力を借りる決断を下した傭兵だが、悪魔と勝ち目のない交戦をする絶望的な事態に。しかしそれこそが、館長の狙いだった。ゼロと傭兵が旅の果てに知る、世界の真実とは一体──。

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ネタバレ 購入済み

ゼロによって獣堕ちの心臓を穿たれ、人間とされた傭兵。
大陸中央のウェニアス王国へと待避しようとする人間らに、ゼロの下を離れ同行する事を肉体言語を交えて説得されるも…、ゼロの下に戻る事に固執する傭兵…。

ゼロとしては傭兵を護る為に下した決断…。
傭兵の内から人間界を観察していた「名も無き悪魔の王」の思惑…。

黎明期に教会を創り上げ、そして人間に裏切られた魔女と、泥闇との関係…。
世界は平定されるも、被害の大きかった中央以北と、影響のほぼ無かった南部とでは温度感も桁違いで…。
「名も無き英雄」たちの旅は終わり、暮らしは…

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2024年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

獣の戦士としての力を失ない、非力な人間になった傭兵。どうやってゼロの後を追うのかとおもいましたが、特に問題なく、サクっと祭壇に到着。悪い魔女は無事倒され、めでたしめでたし。長かった旅も終わり、傭兵と魔女は平穏を手にいれました。第二部は、ほのぼのとした内容になるのかなぁ。

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2017年08月10日

Posted by ブクログ

どこまでネタばらしして良いのかわからないが、前巻の終わりのところから分かるように物語は相当な佳境なわけだけれど、今までの巻からの流れで、この巻がまとめにふさわしいかというとどうしてもそうは思えないかなというのが正直なところ。
なぜそういうふうに思うか考えてみると、感情的な面がクローズアップされすぎているのが原因かなと。計画を立てて状況をひっくり返す爽快感みたいなものがこのシリーズの醍醐味だと感じていたことに気付かされた。
とはいえ、もともと救いのないような面にも容赦なく焦点を当てるファンタジーだっただけに、最後にみんなが救われるのかどうかというのは非常にハラハラしながら読めたし、まとめ方としては悪くなかったと思う。

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2017年09月04日

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