秘境の大穴「アビス」で消息を絶った有名探検家である母親に会うために主人公の「リコ」が記憶を失ったロボット「レグ」とアビスの底を目指して旅するというお話です。
アニメ化もした本作品、とてもかわいい絵柄なのですが、その雰囲気に呑まれて舐めて読んでしまうとダークなストーリーに良い意味で期待を裏切られてしまいます!!
二人のアビスでの旅路には、原生生物や他の探検家、過酷な環境など、命を脅かす危険がたくさん存在していて、それらの敵との命のやり取りがあり非常にショッキングです!
しかし一度読んでしまったら、予断を許さない展開の連続で、目を瞑りたくなうような展開が続いても、読むことをやめられません!
骨太のダークファンタジーが読みたい方に是非おすすめです!
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Posted by ブクログ
闇に目を凝らすのだ
誰も見つけたことのない光は
真の闇の中にしかない
自分は光を見つけたがっていた
だが闇の中で
ようやく見つけ触れ合ったものは
やはり闇だった
けどなんて
なんて温かい闇なのだろう
狂えもせず 死ねもせず
何一つ選べなかった
地獄でもヒトは生きてゆく
祈りも 嘘も
そのためにある
ただあの子のことを忘れたくないだけ
メイドインアビスという作品の持つ、
類まれなるその文学性。
成れ果ての成れ果てによる成れ果ての為の芸術。
この物語が描くのは、「光よりまばゆい闇」を求める旅路なのだ。
成れ果て村
ヴエコによる成れ果て村の成り立ちが語られる。
おそらく今よりもずっと昔、黄金郷を求めてアビスに潜る人間たちがいた。
現在で言う深界六層、ショウロウ層まで幸運にもやって来られた探索隊は六層で抗えない未知の生命に遭遇するが、幼い少女を犠牲にして生き残る。
壮絶だった。
遺物というものは計り知れない力を秘めていて、人間が扱うには難しすぎるようだ。干渉器も遺物もどのようなルーツなのかますます気になる。
しかし成れ果て村内の価値のやりとりはイルミューイが判断してるってことになるのかな。
とうとう村の謎が分かる!
今回でとうとう村の成り立ちが明かされることになる、思えば最初村に来た時は、何かの生物の死骸にも見えるな、とレグが言っていることから、伏線になったいたんだなと……
ひたすら度し難い一巻。
ヴエコの壮絶半生
幽閉されてる時点で薄幸そうなキャラだとは思ったが 度し難い不幸体質である 村の過去が語られるも伏線回収は一部しか進まない
作者は謎は謎のまま作品世界を広げる余白として解明してくれない気がしてきた せめて表紙採用の”ヤドネ”の生態については解説が欲しい
6層の凶悪生態系であんな”カワイイ”だけの奴は却って怪しすぎる・・・ 飯が旨いのに地獄というこの漫画内では嘗てない深刻な事態が進行
シリアス味を薄めるため巻末裏表紙でレグ成分とナナチ&祝福ミーティの甘味成分が加えられている
べラフがイケメン
なんとなくべラフは女性のような気がしていましたが…
村の成り立ちが一気にわかる8巻
リコたちには動きなし
作者の想像力と変態性に驚かされる一方で
相変わらずのグロさにオエエとなりつつ
なんとか最後まで読みました。
普段買う漫画のほとんどは、新刊が出るころには前の刊の内容をほぼ忘れてしまっていますが
これは待ちすぎて再読しすぎて丸暗記状態です。
アビスの謎はだんだんと解けてきましたね。きっとリコの母親は…で、枢機卿は…の…でしょう。しかし、その予想が大きく裏切られることを望んでいます。
次巻も楽しみです。