あらすじ
魔族の国を発見した巨大魔導飛行船リンガイアが消息を絶ち、西方海域に魔族の国の魔導飛行船艦隊が現れたことに端を発したヴェルたちの遠征だったが……事は膠着していた。
だがヴェルは、戦うでも交渉が進むでもない状況よりも、港町にもかかわらず新鮮な魚が手に入らない現状に嘆いていた。大勢押しかけた軍人により、独占されていたのだ。
ならば自分たちで釣ればいい。こうしてしばらくの間、ヴェル達は釣りとバウマイスター伯爵領での土木工事と、一体何をしに遠征したのかが疑問になるような生活を続けるのであった……。
漁場で遭遇するアーネストの教え子たち! 魔族のマスコミからまさかの取材!? そしてついに『魔王』と接触するヴェル一行! 新たな舞台、魔族の国に至る第十九幕!
感情タグBEST3
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グダグダ感はあるが、
あの頃の日本を彷彿とさせる魔族政権のグダグダ感。まあ、そこは設定なので諦めてもらって、次巻以降、その陰で発展するバウマイスター領や魔王様の成長を楽しみに待ちましょう。次巻以降、WEB版とどう変わるかも楽しみです。
魔族の実情…
今回は魔族の実情がつまびらかに…
うん、どこかで聞いたような話で実に耳が痛い、魔族のイメージが崩れる…
相変わらず会議は踊り、外交交渉は進展しない…
ぐだぐだな展開がまたもや、でも会議ってそんな物だよね?
次巻に続く…
魔族の国紹介巻
今巻は、かなりの部分が本格的に絡んできた魔族の国の紹介、国情説明の巻です。そしてこの国はまんま「数年前の現実世界の日本」です(もちろん細かな所は違いますが)。なので魔族の国の事を説明=現実日本の説明になってしまっていますので、途中からは説明自体に新鮮味が無くなって飽きてしまいました。
とは言っても主人公ファミリー勢ぞろいしているし、なんだかんだとバタバタドタバタして面白く仕上がってはいると思います。