あらすじ
魔族との初邂逅から一年、ヴェルはアグネスら弟子三人娘、フィリーネとの結婚式を迎える。式がひと段落したころ、ブライヒレーダー辺境伯が『ハグレ魔族』に起因する厄介事を語り始めた。
辺境伯によると、魔法使いのいない地方貴族が、魔法が使える者なら魔族でも問題ないとして彼らを雇い入れ、代々抱えている細かい諸問題をその力で強引に解決しようとしているのだそうだ。かえって傷口が広がるとも知らずに……。
そして案の定、紛争は起こる。借金苦のブレンメ男爵家の嫡男イーヴォが、マインバッハ騎士爵領内にある魔導飛行船の発着場を占領すべく『ハグレ魔族』を率い動き出したのだ。
その情報は、ブレンメ男爵家の令嬢イヴァンカが文通相手であるアマーリエの息子カールに宛てた手紙から判明したのだが、これを知りヴェルは動揺を隠せないでいた。
――あの幼く可愛かったカールが貴族令嬢と文通……いったいいつの間にリア充に……。
各地の紛争に甥っ子の文通事情。ヴェル的にはどっちも苦い感じの第二十四幕！
感情タグBEST3
はぐれ魔族対応ですね
上級貴族なのに下級貴族に対してまで低姿勢過ぎないか？とか、気に障るところは色々あれど、やっぱり続きが読みたい。
今回ははぐれ魔族対応ですね。
Posted by ブクログ
表紙はアマーリエ義姉と甥のカール。
ハグレ魔族を雇った領主が紛争を起こす事案が頻発。
カールと紛争相手の男爵令嬢イヴァンカの文通から始まるリア充にヴェンデリンは…。
ルィリーネと弟子娘三人との結婚、何故が新婚旅行で行った山小屋経営のヴェンデリン達。
恩を仇で返す
何故にホーミア辺境伯は自分が助けられたのに邪魔をする？命の危機だったのに苦労して助けられて感謝するのが普通と思うが…ヴェルの戦力を剥がしにくるのは…
今回も書き下ろしだが…
今回もWEB版にはない書き下ろし展開。
未だに魔族との交渉が進捗しない中で、リンガイア大陸に就職難な魔族たちが密入国して、貴族たちの紛争に雇われて参加するハグレ魔族が問題に…
個人的にラストの辺りが微妙…
エルヴィンを、という辺りが気に食わない…
そもそも、他領地で相続権放棄してるはずだし、陪臣契約を既に交わして重臣になってる奴を引き抜きとか良いのか…？
シリーズ作品レビュー
