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Posted by ブクログ
#novel
過去の凄惨な事件で、タイトル通りの狂気の精神状態にされてしまった二人が主人公のダークサイコバカポーデテクティブラノベ(どんなだ)続編。
前巻ラストの爆弾が破裂。主人公の心の結界も破壊され…
とにかく非常に辛い。読みづらいというのもありますけども。彼女の死に様の描写が必要以上で辛い。あまりに救いのない展開が辛い。主人公の精神の崩壊の、その過程が詳らかに過ぎて辛い。
一冊の大半を、主人公が本当の狂気へと至る独白で埋められています。主人公がメタ的作者目線になったり、興味深い展開もあるにはあるのですが…後半は文章的に意味を成さない文字列の羅列が続いて…読んでるこちらが苦しくなる。
しかしこれほどの執拗な狂気の表現を読んだのは始めてかも。むしろここまで描いてくれれば天晴です。でもやっぱり好きにはなれない作品なんですけども。つうかよくこんなの発行できたな、的な。
でもでも、今巻を読み飛ばさずちゃんと最後まで読める方とは、友達になれそうな気もします。
嘘だけど。
・入間人間「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈9〉始まりの未来は終わり (電撃文庫)」
Posted by ブクログ
凄く気分が落ちた。でもこの巻がすごく好きだ。丸々一冊かけて現実を、自分の気持ちを認めるまでの苦しみが、痛々しくぶっ壊れた表現から伝わり過ぎるくらい伝わってきた。「クループ」が名言過ぎる。
Posted by ブクログ
みーくんの頭がパーン!な巻。
一体みーくんが何が言いたいのかよくわからないシーンがたくさんあります。よっぽど混乱してるんだなぁ、と。
長瀬の死はあそこまで・・・酷いものだとは思いませんでした。
自分の元カノだから。そんな理由であそこまで可哀そうな死に方だったならみーくんがあんなに狂うのも仕方なかったかなって思います。
最後らへんの湯女さんがかっこよすぎるww
Posted by ブクログ
長瀬透が死んだ。みーくんは少しずつ壊れていく。
まーちゃんが殺人犯に連れ去られた後は、完全に壊れます。
そっからの文章が色々とぶっ飛んでいて少し読みづらい。でも、なんか切なかった。みーくんが初めて(?)の涙を見せるからだろうか。
恋日先生にプロポーズしちゃってますが、結構本気で言ったのかなと思いました。
他にも妹に会いに行って同居しないかと提案したり、伏見宅に行って浮気(?)を図ろうとしたり……。伏見宅のくだりの文章はびっくりした。
湯女の登場が嬉しかったです。
湯女と茜の励ましによって無事みーくんは、右腕はボロボロだけど復活。
Posted by ブクログ
カバーを外すといつも見えてくるのは 暗い印象を残す モノだった。
が、この巻は背表紙の場所に一言。
赤字で『終わるために死にます。うぃー。』とだけ。
長瀬透が死んだ。
そこから始まる物語。
みーくんが、壊れる。
長瀬は誘拐され、損壊されて、無残な姿で側溝に捨てられていた。
まーちゃんとバカンスを楽しんでいた時の出来事。
暫くして、まーちゃん宅にみーくんに犯人から電話。
壊れ方が加速していくみーくん。
どうにも みーくんに近しい人を殺していく との殺人予告。
犯人は 誰 なんだろうか?
目的は 何 なんだろうか?
奈月さんに学校の保健室で面会し、にもうとに会いに行く。
恋日先生に会いに行き、ゆずゆずに会いに行く。
ゆずゆずとは会えずに、湯女登場。(病院を抜け出したみーくんを拾ってお世話してくれた)
みーくん、壊れすぎててまーちゃんが取り上げられた事実からも目を背けて。
まーちゃんを取り上げられる時に右腕全壊に至る。
全編に ぶっ壊れた精神全開の上で成り立っている物語 なので多分精神的に受け入れられない人は多々いると思う。
私的には あー・・・解る、判る ってカンジだけど(^-^;)
まーちゃんとのラブラブ度はある程度維持しているモノの、今回はみーくんの壊れ方がメイン。
最終巻に向かって湯女の導きで、みーくんとして立ち直る。
湯 女 『まずは何処へ行くつもり?』
みーくん『ちょいとハッピーエンドまで』
次巻、lastです。