あらすじ
魔王城を打ち上げ、エンテ・イスラでの人間同士の争いも治めた魔王たち。残すは天界で神討ちに挑むのみ──だったのだが、その前にやるべきことがあった。魔王と勇者はじめ、一同が正装で向かったのは、千穂の自宅、佐々木家だった。
千穂の父と会い、日本にやってきた当時のケジメをつけた魔王。しかし頂点会議から続く体調不良で、日常生活にも影響が出ていた。決戦を前に、見かねた恵美は魔王を心配するのだが──?
最後まで格好つけられない魔王たちを待ち受ける、天界の真実とは。神討ちは成るのか。成ったとして日本での生活はどうなるのか――フリーター魔王さまと元テレアポ勇者の長い戦いもついに決着、庶民派ファンタジー、感動の完結!
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最終巻
・イグノラとの決戦があっさり終わって驚きましたが、敵のバックグラウンドよりはそこに至るまでの魔王たちの日常が大事な作品なんでしょう。
・最後に選ばれたヒロインは…これは読んで確かめて欲しいですが納得のいく落とし方をしてくれたので満足です。
釈然しない…
いきなり不穏な空気で始まり、神討ち後と神討ちを交互に進行していく形式。
神討ちに関しても不穏な空気感は演出しているけど、個人的には不発…
もっと熱い展開の後に日常回帰的にして欲しかったかな…
結局、イグノラが何をしていたかも謎な部分も多いし…
いっそ本編クライマックスとエピローグで二冊に分けた方が良かったのでは…