「亜人」―――死なないヒトは、人間か、怪物か。
突如、存在が確認された死なない人間「亜人」が世間を騒がせた。未知の存在は大きく取り上げられたものの、あくまで死なないだけであること、実際に死ぬまでは判明しないことが判明し、いつしか人々の興味を惹くことはなくなっていた。
そして、最初の亜人が発見されてから17年、主人公・永井圭は交通事故によって亜人であることが判明する。希少な存在である亜人として政府や特殊機関から追われることとなった圭は、家族や故郷を捨てて逃走劇を強いられることとなる。
その中で出会った自分以外の亜人やそれに関わる人々を通して、亜人を取り巻く陰謀、そして人と亜人の未来を巻き込んだ戦いに巻き込まれていく……。
実写化・アニメ化もされた本作は、濃厚な物語と、それとともに変化していく迫力のある画風は勿論、緻密に描かれた頭脳戦が魅力。
登場人物それぞれが覚悟と目的、強い信念をもって行動することで組みあがっていく、勢いがあるのに理路整然とした物語は、読みだしたら手が止まりません。
「人間らしさ」とは何か、生きるとは何か。全17巻で描かれるヒトの物語、ぜひご一読ください。
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不死身の人間である主人公がただ逃避行をするだけの話かと思ったら、ジョジョのスタンドバトルみたいな(表紙のやつですね)化け物同士で戦わせててびっくりした。亜人によって使役する化け物の形が少しずつ違うのもまた面白い。
亜人ってタイトルだけ知ってたけど、死なないんだ!
頭脳明晰な主人公だけど、ちょっと不安定なところがある…というか人間として危うい子。
デスノートのライトを思い出してしまった…
全然違うけど。
カイの存在がケイを救ってくれたけど、カイから離れたケイ…大丈夫かな。
アクションが迫力あってハラハラ!
不死身
主人公が不死身、て事位しか知らないまま無料に釣られ読み始めたが、面白い。
いかに人間が利己的で他の種族には何処までも残酷になれるかが描かれている。
今の所、唯一の救いは幼馴染の存在。
実体が知れ無いという事は、どんなものでも恐ろしい。亜人も、人の心も。痛みを感じている亜人への実験は相当ひどく胸が苦しくなる。永井圭がどうなっていくのか気になる。
Posted by ブクログ
全巻よみました。テンポが良く毎度毎度ドキドキとハラハラが止まらない。一巻読むのに時間はあまりかからずアクション映画を見てるかのような作品だった。誰かが佐藤を寿命までに復活させないことを祈る。
結末が見えない…
冷静で物事への執着がなく、言ってしまえば冷血な一面すら見える主人公が、大切な人たちのためになんだかんだ戦っている姿が、これまでのヒーロー漫画とは違って読み応えがある。ここまで来るとラスボス佐藤が生き残るのでは…と思えてくる。これからの展開が楽しみ!
Posted by ブクログ
不死身の身体を持つという「亜人」は、いわゆる「人間」ではない。この世界では「亜人」とされた「元人間」は、研究対象であって人権もない。
主人公の永井圭は、少年の頃から黒い幽霊のようなものを見たことがあった。ある日トラックに轢かれて死亡するが、即座に蘇生する。同級生の目の前で「亜人」であったことが発覚するのである。
亜人を捕獲し、研究すると称して人体実験を繰り返す亜人管理委員会。そして正体不明の「帽子」と呼ばれる男。
「亜人」とは一体何なのか。謎は深まっていく。
Posted by ブクログ
まだまだ謎が多いです。
亜人を拷問にかけるのは痛々しくて。。
永井くん、亜人になってすぐに状況に対応しててすでに人間離れしてますね。。
Posted by ブクログ
亜人を人と思っていないというところが
とても気味が悪い。
同じ生命を持って同じ形をしているのに
人はどうしてこうも傲慢になれるのかと思うのだが
実際亜人がいたらこういう世の流れになりかねない
とも思うのがとても怖い。
亜人本人も死んでみて初めて自分が亜人だということに
気がつくというのが切なく苦しいし、
それでも友達であることに変わりはないと
悩まず判断を変えないカイはとにかく恰好良い。