あらすじ
『なんて素敵にジャパネスク』などで一世を風靡し、多くの読者たちを魅了した氷室冴子。その90年代初頭にヒットした伝説の大河シリーズ『銀の海 金の大地』(「真秀の章」全11巻)を復刊! 2025年、月に1冊ずつオレンジ文庫より発刊していく。カバーイラストは、初版で装画を担当した飯田晴子による描きおろし。巻末には氷室冴子ゆかりの作家・文筆家たちによる解説が収録される。
舞台は大和王権が成立してまもない古代日本、湖(ウミ)の国・淡海(おうみ)。14歳少女・真秀(まほ)は、複雑な生い立ちゆえ疎外されていたが、病で寝たきりの母と目も耳も不自由な兄を支えながら気丈に生きていた。やがて彼女は自身に流れる巫王の一族「佐保」の血のため、時代の争乱に巻き込まれていくのだが――!?
「古事記」を愛した氷室冴子が全力をかけて綴った、息もつかせぬ怒濤の物語を再び――!!
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Posted by ブクログ
SNSで発売を知り発売日に無事入手、何日かの積読をえてこの土日でやっと読めました。読み始めるとあっという間でいややっぱ相当面白い。
4〜5巻までは読んだ記憶があるのだけれど、もう30年以上前、だいたいの流れわかってても面白かった。イラストが表紙だけでなく中も総リニューアル?!すごい美しいのでコバルト文庫一揃え持っててもこれは買いでしょう。特に表紙の真秀ちゃんのイラスト、ヒロインの強さというか張り詰めた感じというかいっぱいいっぱいで頑張ってる少女の覚悟のようなものが伝わってきて切ない。表紙だけでも観る価値あり。
復刊待ってた
当時はイラスト集含め全部買ったし、結末も覚えてるから、発売日に買ったけど、11巻まで買って一気見しようと思っています。が、他の方のレビューに中のイラストも新しくなっているとあったので、禁を破りたくてウズウズしている…。確か7巻くらいまでジェットコースター展開だったからその辺まで待つかどうしよう。とりあえず当時思っていたことは、真秀の章以外の構想も知りたかった、もっと長生きしてほしかった、これに尽きます。後の方の巻の後書きで失礼なファンにキレてたなー(「この内容なら3巻くらいで書けるはず」→もう、あらすじだけ読んでろ的な)とか思い出してしみじみ。