あらすじ
メイジアン・カンパニーのメンバーは魔工院の設立準備を進めていた。達也は十師族の一員である八代家の隆雷に、学院長就任の打診をする。魔法資質保持者の人権自衛という目的のために、着実に行動していた。
そんな中、加工途中のレリックを狙った魔法師犯罪が勃発。その背後には人造レリック盗難事件の犯人が属していたUSNAの魔法至上主義過激派組織『FAIR』の影が……。達也はこれに対抗するために同じくUSNAの魔法団体『FEHR』との接触を試みる。
三つの組織が交わることでレリックを巡る争いが激化する――。
感情タグBEST3
続きを読みたくなる
毎度の事だけれど纏めて買って暫くは楽しめると思っててもどんどん読み進めてしまう。世界観とか魔法の仕組みだとか細かい事はそこまで気にせずともなんとなくこんな状況とか理解出来る作品なのが良い。
非常に面白い
高校編の時の読み易さと戦闘の軽快さが失われず、その上で登場人物の立場や考え方の成長が伺えて、続編として素晴らしい物だなと強く感じました。
今回も面白かったです!
残念なのは達也と深雪のからみのシーンはちょこちょこあり満足してるのですが、挿絵がなかった事ですね。
次巻はもう少しあるともっと嬉しいですね
Posted by ブクログ
レリックをめぐってFAIRと協力関係にある進人類戦線が盗掘をたくらむ。一方達也は魔工院設立のため八代隆雷を学院長に迎え、FEHRと協力関係を築けるか探る。
宇宙衛星高千穂では、光宣と水波が命を吹き込んだパラサイト、マギーを留守番に、サンフランシスコに上陸。FAIRはシャスタ山にレリック探しへ。
遼介と真由美はFEHRとの交渉に。進人類戦線リーダー呉内杏には元老院の塩飽を受けた十六夜調が支援していた。
一気読み
表紙の真由美は大人になったなーと思っていたら、本編での扱いが酷すぎる。しかもみんなして(笑)登場人物増えるし、舞台が違うからしょうがないけど、同級生組との絡みももっとみたい。
任侠もの?
・なんでしょう、メイジアンカンパニーにタイトルをかえてから任侠ものっぽい感じがして来たような。深雪もそのうち「姉御」と言われる事があるのでしょうか?妄想が捗ります。
・無印から名前だけ出てた元老院も本格的に暗躍し始めてますね。主題は元老院との闘いになるのか、それとも人種的な話になっていくのか。今巻で話が一気に広がった感じがします。
2巻読みました。
相変わらず読んでいてワクワクしてくるストーリーで毎度楽しませてもらってます。
黒羽の双子が推しなので活躍してくれている今巻は非常に満足。
あと遠上くんが真由美を助けるシーンなんかもとてもかっこよかった。
Posted by ブクログ
人は、一度非合法を必要悪と認めてしまうと歯止めが効かなくなる。不遇な扱いを受けていたからこそ、認められたい気持ちはわかるが、かといって自分の行いを正当化してしまうと、もう何でもありになる。人間社会の難しいところ。
いろいろな勢力がそれぞれの思惑に基づいて行動し、絡み合って話が展開していくのはこの著者の得意とするところ。その反面、スピード感や爽快さに関してはもう一つだったかもしれない。しかし全体としては満足行く面白さ。
Posted by ブクログ
三つ目の組織が新たに登場し、レリックの争奪戦が始まりそうなところ。
伏線と思われる文章が多く出てきて今回も長い物語になるのかなと思ってしまう。『高校』の時の登場人物がみな大人になってお話自体がおとなしくなってしまったなぁと…。そんな中リーナは相変わらず変わってない。そこがまた良いです。
登場人物がまた増えてきました。魔法の種類もたくさん有り解説書が欲しいです。
良い。
予想通り、レリックをめぐる話になったが、それだけじゃ無い。メイジアンとマジョリティの話になっていくのだろう。まるで、歴史小説みたいだ。どういう未来史が描かれるのかが楽しみだ。
ただ、終わるまで20巻くらいとすると、1年2巻ペースで10年だ。また、10年付き合えると思うと楽しいような、大変なような、複雑な感じである。