【感想・ネタバレ】私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い！22巻のレビュー

谷川ニコ

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祝！200話達成!!監督、智子ついに撮影開始!!
文化祭の出し物で映画を制作することになった智子。何とかシナリオを作り、それぞれのキャスティングを決めついに撮影を開始することになる！10周年＆200話企画で実施したベストコンビ漫画を収録!!
(C)2022 Nico Tanigawa

[ブクログ · ★★★★★]

　祝200話という事でベストコンビ上位5組の話からスタート。

　1組目は智子とゆり。主人公以上にぼっちしているゆりが、智子相手には結構喋るし遠慮が無く接していて心を許している感じがあると思います。初期からは想像も出来ないくらい自然に暴力を振るう様になったけれど、それも今の智子とゆりの距離が近くなったが故なのかなと思いました。前巻のクリスマスでは横綱扱いで、今回は格闘技の鉄槌と段々容赦が無くなっている気もしますが、それも仲がいい証拠なのかな？

　2組目のクロとネモは、相変わらずネモが独り相撲している感じがあります。ネモの友達に対する理想が高過ぎるが故なのだと思いますが、智子の察しの悪さも相まって不憫な印象になってしまいます。けれど、完全に智子がネモを顧みてないわけでは無く、ネモの好きなアニメの話を振るなど歩み寄りを見せ……何故かエロい方向に話がいくのがお決まりになりつつありますね。ネモも智子の影響で要らんドエロ知識を植え付けられ、やっぱり不憫なキャラですね。

　3組目は黒木と内。内さんは智子と関わり1番変わったキャラなのだと思います。智子のキモさに汚染され、智子のキモさを追い求めるキャラにされた智子の被害者ですね。一方的に追いかけていた時とは違い、智子の方も内さんに歩み寄っている事もあり、今回は素直な智子が見れました。ここまで内さんの発言に疑問を抱かないと、誰かに騙されないか不安になりますね。（既にこの話で内さんに騙されていますが）今回の話は、珍しく内さんが報われている話になっていて、2人の仲が縮まっている事が感じられ良かったです。

　4組目はサチとこはる。人気投票時点では単行本にほぼ出てきていないサチがランクインしていて吃驚しました。この2人は、今のところ智子が関わっていない2人なので、今後関わりを持つのか気になるところです。ですが、2人とも人の悪口陰口が好きだったりマウント取り合ったりと、智子とは馬が合いそうに無いですよね。なんだかんだ、性格が悪い同士仲が良くて、今後目が離せないコンビになりそうです。

　5組目は田村と根元。智子繋がりで知り合った2人で、お互い反りが合わなそうな2人ですが、段々と折り合いが付いてきた気がします。ゆりは智子に対して独占欲があるのか、ネモに対しては常にマウント取ろうとして、それにめげずにネモが仲良くしようとしているという関係性で固まりつつあるのかな。付かず離れずの2人ですが、一緒にいる事が多いし、これからも相変わらずの関係でいてほしいです。

　本編ではやっと映画制作を開始。一緒に悩んでくれるゆりや吉田さん、コーヒー差し入れてくれるネモ、無条件で褒めてくれる雫と皆んなが協力してくれる事が当たり前の様になりつつあり、昨年一昨年とは変わったのだと改めて感じました。撮影にも沢山の人が協力してくれるし、もうリア充といっても過言では無いと思います。

　また、人一倍スケジュール管理に厳しそうな明日香が皆んなの髪型弄っていて時間無駄にしたり、朝からクロキヘアで登校したりと、明日香も智子っぽい配役もらって浮かれてそうなのが分かり、意外な一面が覗けたようで良かったです。その後の内さんや風夏との会話を見る限り、相変わらず明日香の中で智子の評価は高そうですね。

　他のクラスもコーヒーカップや演劇と少しずつ文化祭への準備が進んでいる事が分かり、文化祭まで楽しみです。

[電子マン · ★★★★★]

ゆりちゃんが役者に！？

まんべんなく各キャラに光が当たるが、ゆりちゃんと別クラスの性悪娘の出番が結構多い。
話は文化祭の映画製作がメインで、ようやく方向性（ちょいエロ？）が定まって撮り始めた感じです。
ある意味、もこっちの指示で実現したネモのフェ○真似が一番の見せ場ですな。

＃笑える